比良釈迦ヶ岳
神璽谷より北比良、釈迦ヶ岳、ワンゲル道下山

山行日:2020年4月16日
天候:晴れ後曇り
メンバー:単独
ルート:大津ワンゲル駐車場(10:15)→神璽の谷→北比良への分岐→北比良峠(12:45)→八雲ヶ原(13:00 散策 13:15)
→釈迦ヶ岳(14:15 14:30)→ワンゲル道分岐→ワンゲル駐車場(16:05)


市中感染が拡大するコロナウィルスより逃げるようにして3密の無い比良釈迦ヶ岳へと出かける。
ひと月半ぶりの比良山行で目的はイワウチワとシャクナゲの状況確認。

大津ワンゲル駐車場に10時過ぎに到着し、ゆっくりと準備して北比良への定番コースにしている神璽谷へと足を進める。
いつものようにカマブロの滝に入山の挨拶をして沢沿いを登る。

大津ワンゲル駐車場 カマブロの滝 ルートは沢沿いに

登山道脇に咲くスミレ、頭上のミツバツツジをパチリとしながら釈迦岳分岐より神璽谷コースへと入ってゆく。
このルートでイワウチワが最も早く咲く場所に咲き残っているか確認すると・・・残念! 今年はすでに花は無し!

頭上をミツバツツジが彩る 神璽谷、釈迦岳分岐 神璽の谷分岐

神璽の滝はこのルートで外せないビューポイント・・・分岐より滝へと下りパチリと撮影。
カマブロ滝前の沢ルートより滝を3つ程越えてここへ到達したのはもう何年前であろうかと沢筋を眺めて思う。
今はその体力と気力は全くないのであるが! 過去を懐かしく思うのはもう歳ですよ!

登山道へと戻り、比良明神の灯篭を左に見て沢を渡渉、右岸沿いを花を探しながらテクテク。


神璽の滝 滝からの沢筋 比良明神の灯篭

砂防ダム手前で再び渡渉し、白ガレ(勝手に命名)を通過。 一度谷筋に降りてロープ場から比良明神鳥居へ。
左側の切れ落ちた細い道を慎重に進むと赤い鳥居が右頭上に姿を現す…比良明神の鳥居である


白ガレ トラバース道 比良明神の鳥居
ここまでに出逢ったスミレ三姉妹・・・ニオイ?、タチツボ、シハイ

明神の鳥居に合掌して谷筋に降りると今日の目的花イワウチワが早速姿を見せてくれる。
その横にはイワウチワを引き立てるようにショウジョウバカマが、そして隠れるようにしてイカリソウ、おっとスミレサイシン。

ここからはカメラタイム! 砂防ダム横のロープ場、小橋の上部にもイワウチワがバッチリ!
滑落しないように、橋を踏み外さないようにして撮影・・・満足、満足!


神璽谷本流 砂防ダム横のロープ場 小橋
谷筋にイワウチワとそれを引き立てるショウジョウバカマとスミレサイシン
ロープ場、小橋の岩場に咲くイワウチワ

たっぷりとイワウチワを楽しんだ後、次郎坊山へのバリルート直下の左岸を高巻いて再び本流へと降り大岩、小岩の重なるルートを三角岩へ。
三角岩廻りもバッチリとイワウチワが咲いており、観賞タイムがてらの小休止。

次郎坊山へのバリルート 再び本流へ 前方に三角岩へ登ってゆく

北比良へは3本のルートより尾根ルートを選択し、急坂ををヨイショ、ヨイショと登りニードルへと抜けてゆく。
尾根道のイワウチワはまだポツリ程度で見ごろは来週からか!

蟻地獄を避けて左側よりダケ道との合流点に登り着き、少々バテがきているのでここで行動食タイム。
バナナとおにぎりを頬張る。

直進谷コース、左尾根コースの分岐 尾根コースの急坂 ニードル
三角岩でお気に入りの一枚とダケ道合流点付近に咲き残るバイカオウレンとイワナシ

次に目的である高層湿原に咲くミズバショウと元ゲレンデのオオバキスキレを求めて北比良峠を通過し、熊道(遊歩道)を下る。
少しは期待していたが湿原のミズバショウはすでに老齢でパチリは遠慮して八雲ヶ原へ。

ここで今日初めて御夫婦の登山者と言葉を交わす。道を迷っておられたようで金糞峠への道を案内する。
熊道・・・山の友人K先生がここで熊と遭遇され名付けられました。私も熊道と呼ばせてもらってます。


北比良峠 熊道(八雲への遊歩道) 八雲ヶ原

石テ―ブルで水分補給をし、池の周りを花散策・・・オオバキスミレは咲いているか! 砂礫になんとか一輪のみ見つけてパチリ!
目的をなんとか達成し、元ゲレンデをテクテクと登り武奈に手を振って釈迦岳へと向かう。

オオバキスミレ ゲレンデより武奈を望む 釈迦岳への取り付き

釈迦岳へは歩き易い道が続き、アンテナの建つカラ岳、巻き道分岐を順調に通過して本日に最高点を踏む。
ルート上のイワウチワはポツリ、ポツリと咲いているものの見ごろはこれからであろう!


歩き易い道が続く カラ岳 釈迦岳山頂

下山はシャクナゲの開花確認で大津ワンゲル道を下る。
ワンゲルの難所と言われる木の根の急下降、岩場のトラバース下降を三点支持で慎重に通過。
雄松山荘出合まで一気にと思うもザレた道は滑り易く、ノーマルタイヤ化した登山靴ではブレーキがきかずスピードダウン。

そろそろ買い替え時だなあと! 帰ってから財布のひもを握る人に頼み込もうと強く思う。思うだけ!


ワンゲル道分岐 木の根の急下降 岩場のトラバース下降

標高が下がるとイワウチワはチラホラと咲いているもののシャクナゲの開花は少なく、蕾も少なくて今年は裏かと不安!
期待していた雄松山荘出合の群生も花は無し!

ザレた道が続く 少しだけ開花のシャクナゲ 雄松山荘出合

次の期待は昨年早咲でたくさんの花を付けていたあの木とミツバツツジのトンネルをどんどんと下ってゆく。
やがて前方にピンクで着飾った美人が・・・バッチリと今年も花を付けており感激! ザックを降ろしてパチリ。

ミツバツツジのトンネルを下降 今年も無事に咲いていた美人
最後にイワカガミをゲットして神璽谷、釈迦岳フラワーハイクを終える
標高が下がるとミツバツツジは満開 イワカガミ ワンゲル道終点