年内に鈴鹿最高峰を踏んでおこうと7時30分枚方洞ヶ峠を出発。
八幡南より第二京阪に入るも京滋バイパス、名神の行楽渋滞に巻き込まれてしまう。行楽日和で予測していたことではあるが!
八日市より一般道を走り、永源寺、正所、ロクロ木地師の集落蛇谷から君ヶ畑へ抜けて登山口のある御池林道小又谷に9時30分に到着。
平日はここより御池、藤原を目指す人は少ないが、さすがに連休の初日先着の車が10台程停まっている。
早速仕度をして御池林道をT字尾根登山口へトコトコと歩いて行く。
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ロクロ木地師の里蛇谷 |
木地師街道を走る |
御池林道小又谷駐車スペース |
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林道にある営林署の立て看板よりT字尾根に向けて檜の植林地を登って行く。
植林地をに抜けて一汗掻く頃になると背中に天狗堂が見事な三角錐を見せてくれるようになる。
9時40分と遅い出発の為、予定のコースを歩けるか不安で気持は急くも身体は正直でなかなかペースが上がらない。
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自然林と植林地に挟まれた急坂を登り切るとT字の左、南西の端にのる。
ここからは冬仕度を始めたブナ林の中緩やかなアップダウンを繰り返し、標高を上げてゆくと20分程で中心部となる。
ここで一息入れるとブナが語りかけてくるような錯覚を覚える。何度きても癒される場所である。
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御池展望台天狗堂 |
植林地と自然林の間を登る |
T字尾根南西部分取り付き |
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T字尾根 |
これから向かうボタンブチを見げる |
T字尾根中心部 |
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中心部からは一度T字センターの鞍部へ下り、残り黄葉を楽しみながら登り帰してゆくと
登山道はやがて石楠花が群生する瘠せ尾根へと変化してゆく。例年5月にはアカやピンクで賑わうポイントである。
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T字尾根残り黄葉 |
瘠せ尾根を通過 |
石楠花尾根最後の急斜面 |
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尾根最後の急斜面を下るとブナ、ミズナラの明るい自然林の森となり、テーブルランドへと緩やかな登りが続く。
標高が増すと苔むしたカレンフェルトが目立ちはじめ、最後の壁をよじ登るようにしてテーブルランドへと飛び出して行く。
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美しい森が続く |
今春に設置されたプレート |
テーブルランドの広がり |
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テーブルランドは標高1000m強に位置し、そのすばらしい広がりが周りの山から見ると航空母艦のように見える。
ここはT字尾根中心部と同じく何度来ても心が晴れやかになる天空台地である。
草原の中に細く続く踏み跡を外さないように植生保護に気をつけて進み幸助の池を左より巻いて
御池の名物ポイントボタンブチへと足を向ける。
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天空台地テーブルランド・・・右奥のピークは奥の平 |
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今日は勤労感謝の日。たくさんの人で賑わっているだろうと思っていたボタンブチであるが?
到着すると一人の登山者もおられず絶景をひとり占めにして、今歩いてきたT字尾根を見下ろし満足感に浸る。
御池林道小又谷を出てから2時間30分、なんとか朝の渋滞で遅れた時間を取り戻せたが
まだ先は長いので10分弱の滞在で最高峰丸山へと向かう。
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ボタンブチよりT字尾根を見る |
T字尾根からテーブルランド |
天狗の鼻よりボタンブチ |
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最高峰丸山へはボタンブチの隣にある天狗の鼻より
カレンフェルトが石畳のようになっている小さな尾根道を抜けていくと10分程で到着となる。
5月以来今期2度目、通算11度目の山頂ポールにタッチして昼食タイムへ
最近凝っている○○生麺を作り、食後はドリップコーヒーで至福の時間を過ごす・・・コーヒーが旨い!
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カレンフェルトの尾根道 |
ネコノメソウが! |
御池(丸山)山頂 |
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40分程山頂で過ごした後、ボタンブチ上部から展望の良い奥の平へ回り、テーブルランドと藤原岳展望を楽しむ。
下山は土倉岳、ノタノ坂経由を予定しているので奥の平からテーブルランドを縦断して行く。
樹林にテープマークも少しあるが踏み跡は薄く下降点の方向を確認しながら歩く。
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真の谷を挟んで藤原岳とテーブルランド |
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釈迦ヶ岳、竜ヶ岳を目線で捉えながらテーブルランドを突き抜けると東ボタンブチ端の土倉岳下降点に着く。
以前は少し判り難かった下降点も現在は地元山岳会により設置されたプレートがありルートを探す必要が無くなっている。
この下降点からはピラミッドが連続した藤原連峰、眼下の善エ門谷の展望がすばらしい!
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奥の平を振り返る |
土倉岳へのプレート |
藤原連峰と西尾根、善エ門谷の展望 |
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下降点から土倉岳へは激下りをこなし、少し登り返すと三等三角点がポツリと埋められた山頂へと着く。
土倉岳からの道は高原地図にも載っており、良く整備された登山道が尾根沿いに続く。
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三筋滝への分岐?(河倉峠?)から鉄塔を二つくぐり、植林地をジグザグに下ってノタノ坂へ
茨川への分岐ノタノ坂では二人の登山者の方と楽しい会話を交わす。
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昭和41年に廃村となった元茨川村民の生活道路であったと言う沢沿いの荒れた道を下り、
鉄の橋を渡って小又谷林道から駐車スペースへと戻る。
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