九重連山
坊ヶツル湿原から最高峰中岳、久住山を歩く




山行日:2014年9月11、12日
天候:晴れのち曇り 午後よりガス発生
メンバー:ミーとマン氏 山休
コース 初日:長者原(13:50)→雨ヶ池(15:35)→坊ヶツル湿原(16:15)→法華温泉山荘(16:32 泊)

二日目:法華温泉山荘(8:00)→鉾立峠(8:25 8:30)→白口岳(9:51 10:17)→東千里浜(10:45)→中岳(11:10 11:29)
→天狗ヶ城(11:43 昼食 12:39)→久住山(13:18 13:23)→諏蛾守越(14:55)→長者原(16:04)

白口岳・・1720m 中岳・・1791m 天狗ヶ城・・1780m 久住山・・1786.5m


8月中に右足薬指を不覚にも骨折し、予定していた北アルプスジャンダルムを無念の断念!

相棒ミーとマン氏よりそれでは九州に行きましょうとお誘いのメールが!北アの岩場やガレ場の下りはちと厳しいが
穏やかな山容が売りの九重連山ならと10日午前0時に枚方を出発。


名神、山陽道、九州道を走りまずは相棒の墓参りを佐賀で済ませて以前より訪ねて
みたかった吉野ヶ里遺跡を訪問! 弥生時代にタイムスリップ。


*吉野ヶ里遺跡は紀元前5世紀より紀元3世紀まで700年間も続く弥生時代の大切な遺跡です。
弥生ロマンの吉野ヶ里遺跡 発掘物

弥生ロマンを楽しんだ後、九重連山登山口のある大分県長者原へと移動。
途中新名所である九重夢の大橋に寄り道をして13時30分登山口である長者原ビジターセンターに到着。

九重夢の大橋 九重連山登山口 登山口活火山の硫黄山を望む

今日は法華院温泉まで約3時間のトレッキング、準備を完了しラムサール条約に登録されているダテ原湿原へ。
広大な湿原には植生を保護する為に木道が通されており、カメラ片手に歩きはじめると早速シラヒゲソウがゆらゆら!
そして環境省レッドデータブック絶滅危惧U類に指定されているツクシフウロを発見! おおラッキー!

小橋を渡るとダテ原湿原 ラムサール条約に登録されている広大な湿原ダテ原
ダテ原湿原に咲いていた花達
アケボノソウ サワギキョウ コオニユリ
ツクシフウロ シラヒゲソウ ゲンノショウコ

湿原を抜けると登山道であり、気持の良い樹林帯を黙々と登り続けることおよそ1時間程で雨ヶ池峠に登り着く。
登山道沿いにはツルリンドウ、ママコナアキノキリンソウも姿を見せてくれる。
気持の良い樹林帯 オオヤマレンゲも 雨ヶ池峠

ベンチで一息入れてさらに足を伸ばすと雨ヶ池である。池?水がない?雨が降ると池が現われるそうで今日は湿原!
このあたりはマツムシソウの群生地で木道沿いには薄青の花がいっぱい浮かんでいる、タムラソウ、サイヨウシャジンもチラホラ。

前方に平治岳を望見ながら雨ヶ池をゆく
マツムシソウ タムラソウ サイヨウシャジン

雨ヶ池乗越から緩やかなに下ってゆくとやがて眼下に坊ヶツル湿原が見え出してくる。
相棒の口からはテンションが上がっているのかなにやら雑音が!

坊ヶツル賛歌を口ずさんでいるようであるが耳を澄ますとそれ『あがた森魚』の赤色エレジーやで!
イメージ壊さんといてくれるか!とクレーム!

坊ヶツル湿原・・・左のピークは大船山

湿原横をノンビりと歩いて今日の宿法華院温泉に16時過ぎに無事到着。
温泉に浸かり頑張ってくれた右足の疲れを癒す。

食後、明日の九重連山縦走に備えて早めのお休みみタイムへ。

坊ヶツル湿原 法華院温泉山荘
登山道に咲いていた花
ツルリンドウ シモツケ ママコナ