『ようこそ銀杏峰』の銀爺さんより掲示板に天女花が咲き始めたとの情報を頂き
休みと梅雨の晴れ間が一致した24日水曜日に嶺北・越美山地の花の名峰銀杏峰(げなんぽ)へ緊急出動。
午前5時20分枚方を発車し、京滋バイパス、名神、北陸道と走り福井インターより奥越前大野市へ。
午前8時50分登山口のある宝慶寺いこいの森に到着。約200kmのロングドライブはさすがにきつく遠かったなあと腰を伸ばす。
今日のルートを登り名松新道、下り銀鉱山道の周回コースに決め林道登山口道路沿いに車を駐車。
林道登山口より5分程歩くと名松新道への標識がありルートは間違いないようですぐ登山口となる。
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林道登山口 |
薄暗い林道を歩く |
名松新道への標識 |
名松新道登山口 |
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階段状に整備された道を登り水場を過ぎると登山道をコアジサイが彩り、ササユリが目線を楽しませてくれる。
名松新道の名物松のひとつ『羽衣の松』を過ぎた辺りで登山道を整備されている方がおられご苦労様ですと声をおけかすると
なんと掲示板に情報を頂いた『ようこそ銀杏峰』の銀爺さんであるとわかり思わぬサプライズに感激!
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良く整備された登山道 |
コアジサイ |
ササユリは満開状態 |
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花の情報を教えて頂き、『見返り松』、存在感抜群の『仁王の松』を右に見て新緑の美しい中を登ってゆく。
想像していた以上の急登でなかなかペースが上がらず何度も立ち休憩の連続。
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名松新道の名物松と登山道を整備される『ようこそ銀杏峰』の銀爺さん |
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羽衣の松 |
見返りの松 |
仁王の松 |
銀爺さん |
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足元に咲くツルアリオドシ、ギョリンソウ、目線に飛び込んでくるヤマツツジ、ヤマボウシに元気づけられるも
なかなか前山に届かず。 簡単に稜線に立てるとの思惑がはずれ心が折れそうになる頃急斜面にツンと咲くシライトソウの
群生地をひと登りしてようやく銀杏峰前山1150mへと着く。名松登山口より1時間30分のキツイ登りであった。
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ツルアリオドシ |
ギンリョウソウ |
ヤマツツジ |
ヤマボウシ |
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樹林帯の急な登りが続く |
シライトソウの群生地 |
銀杏峰前山 |
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前山からは一度鞍部に下りブナ林を老眼の目を左右に振りながら登り返してゆく。
目的の花をなかなか見つけられず一つ目の群生地に立ち寄るも花はすでに無くガックリ!
やがて中島方面への親水古道分岐を過ぎて天竺坂と呼ばる笹原を登り切ると頂上台地の樹林帯となる。
途中の開けた場所からは薄っすらと荒島岳も展望することが出来る。
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登山道脇に鎮座するお地蔵様に合掌し、サンカヨウの実、ミヤマカラマツ、オオバミゾホウヅキを愛でながら山頂へ。
山頂手前まで来るとやったー!天女花発見! 他の木に隠れるようにひっそりと花を咲かせておりまさしく深層の令嬢だ。
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オオバミゾホオヅキ |
ミヤマカラマツ |
オオヤマレンゲ |
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目標にしていた花をなんとかゲットし、満足感いっぱいで三等三角点のある山頂に立つ。
売りの360度の展望は生憎の梅雨空で得られないもののなんとか百名山荒島岳、能郷白山を確認することが出来る。
先客ゼロの山頂でお昼ご飯を食べていると俄かに黒くなりだした上空よりポトリ・・・ヤバイ!
急いで出発準備をし20分程の滞在で山頂を後にする。
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山頂からは極楽平と呼ばれる笹原を前方に黒い雲に覆われはじめた部子山を見ながら進むと
ハクサンフウロ・イブキトラノオ・ニッコウキスゲが咲くお花畑が広がる。 空を気にしながら撮影タイム!
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笹原が広がる極楽平 |
前方の部子山には黒い雲が! |
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極楽平に咲く花達・・・ハクサンフウロ・イブキトラノオ・ニッコウキスゲ |
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極楽平を抜けて樹林帯に入るとすぐに5輪程花を咲かせたオオヤマレンゲを発見・・・銀杏峰からのプレゼントだ。
群生からは雨と競争するように激下りの登山道を一気に高度を下げてゆく。
1100m地点のブナの巨木を過ぎてさらに下り続けると銀鉱山石垣から林道へと飛び出す。
ここで大きなミスを犯すことに!
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激下りの標識 |
ロープ付きの下り |
ブナの木(標高1100m) |
鉱山跡石垣 |
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小葉谷登山口まで10分程で下れる通常ルートがあるのであるが、
突発的に枚方を発車してきた為コピーしてきたルート図には林道を歩くルートが示されておりわざわざ遠回りをしてしまう。
長〜いクネクネの林道をグレートトラバースの田中氏のように小走りで駆け下るも20分程のアルバイトに!
小葉谷登山口についてはじめて気づく失態であった。
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長〜い林道 |
小葉谷登山口 |
ミズタビラコ笑う |
林道より見上げる銀杏峰 |
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小葉谷登山口からは舗装された林道をテクテクと歩き銀杏峰に別れを告げて林道登山口に戻り登山を終える。
最後の林道歩きで少々バテたが山自体はすばらしく雪融けの花の季節の再訪出来ればとハンドルを握る。
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