日曜日の山歩き、人があまり入らず静かで変化に飛んだコースをと言うことで
サークルの相棒5g君推薦の南鈴鹿鬼ヶ牙へと向かう。
鈴鹿の山へは都合70回位足を運んでいるが、仙ヶ岳より南は2回程しか歩いたことがなくワクワク気分でハンドルを握る。
6時50分京都男山を出発し、新名神の土山インターより国道1号線に降り鈴鹿峠を越えて登山口のある石水渓キャンプ場に8時40分に到着。
東海自然歩道分岐付近の道路脇スペースに車を停めて仕度をし、石水橋方面へ舟石林道を歩き始める。
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麓から見る鬼ヶ牙 |
駐車した東海自然歩道の橋脇 |
舟石林道を直進 |
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林道をしばらく行くと石水橋手前に鬼ヶ牙登山口の標識があり、ここから山道へと入って行く。
樹林帯に続く急な坂を登ってゆくと登山道はやがて風化した花崗岩のザレと赤松のマッチングした風景に変化し、
登山口より20分程で開けた場所に出てくる・・・展望台と呼ばれている場所だ。
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石水橋手前に登山口 |
樹林帯の急登 |
砂ザレの道に変化 |
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展望台からこれから向かう白杵ヶ岳から県境尾根稜線を望む |
仙ヶ岳の勇姿 |
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展望を楽しんだ後ザレ場を少し下ると鬼ヶ岳への分岐があり南下するように進路を取る。
岩道を急降下し、ザレた岩場を登り返して行くと488mの鬼ヶ岳の頂きに到着し、ザックを下ろしてひと休憩。
先着されていた4人グループの方と挨拶を交わして展望を楽しむ。
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低山ながらすばらしい展望の鬼ヶ牙・・・南峰の下に新名神と伊勢湾を望む |
分岐まで戻り先程の4人グループの方をパスさせて頂き、尾根筋を徐々に下降してゆくとかくれ谷乗越になり
大きな岩の壁を左から巻いて急な斜面を再び尾根筋へと登り、樹林帯の道をひたすら登り続けると長坂の頭へ飛び出す。
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先を急ぐ必要も無くここでボーと休憩し行動食のバナナを頬張る。4人グループの方が到着されたので場所をゆずり、
西側が切れ落ちたザレた岩場を急下降、途中より東側斜面へと逃げてジグザグに下って行く。
急下降が終わると再び登りになり徐々に高度を上げて登山道脇に存在感を示す一本松さんに会釈、
さらに高度を上げると前方に大岩があり左より回りこんで登ると県境尾根縦走路に着く。
振り返ると今歩いて来た鬼ヶ牙から長坂の頭のルートが良くわかる。
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大岩を巻くと県境尾根 |
鬼ヶ牙から長坂の頭・・・適度なアップダウンあり |
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県境尾根より雪の残る道を南へゆるやかに登って行くと舟石へと着く。
展望を楽しんだあと、白杵岳への分岐を確認してからベンケイを訪れようと杉林に続く道をどんどんと下り、
少し登り返すと英傑ベンケイの標識が!アレ 当然目の前に現われたベンケイにびっくり! どうやら分岐を見逃したようである。
まあいいかと舟石へ登り返してゆくと、4人グループの方々が下ってこられ、「ベンケイ」へ行かれるのですか」とお聞きすると
「白杵岳へ」との返答がありこのグループも分岐を見逃したようで「戻って下さい」と伝える。
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歩き易い県境尾根道 |
舟石 |
樹林の中のピークベンケイ |
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舟石手前で分岐を見つけて4人グループと別れ、本日二度目の舟石で昼食タイムをとる。
穏やかな天候の下、どん衛兵を作り、ドリップコーヒーを入れてのんびりとした時間を過ごす。舟石の上で寝ころがり少しウトウト!
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どん衛兵と舟石 |
舟石からの展望・・・仙ヶ岳を真中に左後方に鎌の姿も |
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しばらくすると団体さんがの登って来られ後に付くと大変かなとあわてて仕度をし、白杵ヶ岳へと足を向ける。
分岐からはロープ付きの下りを快調に飛ばし、杉林を通りしっかりと白杵山への分岐(下山路)を確認して白杵ヶ岳に立つ。
ここからは仙ヶ岳の展望が素晴らしく、下山される方に挨拶をしパチリ、パチリと簡単カメラのシャッターを何度も押す。
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白杵ヶ岳山頂 |
仙ヶ岳の展望 |
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水分補給を休憩を取ったあと、下山は一度分岐まで戻って白杵山経由へ。
分岐より緩やかに下ってゆくと忘れられたように松で囲まれた小さなピークがある・・・白杵山である。折角なので山頂標識にタッチ!
白杵山を過ぎると岩のオブジェがたくさん見られるようになる。
最初に姿を見せるのがウス石でその名の通り大きな石のウスが登山道に置いてある感じでる。
誰が置いたのか ベンケイだろうか!
次に現われるのがキネ石でその巨大な姿は仙の石に勝るとも劣らない。
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キネ石が過ぎると岩場の激下りがはじまり、牛若丸気分でぴょんぴょんと下って行く。
本日4度目となる4人グループの方に道を譲ってもらい樹林帯の急な道を一気に下ると小さな沢沿いに出合い、
やがて下の方に東海自然歩道が見えて駐車スペースに下山。
コースは地図に記載されていないが、道は良く整備され低山ながら適度なアップダウンと展望が素晴らしく、
岩のオブジェも楽しめるいいコースであったと思う。
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