鈴鹿入道ヶ岳
椿大神より井戸谷、二本松ルートにて花を愛でる

山域:鈴鹿
登頂回数:16回
山行日:2022年3月28日
天候:ほぼ晴れのち曇り
メンバー:K先生ご夫妻、山休
ルート:椿大神第三P(8:35)→井戸谷登山口→井戸谷→避難小屋→入道ヶ岳→二本松→登山口→椿大神第三P(14:48)
行動時間:6時間13分 歩行距離:7.4km


毎年春の恒例行事にしている入道ヶ岳花巡りへと枚方を午前7時前に発進。
当初は30・31日の天候の良い日を予定していたのであるが、どうも不安定な予報で急遽の予定変更である。
京滋バイパス、新名神を走り、4000m級のトンネルを4つ通過して8時10分過ぎに椿大神第三Pに到着。


朝ご飯代わりのパンを頬張りながら準備をしていると・・・見覚えのある車が入ってくる! な・なんとK先生ご夫妻である。
昨年のビデオを見ているかのように、今年も駐車場にてのバッタリである。
先生ご夫妻も天候を考慮され、30日より予定を変更されたそうである。


今年もご一緒させて頂くことになり、花博士の奥様がおられるのでとても心強い。
登山前の定番儀式を済ませて、椿大神に一礼し、近況報告や山野草を探しながら井戸谷登山口へと向かう。

椿大神 北尾根登山口・・昨年はここに下山 井戸谷・二本松コース分岐
登山口までに顔を見せてくれたタチツボスミレとエンゴサク

井戸谷登山口からは崩壊地を越えて杉林の急登をエイコラ。
三番標識をトラバース気味に通過してゆくと井戸谷本流へと着く。ここからが花巡り本番である。
出迎えてくれたミヤマカタバミをパチリとして谷筋を登ってゆく。

登山口・・・標識1番 井戸谷本流とご夫妻 ミヤマカタバミ

ドボンと浮石に気を配りながら目線はお気に入りの花であるハナネコノメを探す。
.探すまでもなく小滝、岩壁にびっしりと咲いており、押すだけの一眼レフで撮影タイムのスタート。

平日であるが、花を求めてたくさんの入山者の方が居られ待ち時間も発生。
待ち時間にお話をすると、長野や岐阜から遠征の方もおられて流石花の入道ヶ岳は全国区と感心。
桑名在住で花好きの女性の方とも懇意になり、下界同様にソーシャル・ディスタンスで花談義も弾む。


お気に入りのシロバナ(ハナネコノメソウ)・・・今年も会えて大満足


親戚のニッコウネコノメソウ、そしてトウゴクサバノオ、ヤマルリソウもコラボレーションしてくれていた・・・感激!

次は入道ヶ岳を全国区にした名花ミノコバイモ、今年はどうかな!
小さな谷であるが、ミノコバイモに会うまではトラブルは厳禁とロープ付きの斜面を慎重に登ると避難小屋へと着く。
小屋の廻りにはこれから先も花◎ですよとミヤマハコベが満願の笑顔! 期待しよう!


観察中のご夫妻 避難小屋へ登る ミヤマハコベ

ミヤマハコベの予告通りにミノコバイモがてんこ盛りに咲いており、テンションが一気に上がる。
押すだけ一眼のパワーを信じてパチり!パチリ!パチリ! 昨年並いや昨年以上と感激の撮影タイムとなる。

*群生地はルートに記載していません!

ミノコバイモ群生 ミノコバイモ 一緒に咲いていたキクザキイチゲ

今日の目的をほぼ達成し、懇意になり一緒に登ってきた女性に記念撮影をお願いする。
4人連れの若いグループが登って来られ、「フクジュソウはどの辺に咲いてますか」と聞かれ、もう旬は過ぎており
咲き残っているかもしれませんが、今は足元に咲く一輪のミノコバイモが旬とお応えすると・・・・

「わぁーかわいい」と歓声を上げられていた。 若い登山者は素直でいいなあ!


先生ご夫妻と 登山道脇にもポツリ、ポツリと咲く ヤマルリソウもあちこちに咲く

標高が上がるにつれ伏流水となった谷筋をゆっくり登ってゆくと、二リンソウ、マルバコンロンソウも姿を見せてくれる。
得した気分で福寿草群生地分岐まで登ってくると咲き残りも・・・嘘にならずに良かったとパチリ!

標識6番までは冬枯れの道が続き、ミツバツツジまだ花を咲かせていないようだ。

標高が上がると谷筋は伏流水となる 福寿草群生地分岐付近 6番標識はまだ冬枯れ
マルバコンロンソウ 二リンソウ フクジュソウ

最後に地味であるが、存在感抜群の一つ目小僧のカンアオイをなんとか見つけて笹原を入道山頂稜線へと登る。
この登りが結構ハードで何度も立休憩を連発。リズム良く登られる先生ご夫妻に置いていかれそうになるもなんとかクリア。

カンアオイ 笹原の急登 リズム良く登られるK先生ご夫妻

稜線に広がる馬酔木のトンネルを抜けてゆくと大鳥居が姿を現して山頂となる。
その山頂からは360度の展望が広がり、眼下には少し霞んでいるが伊勢湾を見ることができる。
標高は1000mに満たないが、展望と馬酔木が作りだした箱庭のような景観がセブンMに選ばれた理由の一つであろうと思う

北の頭越しに聳える鎌ヶ岳と御在所岳 眼下に伊勢湾を望む ピークでの記念写真

ランチは風の強いピークを避けて二本松ルート下降点にて少し間隔を開けて!
今日の成果や先週もバッタリお会いした比叡山、比良、西山等のお話をして楽しいひと時を過ごす。

昨年は北尾根コースを下山しているので、今回は二本松コースで下山。

アセビのトンネルが続く二本松C 途中の避難小屋 日本松登山口

駐車場までの道に咲く色々な野草を奥様にレクチャーして頂き花の知識が少し増えたかな!
花の名前を失念してはならじとブツブツと念仏を唱えるようにして車へと戻り着く。

K先生・奥様、今日は一日ありがとうございました。

帰路は渋滞に巻き込まれることなく16時30分に無事帰宅。あぁ花の名前失念している・・・ちゃんと書いとけ!

奥様に教えて頂いた野草・・・ヒメウズ・キュウリソウ・ショカツソウ