天気予報は曇時々雨となっているが毎年続けている霊仙福寿草巡りを今年も実施すべく7時40分京都男山を
霊仙登山口の一つである山村落合に向けて車を走らす。
9時20分登山口の落合に着くと日曜日の為か先着の車が多く駐車スペースが無く今畑の道路沿いに車を停める。
ゆっくりと仕度をして8年連続となる福寿草めぐりに期待を寄せ旧今畑住民の生活道を登って行く。
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10分程急な道を登ると今畑に着き、先日歩かれたk2さんの情報通りに廃村のあちこちに福寿草が咲き乱れており、
苔むした石積みと廃屋がわび、さびの世界を、旧村人が植えたであろう福寿草の群生が当時の面影を想像させてくれる。
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押すだけカメラで10分程撮影タイムを取った後、杉の植林地を抜けてブナの原生林に続く道へと抜けて行く。
登山道脇には見過ごしてしまいそうな小さくてかわいいミスミ草もチラホラと顔を見せてくれる。
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杉の回廊を通過し、標高が高くなると登山道には北鈴鹿独特の苔むしたカレンフェルトが目立ちはじめてくる。
木々の間からはこれから登る南西尾根の大斜面がその壮大な姿を見せはじめる。
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杉の回廊 |
カレンフェルトがの目立つ登山道 |
南西尾根の大斜面 |
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南西尾根の取り付きへは笹峠を経由しないルートが今は一般的になっているが、
笹峠より見る大斜面と立ち枯れのコラボは外せないポイントでいつものように峠経由を選択し取り付きへと向かう。
大斜面と立ち枯れのコラボを堪能したあと取り付きに着くと3人グループが休憩されておりこんにちはの挨拶!
南西尾根の急な登りに備えて一息入れる。
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大斜面は近江展望台まで急な登りが続き、何度も立ち休憩を繰り返しながら標高を上げてゆくと
背中より鈴鹿の航空母艦御池岳が後押しをしてくれる。
到着した展望台からは最高点に向けてアルペンムード満点の南西尾根が延々と続く姿を見せてくれる。
烏の出迎えが少し不安も さあ! ここからが福寿草の楽園!
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大斜面の登り・・・キツイ! |
鈴鹿の盟主御池岳 |
烏と近江展望台 |
近江展望台より南西尾根を望む |
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押すだけカメラを片手に持ち福寿草を探しながら歩くも全く見つからず!
おかしいぞ!と思いながら南霊仙までくるとようやく黄色い花を一つ、二つ見つけるも昨年同様に不作なのではと天を仰ぐ。
数年前は足の踏み場に苦労するほど咲き誇っていたのに花が無い!
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気を取り直してガレ道を最高点へと向かうも結局例年のような賑わいが無く『烏の不安』が的中する結果に!
人が入り過ぎているのか! 鹿が踏み荒らしたのか! 時期が早いのか!
以前は稜線上にあったルートが今は斜面のいたるところに延びており、私も含めた登山者が原因になっているのではと
天気予報がはずれ青空の広がった最高点より歩いて来た南西尾根に頭を下げる。
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岩道を最高点に向かう |
歩いてきた南西尾根 |
快晴の最高点にて! |
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霊仙山頂へは一度鞍部に下り、小山を越えて経塚山との分岐から少し登ると到着となる。
山頂には大勢の登山者がおられ写真を1枚写してここはスルー。
下山はお虎池には向かわず、西霊仙から獣道伝いに谷に下り、残雪ルートを南霊仙へと登り返して近江展望台へ。
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山頂へ向かう登山者 |
登山者で賑わう山頂 |
南霊仙への残雪ルートを確認 |
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西霊仙より残雪ルートを南霊仙へ |
残雪は南霊仙手前まで続く |
霊仙山からルートを振り返る |
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南霊仙北斜面より霊仙山全景 |
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今日二度目の近江展望台で遅目の食事タイムを取り、榑ヶ畑より南西尾根を歩いてこられた方と懇意になり山の会話を楽しむ。
30分程のんびりとした後、大斜面から登山口今畑へと下り福寿草に別れを告げて京都男山に戻る。
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南西尾根の福寿草は少し残念な結果であったが、天候も回復し、山好きの方とお話出来まずまずの霊仙山行であった。
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