桑野橋より反射板経由山頂へ
山行日:2012年3月3日(金)
天候:曇りのち時々晴れ
メンバー:単独
コース:桑野橋(10:35)→きのこ研究所(11:18 11:25)→猪の馬場(11:53)→西の峰反射板(13:30 13:35)→蛇谷山頂(13:55 14:00)
→指月谷分岐(14:10 15:05)→いきものふれあいセンター(15:40)→桑野橋(16:25)
駐車場:桑野橋バス停公共トイレに併設 側道沿いに数台
ひな祭りのこの日は晴れ間が広がるとのことで前日より準備万端の体制をとり、鈴鹿T字尾根より御池へ登ろうと 計画していたのであるが、あえなく寝過ごしてしまう。ガク! 晴れ予報がもったいなくそれではと行き先を2年程登っていないオグラスに変更し、8時40分遅い出発で鯖街道朽木へと車を走らす。 桑野橋に10時25分に到着、側道に車にキープし、10時35分ワカンをくくりつけて大野の村落を抜けて林道へ入って行く。 |
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しばらく林道を登るとやがてザラメの雪が道を覆いボソボソと登山靴が埋まり歩きにくい。 アイゼンやワカンの必要はないが結構力のいる歩行が続き足首に余計な負担がかかり時間を要してしまう。 登山計画書提出箱のある『きのこ研究所』まで来るとあまり登山者が入っていないのか、雨と高温の影響か 雪のしまりが非常に悪くツボ脚歩行を覚悟してワカンを装着する。 |
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ヒュッテより少し登ると林道左に蛇谷ヶ峰へ2.7kmの標識があり山道へと入って行く。 山頂まで2.4kmの猪の馬場まで来ると登山道にはトレース跡がほとんど無くなりボソッと重くて沈みこむツボ脚歩行に。 |
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猪の馬場からは尾根沿いのきれいな森を夏道に沿ってひたすら登り続けてゆくて行く。 標高が上がると雪面の凹凸が無くなりトレースを気持ちよく刻んで行く・・実際には歯を食いしばる感じできつい! 木々の間を通過する時に木の熱で下の雪が解けて見えないブリッジになっているところが多く膝まで埋まることもしばしば! |
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天狗の森手前の急な登りを足場を作りながら通過すると右に雪屁の残る尾根ルートとなり、前方に反射板が見えてくる。 樹林の切れ間からは光をいっぱいにあびたツルベ、武奈ヶ岳がまぶしい! 南側に張り出した雪屁を踏みぬかないように慎重に登ってゆくと反射板の直下に飛び出す。 |
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西峰に着くと南に盟主武奈続く稜線、北には武奈ヶ獄、三十三間山等の湖北の山々、 前方にはこれから向かうオグラスが青空の下に姿を現わしよく登って来たと歓迎の挨拶をしてくれる。 きのこ研究所より2時間強のツボ脚ラッセルが報われた・・・バンザイ! |
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西峰よりオグラスへのルートを目線で追い一度鞍部へと下降し、山頂へ向けて急な斜面を登り返す。 この最後の斜面は雪が深く膝までのラッセルを繰り返し、何度も立ち止まって息を整えようやく青空の広がったオグラス山頂に立つ。 先程山頂より手を振って下さった登山者の方々はすでに下山されており一人占めのオグラスとなる。 |
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山頂は風が強く昼ごはんは指月谷(カツラ谷)分岐で摂ることにし、何枚か撮影をしたあと5分程滞在しただけでスキー場分岐方面へ下る。 こちらの登山道は登る人も多くしっかりとしたトレースがあり、雪面もほどなく踏み固まれて歩き易い。 分岐で草津より来られた人生の先輩お二人とひたしくなり、食事をしながら山談議を楽しむ。 アルプスや鈴鹿、高島の話が弾みあっと言う間に1時間も経ってしまい、あわてて下山の準備をはじめる。 |
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下山路は当初カツラ谷から桑野橋への近道ルートの予定であったが、カツラ谷方面へは本日トレースがなく、 再びツボ脚での下山は相当きついなと5年ぶりに尾根道をふれあいセンターへ下ること! すでに15時を廻り急ごうと!アイゼンを装置し、ダブルストックでウェーデルン下降を始める。 まだまだ足腰に自信があったのであるがさすがに年はごまかせずステーンを転ぶこと数度、ストックを曲げながらも なんとか35分でセンターに着き一息。 |
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センターからは苦手な舗装道路歩きを45分程して車に戻る。 かたずけをしながら曲がったストックを見てこれは車にキープしとこ! 終わり! |
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