比良武奈ヶ岳
正面谷から山頂、北陵でスノーシュー

山行日:2019年1月13日
天候:晴れ(暖かい日)
登頂回数82回
メンバー:登り 単独 下り:山仲間のヨネちゃん同行
ルート:イン谷口(8:35)→青ガレ(9:30 9:38)→金糞峠(10:10)→南尾根取り付き(10:25)→コヤマノ岳(11:20 11:35)→武奈山頂(11:58 12:17)
 →細川越手前→広谷(13:45)→八雲ヶ原(14:30 14:50)→大山口(15:55)→イン谷口

行動時間:7時間30分


三連休の中日、天候は最高、この日を逃しては悔いが残るとばかりに比良へと車を走らす。
午前6時40分に枚方を発進、山科より湖西道路を順調に走り、コンビニで食料と水を手配してイン谷口に8時過ぎに到着。

車を駐車しているとなんと大阪のTさんが到着されひと月ぶりの再会の挨拶!
ゆっくりと準備をしてひと足先に金糞峠へと向かう。

イロハモミジのトンネル 大山口 青ガレ

綿向より中二日でシニア独特の筋肉痛をかばいながら青ガレまではノーアイゼンで進む。
アイゼンを装置しているとTさんが追いついてこられ少しお話をしてここでも一足先に青ガレを登ってゆく。

青ガレを通過して正面谷上部の登りに入ると何時ものように亀足前進となり立休憩を連発して金糞峠に到着。
正面谷は無雪期よりもある程度の積雪がある方が登り易く感じる。


何時もカメ足となる正面谷上部 金糞峠

金糞峠で一息入れて奥の深谷へ下降、分岐を左に折れ、小橋を渡り牛コバ分岐よりヨウキトウゲ谷へと進む。
奥の深谷、ヨキトウゲ谷ともしっかりと踏み込まれたトレースがありとても歩き易い。 途中の小橋を渡り新道へ。


奥の深谷 牛コバ分岐(積雪は50.60cmか) 新道への小橋

四辻より杉林、ブナ林に続くトレースを登り続けると中峠からのル―トと合流して名物ブナが迎えてくれる。
コヤマノクラウンを呼ばれているオーナーブナは青空に翼を大きく広げるようにして雪の結晶を輝かせているようだ。

新道下部は杉林 上部はブナ林が広がる オーナーブナ(コヤマノクラウン)

コヤマノ岳は青空に霧氷、樹氷が広がり、展望も見事!
最高点より鈴鹿山系の霊仙山、御池、雨乞、先日登った綿向山を眺めながら行動食タイム。
伊吹山のはるか向こうには御嶽山も姿を見せてくれている…久しぶりに見る絶景である。


コヤマノ岳最高点からの展望…肉眼では微かに御嶽山、白山も

さあ!山頂へとブナ林を緩やかに下り、鞍部より武奈ヶ岳をゲット…美しい姿である。
もう少しと山頂へ向けて雪の斜面を登るもここにきて足が攣り出し立往生の連発!ガンバレ!
コヤマノ岳に背中を押されるようにしてようやく山頂に到着。


背中を押してくれたコヤマノ岳と蓬莱山 白竜西南陵 青空とてっぺん

山頂にはなんとヨネちゃんがおられひと月ぶりの再会に話が弾む。 これから北陵を廻られるとのことで同行させて頂く。
アイゼンよりスノーシューに履きかえ展望を楽しんだ後北陵へと向かう。


釈迦岳から鈴鹿展望 冬の芸術 シニア

北陵を下りはじめると雪質の素晴らしに感激! トレースの無い所を選んで気持ちよく下る。
雪庇はまだ発達不足であるが、上空には初めて見る彩雲が姿を見せテンションもドンドンと上がる。
絵にも描けない美しさとはこのことであろう!

いつもここを下る時は単独であったが、今日はヨネちやんと一緒で会話しながら楽しい時間が続く。
北陵全景・・・奥にツルベと蛇谷 まだ子供の雪庇 彩雲は上手く撮れず

細川越手前の適当な場所よりスゲ原へと下降。
スゲ原の雪質は水分が多くとても重い、気温の低い時はスイスイと快適なスノートレが楽しめるのであるが、
今日は足が思うように上がらず結構なアルバイトとなる。



細川越手前を下降 雪面にトレースをきざむヨネちゃん スゲ原雪の原風景

広谷からはイブルキのコバへ急な斜面を登り返し、スノーシューからアイゼンに足元を変更。
一息入れているとなんとTさんが下って来られて今日三度目の遭遇。Tさんは中峠経由の武奈山頂だったそうである。


ここからは3人で行動し、八雲ヶ原、北比良峠と巡り、ダケ道より大山口へと下山。
下山後、HSで山談義を楽しんで今日の一日を終える。

広谷…この橋渡るべかざる 八雲ヶ原へ 元スキー場