山仲間さんより黄葉の便りが続々と届きタイミングを逃しては末代までの恥とばかりに
娘を樟葉まで送ったその足で6時30分鈴鹿鎌ヶ岳へと向かう。厳冬期の1月に登って以来で今年2度目通算20回目の鎌である。
ルートは無雪期の定番コースにしているニゴリ谷から山頂を予定し、新名神の土山より青土ダム経由で
スカイラインの雨乞稲ヶ谷登山口に8時20分に到着、先着の車は1台のみ。
ゆっくりと仕度をし、スカイラインを少し戻った場所にある東芝山岳会のプレートよりガードレールを跨ぎ野洲川へと下りる。
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稲ヶ谷からの流れを渡渉し、スカイラインが出来る前の旧道を歩き砂防ダムを越えて再び河原へと下りてゆく。
松尾川と野洲川の出合いの中州堤がニゴリ谷へのルートであるが、堤が崩れて少しわかり難い。
しばらく右岸の荒れた旧道を歩き鹿ネットの放置されているところより三度川原に下りると松山谷の流れとなる。
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旧道 |
出合いの真ん中が取り付き |
松山谷の川原を横断 |
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松山谷の川原を横断し樹林を抜けると本流の沢となる。
これを渡渉すると左岸沿いに踏み跡と古びたテープマークが出迎えてくれる。
しばらく踏み跡を辿り、右岸に見える崩壊地を目印に沢筋に下りる。
今日は水量が少なく迂回コースを取らずに大岩、小岩の重なり合う沢筋を直登して行く。
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小滝、ナメタ滝を浮石に気を配りながら、三点支持も交えて慎重に通過し、高度を上げるとロクロ谷との分岐に着く。
日差しは少ないものの沢を彩る黄(紅)葉がすばらしくしばしの休憩タイムを取る。
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ニゴリ谷、ロクロ谷出合い |
右・・・ロクロ谷 |
左・・・ニゴリ谷 |
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ロクロ谷出合いの紅葉 |
歩いて来た沢筋を振り返る |
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休憩後ニゴリ谷とロクロ谷の間にある小岩を登りニゴリ谷に入ってゆく。
しばらくは沢登りが続き時々右岸、左岸に逃げたりして高度を上げて行くと右手より大きいな枝沢が合流してくる。
*沢歩きであるが登山靴でも十分歩ける傾斜である。
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ニゴリ谷の紅葉 |
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枝沢を横切りニゴリ谷本流を離れて苔むした大岩が目立つ樹林帯へと入ってゆく。
踏み跡は落葉でわかいにくいが先人が積んでくれたケルンが目印となり、やがて一筋の滝まで来ると左上部に鎌が見えてくる。
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滝を過ぎて南西斜面の見える開けた場所より樹林帯を直進すると旧岳峠標識に出るが、斜面直下へと方向をとる。
ザレとガレの混じりあった斜面を鎌の頂きを目印に標高上げてゆく。
少し進路を西鎌方向へ取り過ぎたのか行き詰まってしまい、強引にザレた急斜面をトラバースしてルート変更。
本峰直下の急なガレ場を四本足でよじ登り、岳峠長石谷分岐へと飛び出す。
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ガレ場より鎌を目指す |
西鎌へ近づき過ぎると難儀 |
岳峠峠へのルートは急なガレが続く |
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縦走路を歩く登山者の方と会話を楽しみながら岳峠で小休憩し、ルンゼ状の斜面をひと登りして16度目の山頂に立つ。
ニゴリ谷では誰一人とも出会なかったが、山頂は大勢の登山者で賑わっておりまるで京極のよう!
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ランチをするのをあきらめ展望を楽しんだ後、十数分の滞在で胸突き八丁から武平峠へと良く整備された道を下ってゆく。
30分程で武平峠駐車がに着き車のある稲ヶ谷までスカイラインのテクテと戻る。
先日の比良では体力不足でバテバテとなり自信を無くしかけていたのであるが
ニゴリ谷より順調に鎌の頂を踏むことができ少しだけ心も雲後晴れと拝復傾向か!
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胸突き八丁の下り |
武平側からの鎌 |
武平峠駐車場は道路まで満車状態 |
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