比良堂満岳
旧道より堂満岳、奥の深谷、八雲ヶ原を巡る
山行日:2019年5月5日(令和元年)
天候:晴れ(夏日)
メンバー:単独
ルート: インタ谷口(8:28)→旧道→ノタノホリ道出合→東稜道→シャクナゲ群生地(10:12 10:40)→ブナ原生林→堂満山頂(11:14 11:20)
→奥の深谷→八雲ヶ原(12:40 12:50)→北比良(13:15)→大山口(14:13)→イン谷口(14:38)
令和最初の山歩きはホームグランド比良の堂満でシャクナゲ三昧をしようと午前7時枚方を発進。 遅くなると帰りの渋滞がうっとおしいので山休にとってはいつにない早い出発である。 湖西道路で少しだけ渋滞に巻き込まれるもそこそこスムーズでイン谷口に到着し、堂満旧道登山口スペースに車をキープ。 準備をしてスペース裏のあるかないかわからないような道を登ってゆくと旧道に出る。 すぐに二股があり木でとうせんぼの方がルートである。倒木がありここが本当にルートなと思わせるが旧道ルートである。 |
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倒木帯を我慢して登ると歩き易い道となり古崎川源流へと続いて行く。 沢沿いを遡上するように高度を上げると二股となり左に道を取る。源流はやがて伏流水となりフデリンドウのミニ群生地に着く。 咲いているか! おお咲いていると思った瞬間倒木に足をとられて転倒! 古傷の足首を少しねじったようであり顔をゆがむ。 |
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目的の花をゲットしたものの足首に違和感があり、ノタノホリ道との出合で靴を脱いでしばしの休憩を取る。 踏ん張ると少し痛みがあるもののまあ俗に言う全治二日程度かなあと騙しながら古崎川源頭部より尾根に向けてジグザグを登る。 今日初お目見えのイワカガミに励まされながらなんとか東稜道尾根取り付きに着き腰を下ろす。 |
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違和感が続くようであれば撤退もと思いながらまたまた休憩しているとなんと山仲間で健脚のM2さんが登場。 これから堂満岳、釈迦岳と巡りヤオケ縦走路より北小松へと歩かれるとのことで先に行って頂く。 |
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此方はカメ足でお気に入りのシハイスミレをパチリとしながらブナ林の中を進むとやがて北斜面に広がるシャクナゲ群生地へと着く。 ザックを降ろし撮影タイムの開始。パチリ、パチリ、パチリと何度もシャッターを押す。 ここで少し早いがバナナとパンの行動食タイム。食後再び撮影タイムを取りようやく納得し山頂へと足を向ける。 |
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登山道脇に現れるシャクナゲ、ミツバツツジを愛でながら新緑がまぶしいブナ林を気持ち良く歩く。 不思議なもので先程まで足の違和感はどこへやら…今までの中で一位か二位のシャクナゲにアドレナリンが相当出ているのであろう! |
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山頂直下の激登りになると流石に踏ん張ると痛みを感じる。ここは数年前の冬季に痛恨の滑落をした場所、三点支持で慎重に登る。 スタンスを確認し、木の枝を掴みながら高度を上げてゆく。おぉ!めずらしいスミレを発見! なんだろう!パチリ! ルンぜ下降点までまで登ると再びシァクナゲとイワウチワが現れて山頂へと飛び出す。 |
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山頂には7.、8人の方が先着され山の休日を楽しんでおられる。 ここでしっかりと水分補給をし、さらに本日2本目のバナナを頬張って充電完了。 山頂の咲き具合をチェツクした後、目的花の一つであるオオバキスミレを求めて奥の深谷から八雲ヶ原へと足を向ける。 |
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堂満山頂稜線を気持良く進み、北壁沿いを時計廻りにゆっくりと標高を下げてゆく。 東レ新道と縦走路の分岐より金糞峠には向かわず、今は廃道化の進む旧縦走路より奥の深谷へと下降。 |
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清流からの心地よい風を感じながら沢沿いを快適に歩く。 足の違和感もそれほど感じず、咲き残りのバイカオウレン、バカマ、イワナシなどをパチリとする余裕も生まれている。 何度か小橋を渡り、右側に湿原が見え出すとやがて八雲ヶ原に着く。 |
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石のテーブル廻りは学校登山、クラブ登山の元気な高校生で賑わっている。 その中に雰囲気の似合わない人が…なんと本日2度目の遭遇となる健脚のM2さんである。 食事をされた後今まさに釈迦岳へ向おうとされている時であった。 M2さんを見送った後池向こうの砂礫地で目的花オオバキスミレをパチリ、パチリとして北比良へと向かう。 |
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武奈に別れを告げマザーレイクをパチリとして北比良より下山しようとするとな、なんと生駒の動く貴婦人さんとバッタリ。 二週連続の遭遇で、今日はお友達とシャクナゲ観賞にこられたそうである。 昨日に大御影のロングトレイルもこなされており、そのパワーにはびっくりである。 |
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下山はダケ道を選択し、踏ん張ると違和感のある足首を庇いながらいつもよりゆっくりと降る。 見頃のシャクナゲ、咲き残りのミツバツツジ、スミレ、イワカガミ三姉妹を愛でながら1時間程かけて大山口に着地。 清流で顔を洗いほっと一息。 |
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最後にフデリンドウをパチリとして駐車場に戻り本日の山行を終える。 今日は花と人との出会いが思い出に残るすばらしい令和初登山になった…花と天気と人に感謝! |
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