今年はまだ九輪草を見ておらずもうだめかなあと思っているとネット友のM&Mさんより
比良汁谷の九輪草が見頃との情報を頂き、これはチャンスとばかりに午前7時京都樟葉を登山口坊村に向けて出発。
国道1号線を北上し、名神東インターより湖西道路経由で登山口のある坊村に8時35分に到着。
ゆっくりと準備をし地主神社より明王谷林道を歩き始める。。
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いつもお世話になる市民センター |
明王院登山口 |
明王谷林道 |
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舗装された林道をクネクネと25分程歩くと三ノ滝への下降点が左にあり寄り道をすることに!
階段状の道を2分程下ると落差20m、水量たぅぷりの滝を眼下に見ることが出来る。ここで合掌!
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見るだけで身を清めた後林道に戻り、伊藤新道白滝山への分岐、シラクラの壁を見上げて通過すると
大橋への分岐牛コバに着く。林道沿いには山野草達も歓迎の花を咲かせてくれている。
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林道終点より夫婦滝に向けて足元に苔むした石が目立つ樹林帯より白滝谷へ入る。
木製の古びた橋を渡ると沢沿いの道となり緩やかに登って行く。沢沿いにはミズタビラコやタニギキョウもチラホラ!
少々道は荒れ気味であるが危険な場所や渡渉点には木製の梯子やロープも設置されており苦労は無い。
白滝谷はその名の通り小滝が連続し、枝沢には隠れ滝もあり暑いこの日は涼しさ満点!
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連続する梯子を通過するとスベリ石分岐となり、登山道は谷筋を離れて斜面をトラバース気味に登る。
黙々と登り続けると右下に滝音が聞こえだし前方に橋が現れて渡ると夫婦滝への分岐に着く。
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スベリ石への分岐 |
トラバースするように付いている道 |
夫婦滝上流に架かる橋 |
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分岐より少し下ると仲の良い夫婦滝である。
滝壺まで下りて夫婦円満のマイナスイオンをたっぷりと頂く。 |
夫婦滝と沢筋に咲いていたミズタビラコとタニギキョウ |
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夫婦滝から汁谷に続く白滝谷は遊歩道のように良く整備されており、アップダウンもほとんどなく
小滝と沢風景を楽しみながらのんびりと歩ける。
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白滝谷に架かる最後の橋を渡ると登山道の北東側に九輪草群生地が!
紅、白、紫と色とりどりの花を咲かせたクリンソウがまるで天国の花園を連想させてくれるかのようである。
この花園を撮る為に担いできたデジイチをザックから取り出し電源を入れると反応なし!アレ!
なんと!昨晩充電した電池を入れ忘れたようである。ガク!
気を取り直して押すだけカメラで数打ちゃ当るとばかりに何度も何度もパチリを繰り返す。
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この群生地を去りがたくここで昼ごはんを摂ることにし、九輪草を眺めながら至福の時間を過ごす。
このすばしい場所に今日はほとんど訪れる人もなく1時間強九輪草を独り占めにして木戸峠へ足を進める。
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青春の思い出サンケイバレースキー場(琵琶湖バレー)Aコースの途中を左に入り少し登ると木戸峠に着く。
ここからはブナ、カエデ、コナラの新緑が美しい縦走道を比良岳、烏谷山へ向けての快適なトレッキングとなる。
最近は南比良をあまり歩くことがなく、この縦走路も20年ぶりくらいであろうか!
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木戸峠より新緑とべ二ドウダンの花を楽しみながら30分程歩くと1051mの高さを持つ比良岳へと着く。
20年ぶりくらいの比良岳に赤い帽子で挨拶をしたあと一旦葛川越へと下り、烏谷山へと登り帰して行く。
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葛川越より樹林帯の急な道をヨイショと登り返すとマザーレイクの展望がすばらしい烏谷山である。
以前は山頂を巻いて付いていた縦走路も今は山頂を通過するようになっており、良く開けた感じである。
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山頂にザックを下ろし琵琶湖を眺めながら下山道の検討に入る。
今日はサッーカー日本代表の試合があり、このまま南比良から大橋経由で下山すると帰りの交通渋滞に
巻き込まれて試合開始におくれる恐れがあるなあと大いに悩む!
よし!擂鉢山経由のショートカットコースで下山だと決め頭上のサラサドウダン、足元のアカモノに別れを告げる。
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烏谷山から15分程下って擂鉢山を通過し、二度程ルートを間違いながらも
急斜面をジグザグにトコトコ下りて大橋からの道に合流し、牛コバより坊村に15時50分に下山。
無事九輪草と新緑の山歩きを終える。
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九輪草以外に目を楽しませてくれた花達 |
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ズミ(コナシ)! |
コハクウンボク |
タニウツギ |
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