横山岳
白谷滝コースより貴婦人に面会

山域:湖北 登頂回数7回
山行日:2015年5月6日
天候:晴れ時々曇り
メンバー:単独
コース:白谷登山口(9:08)→太鼓橋(9:47)→経ヶ滝(9:57 10:03)→五銚子の滝(10:34 10:40)→西峰山頂(12:10)
→東峰山頂(12:34 13:27)→東尾根登山口(14:23)→白谷登山口(14:55)

駐車場:登山口に多数 トイレ:女子専用あり
今年の山開きは5月17日 白谷の整備は5月9日


GW後半山歩き第2弾は昨年と同日の5月6日恒例の横山岳フラワートレッキングへ。
前夜御池レポ作成で午前2時過ぎまでPCの前に座っており、案の状寝過ごし予定より1時間遅れの6時40分枚方を発車。
連休最後の日で高速も渋滞しておらず、登山口のある杉野集落に8時55分に到着。

予想していたとおり先着の車も15台程で第一駐車場に車をキープ出来る。
白谷滝コースはまだ整備が出来ておらす進入禁止の看板が?
ここは自己責任で入山することにし、カメラを首に提げて林道を太鼓橋へと歩き始める。
登山口駐車場 コース案内板 白谷はまだ一般通行注意

林道を歩きだすとたくさんの山野草が咲き、今日もなかなか進まないぞと思いながらもシャッターをパチリ、パチリ!
一昨年より閉鎖されている迂回路を右に見て白谷本流へと足を進める。


小滝の連続する白滝本流沿いをしばらく行くと上部の広域林道に向けて迂回路が付けられている。
太鼓橋をくぐるルートは今年も通行できないようである。
迂回路を右に見て本流へ 小滝の連続する本流コース・渡渉もあり

本流沿いにはツボスミレ、ミヤマハコベ、イチリンソウが咲きカメラマン気分で撮影していると
登山口で見かけた女性登山者が追いついてくる。

名古屋よりお越しの若い娘さんで、お話をすると登山歴1年でこの横山は初めてですとの事。
一応白谷本流は通行注意の勧告とロープが張ってり、登山道は未整備のようなので山頂までご一緒することに!
何故か心はウキウキ気分に!

ツボスミレ ミヤマハコベ イチリンソウ

太鼓橋からは左岸沿いを登り、何度か渡渉するとやがて前方に水量豊富な滝が見えてくる。経の滝である。
谷沿いには名物のシャクをはじめ、ラショウモンカズラ、ニリンソウ、燃えるように黄色いヤマブキが姿を見せてくれる。
撮影タイムでパチリパチリとしここでもなかなか前に進まない。 女性登山者も花満開で満足そう!

太鼓橋からは足元不安定な谷筋を慎重に歩く 豪快な経の滝

たっぷりとマイナスイオンを貰い滝右岸を高巻いて枝沢を渡り、斜面をトラバース気味に下ると
五銚子の滝下部の荒れた沢筋にでる。雪解け水をたっぷりと含み足場は相当悪い。

滑って泥んこならないように慎重に通過して滝中段の広場にザックを下ろす。これから始まる急登に備えてき休憩タイム。
女性登山者と歩いてきたコースと見てきた花の会話が大いに弾む。

荒れた沢筋 五銚子の滝右岸を登る 五銚子の滝
太鼓橋から五銚子の滝で出会った花達
シャク ラショウモンカズラ ニリンソウ
ヒメレンゲ ユリワサビ? ヤマエンゴサク

五銚子の滝からは草付きの急斜面をヨイショと登ってゆく。
いつもは息切れの連発で心が折れそうになる急登であるが、今日は不思議に足が軽い。
ヤマルリソウ、イカリソウををパチリとしながら、ご夫婦の登山者二組をパスさせて頂くと『親娘登山いいですね』と
声がかかり思わすニコリ! そしてぺコリ! 
草付きの急登 ヤマルリソウ イカリソウ

ブナ林の急登になるとフデリンドウ、ヒトリシズカが顔を見せはじめそして目的のヤマシャクが・・・圧倒的な存在感だ!
登山道脇に8輪ほどが確認でき満足感いっぱい!
山頂まで300m、200.m、100mのガンバレ標識を通過して横山岳西峰に立つ。

ブナ林の急登 ガンバレ標識 西峰山頂
貴婦人山芍薬
ヤマシャクを彩るフデリンドウ・ヒトリシズカ・ハクサンハタザオ

昼休憩は展望の良い東峰で取ることにし、西峰と結ぶ稜線を南北の展望を楽しみながらブラリ、ブラリと歩く。
東峰で食事をしながら一緒に登ってきた女性と山野草、アルプスやよく登られている鈴鹿の話で大いに盛り上がる。

東峰への稜線 西峰を振り返る 三周、高丸方面の展望

たのしい時間を過ごした後、夕方に用事がありひと足先に下山をはじめる
滋賀県でも最大級のブナ原生林を急ぎ足で下り、金居原コースとの分岐を右に折れて東尾根登山口に下山。


ブナ原生林を下る 東尾根登山口

夜這橋から長い林道をテクテクと白谷登山口へと戻る

たくさんの花、そして出会いと想い出に残る横山岳山行であった。
夜這橋(夜這いの水は枯れたいた) 白谷へ続く長い林道 白谷登山口
東尾根、林道で出会った花達
イワナシ・イワウチワ・ユキグニミツバツツジ・ヤマブキ・チゴユリ・ツクバネウツギ・ヒメウツギ・シャガ