比良フラワーハイク
正面谷より神璽谷で花と滝めぐり

山行日:2021年3月22日
天候:小雨からあられ混じり強風(寒し)
メンバー:単独

ルート:イン谷口(9:45)→かくれ滝(10:26 10:31)→青ガレ・金糞滝(10:49 11:02)→金糞峠(10:41)→奥の深谷→八雲ヶ原・高層湿原(12:17 12:25)
→北比良峠(12:41)→神璽谷→神璽の滝(13:50 ランチ 14:05)→カマグロの滝→イン谷口(14:32)
歩行距離:9.0km 行動時間:4時間47分


山仲間さんより比良の花便りがどんどんと届き出動することに!
本来は前日の日曜日の予定であったのだが、あいにくの雨で一日延期の本日に発進。

明日は春の花巡りで一番の楽しみにしているミノコバイモ、山野草でお気に入りベストスリーの
シロバナネコノメソウに会いに鈴鹿へ出動予定がある為、体力温存で武奈山頂は踏まず正面谷、神璽谷のミニコース設定である。

目的の花はミスミソウとイワウチワ。

時間が早いと開花不足の恐れがある為、遅めの9時20分に大津ワンゲル駐車場に到着。
予定外に小雨が降ってきておりしばらく様子を見てまずはミスミソウを求めて正面谷へと脚を向ける。

イロハモミジのトンネルをくぐり、雨が気になるも大山口を順調に通過。

大津ワンゲル駐車場 イロハモミジのトンネル 大山口

谷沿いに続くコースへと入り久しぶりにかくれ滝へ寄り道しパチリ!
登山道に戻り砂防ダムを幾つか巻いて山側道へと登る。堂満ルンゼ取り付きを左に見て青ガレへ。
この辺りより雨はあられ混じりに変わり結構さむい!・・・花がヤバイ!

かくれ滝 谷筋より山側道へ 堂満ルンゼ取り付き

ミスミソウを探しながらゆっくりと歩むと・・・発見! アレレ!しぼんでいる!
寒くてあられが舞っている為、花も寒いようでどうも起きれないようだ!


目的の花がゲット出来ずに雨とあられで下がりかけているテンショウンがさらにダウン!
金糞滝で休憩を取り、もう一つの目的花はゲットするぞと気持ちを入れ替える。

起きてくれません 金糞滝 代わりに馬酔木


青ガレを三点支持でクリアし、我が鬼門となる金糞峠への激登りに入って行く。

シニアグループに仲間入りしてからはここの登りが一番キツク感じる。
何度も得意の立ち休憩を連発しては息を整え、徐々に高度を上げ『キツイ』の言葉と同時に金糞峠に登り着く。

空からはあられが仁丹玉のように攻撃してきた寒い。
青ガレの登り 正面谷の登り 金糞峠
仁丹玉のようなあられの攻撃をうけても元気に咲く金糞峠のバイカオウレン

寒いのでバイカオウレンをパチリ、パチリとして八雲ヶ原に向けて奥の深谷に下降。
ヨキトウゲ谷方面への分岐になる小橋を渡り、奥の深谷沢沿いを歩く。

正面谷の激登りとは違い道は穏やかであるが、あられの攻撃がさらにきつくなり沢沿いに咲くバイカオウレや沢音を楽しむ余裕もなし!
30分強で八雲ヶ原へと着いて高層湿原を見学。二株程咲いているミズバショウをズームでパチリ!

分岐の小橋 奥の深谷 沢沿いに咲くバイカオウレン
八雲ヶ原 高層湿原 ミズバショウをズーム

北比良へは山の友人先生ご夫妻命名のくまさん道(遊歩道)を選択して登り返してゆく。
青空が全く無いマザーレイクと今日は登れなかった見えない武奈ヶ岳に次は寄りますと一礼。

蟻地獄上部をトラバースして神璽の谷下降点へ。

北比良峠 マザーレイク展望? トラバース

早咲のイワウチワを求めてダケ道分岐より神璽の谷へ。
蟻地獄横を滑って滑落しなしように慎重に降り、痩せ尾根を三角岩へと下降。

三角岩周辺はイワウチワの群生地となるがまだ開花している花は無くもう少し先か!

下降点より神璽谷を覗く 痩せ尾根の下降 三角岩(蟻地獄への目印)

三角岩からは沢沿いのガレ場、小橋、ロープ場を黙々と通過し、比良明神まで一気に降る。
比良明神まで降ってくると空が次第に明るくなり、琵琶湖方面に青空が見えはじめる。

もう遅いわとブツブツ言いながら白ガレをトラバース。神璽の滝上部を渡渉して少し降ると滝への分岐となる。

降って来た谷上部 砂防ダムに架かる小橋 ロープ場
比良明神 白ガレのトラバース 神璽の滝分岐

比良で一番早くイワウチワが咲くと思っている群生地は! 天候不良にもめげずバッチりと花を開いており納得の撮影タイム。
八雲ヶ原で採り損ねたでランチをここですることに・・・花を愛でながら食べるおにぎりは別格に美味い!


日の目的花の一つイワウチワとシュジョウバカマ。 ミスミソウは残念であったが、まずは満足かな!

ビューポイントの神璽の滝を見学し、リフト道から最後にカマブロの滝に下山の挨拶をして本日の山行を終える。

神璽の滝 リフト道との合流 カマブロの滝