一年ぶりの誕生日、この歳になるとう嬉しくもあり、、嬉しくもなしの境地であるが山だけは別のようで 休日になると身体がムズムズとし、じっとしておれず一人運転の大峰はきついが比良ならばと車のハンドルを握る。
8時40分男山を出て名神東インターより湖西道路を走り、工事渋滞に巻き込まれながらも登山口であるイン谷に10時05分に到着。 出合山荘跡の駐車スペースに車を停め仕度をして元りフト乗場へと歩きはじめる。
今日の目的はドウダン躑躅と夏山に向けての体力調整である。
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元リフト乗場より登山道に入り、何度もお世話になっている沢コースを今回はパスして本道を進む。 ヤマツツジの咲く道をしばらく行くと釈迦岳方面リフト道との分岐に出合い左に進路を取り神璽谷コースへ!
分岐手前で早朝登山で釈迦岳よりリフト道を下って来られた方と山の話が弾み10分近くも立ち話! 山の話になると山好き同士どうも時間を忘れてしまうようである。
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左の沢コースをパスし本道を進む |
釈迦岳方面との分岐 |
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入山後すぐにヤマツツジ、ハクウンボクが目を楽しませてくれる |
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分岐から少しゆくと左に神璽滝への下降路があり寄り道をしてゆくことに。 30m程斜面を下るとマイナスイオン満点の神璽ノ滝が目の前に現われる・・・男性的で豪快な滝である。 滝壺あたりまで下降し、滝の恵をいっぱいにあびて心を清める。
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本道に戻り天神宮の灯篭を左に見て神璽谷の流れを右岸へ一度渡渉。 砂防ダムを越えて川原から左岸の壁を登り比良天神宮下を通過して谷筋へ下りてゆく。
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谷筋からはちょっとした沢歩きとなり、砂防ダム横のロープ場を三点支持で登り、 大岩、小岩の間を浮石に気をつけて高度を上げてゆくと前方に三角形の岩が見えて北比良峠への分岐に着く。 ルートは三角岩を左に折れた枝沢にあるが、直進ルートもあるようなので少し散策!
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枝沢に入ると数年前に蟻地獄を迂回する尾根コースが付けられており今日はこちらを選択し、小滝手前を左に進む。 迂回コースは尾根筋の急登でヨイショ、エイコラと登ると前方にニードルが見えて蟻地獄東側斜面に出てくる。
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迂回路尾根筋の急登 |
尾根筋を出るとニードルが立つ |
蟻地獄斜面 |
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神璽谷で出会った花達・・・タニウツギ・コナスビ・フタリシズカ |
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蟻地獄を右に見ながらがらダケ道へと登り、元ロープウェイ終点の北比良峠で一息入れて 比良縦走路の一部であるシャクナゲ尾根を金糞峠へと足を向ける。 シャクナゲ尾根は前山から金糞峠に向けて緩やかな下りの道が続き、春にはその名の通りシャクナゲがずばらしい。
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蟻地獄を上から望む |
元ロープウェイ終点北比良峠 |
釈迦岳の展望 |
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金糞峠標識とマイザック |
琵琶湖を望む |
登山道を彩るアカモノ |
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金糞峠より東レ新道に入るとイワウチワとシャクナゲに代わり頭上に小さなツリガネをたくさんつけたような サラサドウダン、ベニドウダンが咲き今日の目的を十分満足させてくれる。
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ベニドウダン |
サラサドウダン |
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この冬に訪れた時はアイスバーン状で歩きにくかった東レ新道は快適なコースに見事に変化!
比良縦走路と分かれて堂満岳への急な道を登り、前衛峰で北壁とコヤマノ岳を展望をゆっくりと楽しむ。
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交通の要所金糞峠 |
快適コース東レ新道 |
比良縦走路分岐 |
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展望地からは鞍部に下りて崩壊地横を通過し、頂上稜線に登り返して躑躅、ブナ、カエデの緑豊かな稜線を歩く。 シロヤシオはもう咲いていないだろうと思っていると光を受けて輝く五枚の葉の中に白い花が!・・・おお咲いてくれいる! しっかりとシロヤシオをカメラに収めて山頂へと到着。
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五葉躑躅(シロヤシオ) |
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山頂には誰もおられず出迎えてくれた2羽の蝶と琵琶湖を眺めながらささやかな誕生日パーティを! 1時間程のんびりとした時間を過ごして堂満東稜道をセッセと下り何時もの旧道をパスしてノタノホリから別荘地に下山。
イン谷への近道をうっかり通過してしまい湖西道路から30分程のアルバイトをして駐車場に戻る。
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最後に余分なアルバイトをし単独時に設定している下山時間を少々オーバーしてしまったが、 天気、山、花、滝、蝶と満足のゆく誕生日登山であった。 さあ!家に帰り年1回の殿様気分を味わおうっと!
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