中央アルプス木曽駒
高山植物を求めて極楽平から宝剣岳、駒ヶ岳、千畳敷周回
山域:中央アルプス 登頂回数:木曽駒3回 宝剣岳3回
山行日:2014年7月31日
天候:晴れのちガス
メンバー:雨男関電おじさん(ミーとマン氏) トイレ派ノムさん 山休
コース:千畳敷駅(7:30)→極楽平(8:05 8:25)→宝剣岳(9:25 9:35)→木曽駒(10:30 11:50)→乗越浄土(13:00)
剣ヶ池(13:42)→千畳敷駅(13:50)
行動時間:6時間20分(歩行4時間40分 休憩1時間40分)
予定していた白山を同行者の帰宅時間の都合で木曽駒に変更し、午前0時枚方洞ヶ峠を出発。 今年は初盆にあたり8月の山行予定が立たず、高山植物を早めにゲットするのが大きな目的である。 特に中央にしか咲かないコマウスユキソウ(エーデルワイス)に期待! 第二京阪、京滋BP、名神、中央道を順調に走り、途中2回の休憩で午前4時前駒ヶ根サービスエリアへと到着。 1時間程仮眠を取り、バスとロープウェイで雲上の楽園千畳敷へと運んでもらう。 |
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今日の予定を千畳敷、極楽平、宝剣、木曽駒、農ヶ池、千畳敷の周回、行動6時間と決めて トイレ派ノムさんの登山前の重要儀式を済ませた後、駒ヶ根神社に手を合わせて極楽平へと登りはじめる。 雨男の相棒、関電おじさんが同行であるが天候はそこそこで『晴れ男山休』の力を早くも発揮! |
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登り始めると登山道脇にはシナノキンバイ、キバナノコマノツメ、ハクサンイチゲ等が早くも咲き乱れなかなか前に進まない。 通常20分程で稜線に着くのであるが、撮影タイムも入れて35分程かかって中央アルプス縦走路の要所極楽平へと着く。 |
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極楽平はその名のとおりまさに雲上の極楽で雲海に浮かぶ南アルプスと富士、八ヶ岳、花の名峰三ノ沢岳 そして航空母艦ような御嶽山の展望がすばらしい。 |
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極楽平で展望タイムを楽しんだあと、宝剣岳に向けて緩やかに続く縦走路をカメラ片手にフラワーハイク! |
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登山道脇には、本日のお目当ての一つコマウスユキソウがあちこちに咲き、何度も立ち止まってはパチリ! スイスアルプスで見逃したエーデルワイスを中央でゲット出来、心のもやもやも今日の天候のように晴れやかに! タカネツメクサ、ミヤマダイコンソウ、チシマギキョウなども負けじと花を咲かせている・・・まさに花の縦走路! |
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三ノ沢岳分岐まで来ると目の前に中央アルプスのランドマーク宝剣岳がドーンと聳え、左奥に木曽駒が続く。 さあ! ここからは三点支持の岩登り、カメラを左手の指定席より首にぶら下げレンズを傷つけないように岩尾根を行く。 |
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本峰の登りに入ると斜度がきつくなり、クサリの補助を受けながら岩のトンネルをくぐり飛び出し岩へグィっと登ると山頂となる。 本峰の岩場にも短い夏を背いっぱい楽しむかのように高山植物が花を咲かせている。 |
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10分程山頂を楽しんだあと、次の目的地木曽駒へ向う為宝剣山荘へと岩場を下って行く。 宝剣山荘から木曽駒へは中岳経由と巻道の二つルートがある。 中岳より北アルプスが駒ヶ岳越しに見えるのではと巻道を行く相棒二人と分かれて一人中岳へ・・・正解! |
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巻き道を通り先行していた相棒二人と頂上山荘で合流し、ザレた道を山頂へ登って行く。 この木曽駒ヶ岳は宝剣の岩場以外危険な場所も無く、ロープウェイで標高2600mの千畳敷まで運んでくれるので 深田久弥氏百名山の中でも登りやすい山の一つであろう。 山頂近くまで植生保護の為に張られたロープの向こうに、ザレ場には似合わないピンクとアカの彩りが・・・女王だ! 北アルプス餓鬼岳、唐沢岳以来三年ぶりの再開に心が踊り、ロープ越しにレンズのピントを合わせる。 |
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山頂は大勢の登山者で賑わっており、写真を一枚撮って少し下った肩の部分で待望の食事タイムへ。 家族連れやご夫婦、女性だけのグループ登山が目立つのも先程の理由と多くの高山植物、便利な山小屋の多さであろう。 |
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山頂で食事をしたり昼寝をしたりして一時間強のんびりと過ごした後、ガスの湧きはじめた頂を後にして千畳敷に戻る為下山をはじめる。 当初は農ヶ池回りを計画していたのであるが、大勢の登山者や観光客でロープウェイの混雑が予想されるので予定を変更。 ピストンは脳が無いので馬の背への稜線をしばらく歩き、トラバース道を頂上山荘へ戻ることに。 ちなみに還暦を越えてより体力の低下が激しい山休には2時間の付加が無くなりベストの判断であった・・・(笑い)! 馬の背に向う稜線はチングルマの花が咲き乱れ、 ツガザクラ、イワヒゲ,オヤマノエンドウ、シナノヒメクワガタ等が競い合いまるで雲上の花街道の様相である。 |
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頂上山荘からはシュートカットの巻道を選択し、宝剣山荘で200円のトイレをお貸する。 宝剣岳分岐を右に見ながら少し行くと千畳敷への下降点乗越浄土に着く。 |
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乗越からは登り、下りの登山者で渋滞する八丁坂を時々ブレーキをかけながらカールへと下る。 残雪の残る遊歩道をクロユリを探しながら右、左に目をやり剣ヶ池へ・・・シナノキンバイの中に黒い花が見つておおの声がでる! やったー!・・・魔性の花クロユリ・・・パチリ!パチリ! |
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剣ヶ池で一息入れてカールに咲くたくさんの花に見送られて千畳敷駅に戻りロープウェイで下山。 菅ノ台バスセンター近くにあるこまくさの湯で疲れを癒し帰阪。 素晴らしい展望とたくさんの高山植物に出逢ういい山旅となった・・・満足、満足。 |
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