12日の日に準備万端でいざ横山岳へと玄関を出た瞬間に膝がガクッとなりあえなく断念。
そのリベンジとして膝の違和感も癒えた18日午前6時40分、京都八幡市を今度は本当に横山岳へ向けて出発する。
北陸道木之本ICから国道303号線を走って8時50分、130kmのロングドライブを終えて登山口に到着。
さすがに全国区花の名山、登山口前の駐車場は先着の車が多く橋手前に車を停める。
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デジイチを片手に今日の予定コースである五銚子の滝から山頂へ向けて白谷本流へと入って行く。
ルート沿いには早速たくさんの山野草が咲き、岐阜よりお越しのご婦人と花談議をしながらパチリ、パチリ!!
たくさんの山野草が咲き結局デジイチ君は山頂までザックに戻ることなく右手に滞在のままであった。
しばらく行くと右手に林道経由の迂回ルートがあるが、今日は本流通行可のようであり直進。
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山開き準備の白谷小屋 |
白谷、五銚子の滝登山口 |
右に迂回ルート |
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昨年同時期は残雪の為、本流コースからは入山禁止、一昨年までは迂回ルートから太鼓橋に
回っていたのでこの直進ルートを歩くのははじめてである。
小滝の連続する谷沿いをカメラ片手にしばらく行くと前方上部に太鼓橋が見えてくる。
流れを渡り、太鼓橋をくぐると橋からの道と合流し、花を撮影しながら先行されていたご夫婦の登山者の方に挨拶!
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沢沿いを行く |
先行されるご夫妻・・・M&Mさん |
くぐってきた太鼓橋 |
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このご夫婦の方とは西峰山頂まで花の話をしながら前後して一緒に登って行くのであるが
後ほど東峰山頂でどネット友人のKENさんの掲示板でおなじみのM&Mさんであることがわかりびっくり!
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白谷本流太鼓橋ルートで出迎えてくれた花達 |
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クサイチゴ |
カキオドシ |
ヒメオドリコソウ |
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ツボスミレ |
ハクサンハタザオ |
ミツバツチグリ |
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合流点より谷沿いを登ってゆくと前方に豪快な滝が見えてくる。
上部に位置する五銚子の滝とともに横山岳を代表する名漠経の滝である。
ルート沿いには遅咲きのニリンソウと年老いても可憐な姿を見せるイチリンソウが健気である。
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経ヶ滝二景 |
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滝壺で休憩を取ると汗がスーと引き真夏のようなこの日はとてもありがたい。
休憩後、経の滝を右岸より巻いて登ると途中の岩壁に黄色い星の花ヒメレンゲが群生しておりパチリ!パチリ!
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経の滝付近で出合った花達 |
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ラショウモンカズラ |
ニリンソウ |
イチリンソウ |
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ヤマブキ |
ヒメレンゲ |
ヒメウツギ |
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片手に持つデジイチ君を岩にぶつけて壊さないように、2点支持でバランスをとりながら右岸の壁を通過。
登山道は左岸沿いのシャクの中となり、天狗岩を左上部に見ながらイチリンソウ、ニリンソウの群生地を過ぎ右手からの枝沢を渡って
斜面をトラバース気味に下ると五銚子の滝下部の沢筋となる。
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シャクの咲く左岸を行く |
頭上には天狗岩 |
ニリンソウの群生地 |
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流木や倒木で少し荒れ気味の沢筋を五銚子の滝を目指して登ってゆく。
足元がぬかるんでおり何度かズルッとなり危うくデジイチ君を落としそうになりながら沢筋を抜けて
中段の滝見広場にザックを下ろして大休憩。
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ここからはじまる激登りに備えてゆっくりと行動食タイムを取り滝を満喫する。
沢筋や滝回りにもたくさんの山野草が咲きパチリ、パチリ!
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五銚子の滝付近の花達 |
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ミヤマハコベ |
ヤマルリソウ |
ヤマエンゴサク |
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ハクサンハタザオ |
オオタチツボスミレ |
エイレンソウ |
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五銚子の滝からはブナ、カエデの新緑の中をヨイショ、ヨイショと登る。
貴婦人は何処かな!ヤマシャクは何処かな!白い妖精はどこかな!と老眼、近眼、乱視の目を左右に振り続ける。
フデリンドウ、イカリソウ、ユキザキは姿を見せてくれるものの本命の姿がない!
情報では先週までたくさんの花が咲いていたそうであるが、ほとんど花を落としているのか見当たらない!
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ブナ、カエデの新緑が目にまぶしい |
ヤマシャクは花を落としている |
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少し遅かったかと激登りに心が折れそうになりかけたその時、登山道脇の岩壁の裏よりなにやら視線を感じる。
岩壁をグィと越えると白い貴婦人が此方を見つめている・・・咲いていてくれた一輪のみであるが、感動の一瞬である。
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ヤマシャクと激登りで出合った花達 |
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一輪のみであるが岩陰に咲いていてくれた山芍薬 |
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フデリンドウ |
トキワイカリソウ |
ヒトリシズカ |
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ユキザキ |
チゴユリ |
キランソウ |
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不思議なものでヤマシャクと出逢ったあとは後は心も足も元気を取り戻し、
ブナの新緑を楽しみながら後300m、後200m、後100mを気持良く通過し、西峰山頂へ到着。
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激登りの続く登山道にはガンバレの標識があり元気付けてくれる |
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西峰山頂には大勢の登山者が憩いの一時を取っておられ、昼ごはんは展望の良い西峰で摂ることにし、
写真を一枚撮り、三角点にタッチして 頂上稜線を西峰へと向かう。
西峰に向かう稜線からは南北の展望が素晴らしいのであるが、今日は天候は良いものの遠望はきかずの様子。
30分程ブラりブラリと花を探しながら稜線散歩を楽しみ東峰にザックを降ろして昼ごはんタイムに入る。
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焼そばを食べていると白谷コースでご一緒させていただいたご夫妻が来られお話をすると
なんとネットの山仲間KENさんのページを訪問されているM&Mさんとわかり山の話で大いに盛り上がる。
ネット繋がりの方は古き友人のような感じがしてなぜか楽しい遭遇である。
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西峰と東峰を結ぶ稜線で頑張って咲いていた花達 |
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ミヤマカタバミ |
イワナシ |
ユキグニミツバツツジ |
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東峰山頂で50分程の時間を過ごした後、東尾根登山口へ向けて下山を開始する。
頑張ってくれたデジイチ君をザックに入れ押すだけカメラに持ち変えてブナ原生林の中を気持ちよく歩く。
金居原コースとの分岐を右に折れて開けた場所から杉林に入り、林道へと下ってゆく。
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ブナ原生林の中を気持ちよく歩く |
金居原コース分岐を右に折れる |
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前方の小山より林道へ下る |
登山口案内標識 |
東尾根登山口 |
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東尾根登山コースで咲いていた花達 |
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トクワカソウ |
ツクバネウツギ? |
タニウツギ |
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少々の急ぎ足で下るも膝は文句を言ってくることもなく50分程で東尾根登山口に着き、
少し林道歩いて冷たい夜這いの水で顔を洗った後、長い林道を白谷登山口へテクテクと戻り横山岳花巡りを終える。
この林道沿いにもたくさんの山野草が咲き最後まで目を楽しませてくれる山である。
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林道に咲いていた花達 |
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ウマノアシガタ |
シャガ |
ツルニチニチソウ |
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