三郎ヶ岳、鬼ヶ牙、額井岳と低山歩きを続けて足の調子も八分通り回復し、天敵山蛭君が目覚める前に 本格的に鈴鹿三昧をしようと、その第一弾として花の名山藤原岳を目指す。
三重県側の表参道は人も多く静かな山歩きの出来る滋賀県側からの入山を選択し、西尾根経由で頂を踏むべく廃村茨川へ車を走らす。 娘のアッシーを終えて第二京阪より名神を北上、黒丸PAで休憩を取ったあと八日市インターより421号線を走り 政所から京の名水を過ぎたあたりで茶屋川林道へと入る。ノロノロ運転でダート道をクリアして10時ちょうど茨川に到着。
仕度をし茶屋川に架かる自然に出来た一本杉の橋を川原へと渡ると早速ミヤマカタバミが出迎えてくれる。
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名水 京の水 |
茨川・・・道が崩れ直接には入れない |
杉の丸太橋・・・自然に架かっている |
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村の守神である茨川神社に手を合わせ茶屋川の遡行へ・・・過去2回に比べると今日は水量が多く何度も渡渉を繰り返し
はじめは気持が良いと機嫌のよかった足元のシリオ君も時々ドボンと膝まで水没すると「溺れさすなよ」と怒鳴られること数度。 茨川より遡行をはじめて40分程で蛇谷と合流する西尾根取り付きに到着。
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茶屋川遡行風景 |
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広い川原歩きからスタート |
上流は狭まり水量多し |
真の谷と蛇谷出合 |
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取りつきが少しかわり難いが真の谷と蛇谷にはさまれた壁に踏み跡があり、 木の上にテープマーク二つと「藤原岳」の標識が掛かっている。
ここが西尾根への玄関口あであることがわかる。 登りはじめるとすぐにイワウチワがお出迎え!
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西尾根取り付き |
藤原岳の標識 |
登山道脇にイワウチワ |
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このルートはテープマークが少なくルートの判り難い部分も多いが、踏み跡がしっかり付いており迷うことは無い。 樹林帯を登り、杉の植林地と自然林の間を抜けて下山に使う善エ門谷への下降点を過ぎるとブナ林が広がる西尾根平へと着く。
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樹林帯の急登 |
善エ門谷への下降点・・木にペンキ |
ブナ林が美しい西尾根平 |
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西尾根平(勝手に命名)はルートが判りにくいので南側の尾根過ぎを目線から外さないようにブナ林の中を進む。 やがて開けて場所に出ると竜から静、銚子の展望が素晴らしく、西尾根が山頂に向けてせりあがる姿が目の前に現われる。 |
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竜から静、銚子の稜線 |
西尾根より展望丘 |
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西尾根メインルートは遊歩道のように歩きやすくドンドンと高度を上げてゆくとやがてカレンフェルトが目立ち初めて山頂が近づく。 直下のカレンフェルト地帯に福寿草がたくさん花を咲かせ、セツブンソウもまだ頑張っている。
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撮影タイムを取ったあと、カレンフェルトの中を花を傷つけないように慎重に登ると展望丘へと飛び出す。 西尾根では登山者誰一人とも出会わなかったがさすがに人気の山、三重県側大貝戸道よりたくさん方が登られており、 360度の展望を食事をしながら、お茶を飲みながら、カメラを構えながら思う存分満喫されている様子。 |
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藤原岳山頂(展望丘) |
山頂より御池テーブルランドと天狗岩を望む |
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サークルの若手5g君も同じ日に鈴鹿に入山しているらしく、御池から三筋滝に向かい12時頃に着くとの着信履歴が! 時計を見ると12時43分! 15分程の滞在で山頂を後にし、急ぎ足で西尾根を善エ門谷へと下る。 急ぎ過ぎたのか途中下降点を見逃し適当に斜面を下って真の谷と善エ門出合より三筋滝に13時33分に到着するもすでに遅し。
帰宅後判ったことであるが、彼も土倉からの下降点を間違い山休のわずか3分後に善エ門谷分岐に着いたようで 三筋滝へは水量が多く善エ門分岐で山休を30分程待っていたようであるが、すでに下山したと思い土倉へ登り帰したとの事。 なんとその頃山休は三筋滝で遅れたと思いのんびりと食事中であった。残念!
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下って来た善エ門谷 |
真の谷と善エ門谷合流点 |
三筋滝 |
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食後は真ノ谷を西尾根取り付きまで下り、茶屋川を朝と同じく何度も渡渉を繰り返して茨川に戻る。
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鈴鹿名物窯跡 |
三筋滝から西尾根取り付きまでの真ノ谷 |
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