妙高山
上信越の名山へ燕温泉より登る
山域:妙高戸隠連山 標高2454m
山行日:2015年8月2日
天候:午前中晴れ午後よりガス発生
メンバー:関電おじさん(ミーとマン氏) 山休
コース:燕温泉(7:05)→赤倉温泉源泉(7:52)→称名滝→天狗堂→山頂(12:36 13:40)→長助池分岐(14:31 14:36))→黒沢池ひヒュッテ15:38))
夏山遠征第2弾として8月1日午後23時30分、上信越の妙高山、火打山へ車を発車。相棒はいつもの雨男関電おじさん。 名神・北陸道・上信越道を走り、何度か休憩を取って午前7時前に登山口のある秘湯燕温泉に到着。駐車場は満車状態であるがなんとか一台分のスペースを確保。 関東方面からは日帰りエリアの百名山で人気の程がうかがえる。 |
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小さな温泉街を抜けて露天風呂『黄金の湯』から赤倉温泉郷の源泉管理道として整備されている道をゆっくりと登ってゆく。 燕温泉より山頂までの標高差約1300m、コースタイムは4時間40分で結構な急登だ。 今日も猛暑日のようで10分程歩くと額に汗が噴き出してくる。 |
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燕温泉を出てから約45分、赤倉温泉の原湯へと到着する。休憩所と沢沿いに露店風呂があり浸かりたい思いが頭をもたげるが今日は通過点。 15分程休憩を取り、北地獄谷と呼ばれる谷上部をトラバース気味に進む。やがて前方に連続する二つの滝が見えてくる。光明谷と称名滝である。 |
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登山道は二つの滝の間に出て見下ろす光明滝、見上げる称名滝とも迫力満点! ここまでにオオバミゾホオズキ、ソバナ、タマガワホトトギス、ミヤマオミナエシなどの花も顔を見せてくれる。 滝からは本格的な登山道となり、右岸を巻いて上部に出ると樹林帯の植生はダケカンバに変化、ルートは沢沿いとなり何度か渡渉。 |
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麻平への分岐を右に見てしばらく進むと雪渓が現れる。50m程の雪渓を抜けると胸突八丁と呼ばれる激登りの始まりで妙高登山の難所だ。 樹林帯の中に石ゴロ、岩ゴロの急登が連続し何度も立ち休憩を繰り返して高度を上げてゆく。 還暦を過ぎてからも岩場や鎖場は若い頃と遜色なく対応できているのであるが、さすがに急登は難敵となっており足がついていかない。 山休より七つ年下で風貌は10歳程年上に見える相棒のおいどを追いかけるもどんどん小さくなってゆく。 美しいおいどであれば無理にでも追いかけてゆくのであるが! |
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胸突き八丁を登りはじめて約50分頭上に登山者のにぎやかな声が聞こえて天狗堂と呼ばれる赤倉温泉道からの合流点に着く。 だいぶ体力を消耗したようなのでここでエネルギーの補給。 15分程休憩し天狗堂からは神秘の光善寺池を廻りダケカンバの中につづら折りに続く斜面を登る。 |
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途中にある自然のクーラー風穴で冷気をたっぷりと貰いさらに登り続けると山頂への取り付きとなる。 ここからは茶色い岩肌の目立つ岩登りのルートだ. 岩場にはスタンスがきっちりと付けらており登りはじめると見た目よりも簡単に登れる。 |
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岩場のあちこちのトウヤクリンドウとヨツバシオガマ、ミョウコウトリカブトが咲いておりパチリ、パチリをしながら山頂へと高度を上げてゆく。 ごつごつした岩場を三点支持で抜け出ると上には何もなくなり妙高大神の鎮座する山頂に到着。 |
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マグマが作りだした岩のオブジェの間を北峰に移動し食事タイム。 今日は黒沢池ヒュッテ泊りを予定しているので時間はたっぷりとあり妙高山頂を思う存分に楽しむ。 ただ残念なのは山頂に着いた頃よりガスが発生し展望が得られないことだ。展望は明日の火打山に期待しよう! |
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さあ!黒沢池に向けて下山、ますダケカンバの中を長助池分岐へ一気に下降してゆく。ここを登るのは大変だなあと思う程の激下りだ。 下る途中でアベックの登山者が長助池への分岐をさがしておらえれ、急激に高度を下げたので不安になられたのであろう。 もう10分程下った所に分岐があるのをお教えしてパスされてもらう。 北峰山頂より下りはじめておそよ50分、分岐に着き水分の補給。地図には水場のマークがあもののあまりお勧めできない。 |
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長助池へ下られるアベックさんを見送り我々シルバー隊は黒沢池に向けて外輪山へ。 小さな雪渓を抜けて外輪山斜面をトラバース、大倉山乗越へ登り返してゆく。トラバース道からは眼下に長助池の広がりがきれいに見え、 先程ののアベックさんが歩いておられるのが確認できる。 |
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このミニ雪渓からトラバース道にはなんとサンカヨウとキヌガサソウの群落があり、びっくりでパチリ!そしてイチヤクソウも発見! | ||||||
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大倉山乗越からはゆるやかな下りとなり、下りきると今日の宿黒沢池ヒュツテに到着となる。 燕温泉を出てから8時間強、激登り、岩場、激下り、そして銀河からの登山者にも遭遇の変化に飛んだ山歩きの一日目を終える。 |
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