武奈ヶ岳西南稜展望台御殿山 
鯖街道坊村より御殿山をピストン

山行日:2012年2月9日
天候:曇り時々雪(強風)
メンバー:単独
コース:坊村御殿山登山口(10:40)→鞍部腰掛石(11:10)→冬道分岐(11:40)→夏道合流点(12:05 12:10))→御殿山(12:32 12:58)
→夏道合流点(13:17)→御殿山登山口(14:10)

駐車場:葛川市民センターと地主神社前にあり トイレ:バス停に隣接


朝ネットで比良の情報を探ると晴れ間が広がっているとのことで急いで準備をし、8時40分男山を出発。
名神東インターより湖西道路に入り、堅田のコンビニで水を調達したあと鯖街道を走って10時20分登山口のある坊村へ到着。


葛川市民センター駐車場に車をキープしいそいそと準備をすると安曇川上空には青空が広がり思わずニコ!
ワカンをくくり付け登山前の重要な儀式を済ませ明王院境内を抜け御殿山登山口へ。

安曇川上空には青空が 和の雰囲気が戻った明王院 御殿山コース登山口

何回登ってもきついなと思う杉林に続く急な道をエイコラヨイショと登り広葉樹の森へと抜けて行く。
登山道は昨夜の冷え込みがきつかったのかアイスバーン状になっているところが多く足元が安定せず何度がズルズル!
早めにアイゼンを装着し直登するように青空を感じながら広葉樹の森を登って行く。
二十数年前に始めてここを訪れた時には小さかった杉の子供も今は見上げるほどに成長し時の流れを感じる。

杉林の急登 広葉樹の森 成長した杉の子供

登山口より30分程ひたすら登り続けると御殿山からの枝尾根の鞍部へと着く。
無雪期には登山道の真中にドーンを胡座をかいている腰掛石も今日は頭を見せずに雪の中でお寝ネのよう!

トレースが右下に迂回しているのでトラバース道に向けて近道のあたらしいルートを作りながら進み
北斜面のトラバースから急斜面を尾根筋へと一気に標高を上げて冬道分岐へ。
腰掛石付近 近道の新しいトレースをつける 冬夏道分岐

冬道取り付きの急な登りをクリアし、少し下って左に大きく回り込んでゆくと雪屁の張り出したミニ尾根があり
踏みぬかないようにトレースに沿って左側を慎重に通過して行く。

ミニ尾根を通過すると強風の為トレースの消えかけた一枚斜面が現われる。
秋にはキタヤマブシが見事な群生をしている場所で通常は左を登るのがルートであるが、今日は雪面を直登し夏道合流点へ!

ミニ尾根の雪屁 強風でトレースも消がち 夏道合流点の雪の壁

夏道の合流点より北山方面を眺めると、なにやら黒い雲が此方に向かってきており青空を完全にかくしてしまう。
天候を持ってよと御殿山への尾根筋を登りはじめると、ここしばらくの悪天候で入山者がいなかったのかトレースに新雪がかぶり
先行者のスノーシュー跡を追うもツボ脚歩行で思わぬ苦戦をしいられての御殿山山頂への到着となる。

あやしい雰囲気の北山方面 御殿山への尾根筋・・・柔らかい雪でツボ脚が続く

山頂からはなんとか白竜(西南稜)が姿を見せてくれているが今にも天候は崩れそう! ヤバー!
西南稜へと思うもワサビ峠へのトレースはなく、ラッセルをして武奈山頂へは時間的にも体力的にも無理であると判断。
先行されていた方も下山されるようでここで撤退を決める。
白竜(西南稜) 御殿山山頂

コーヒーを点て半年ぶりに対面する西南稜としばしの会話を楽しんだあと坊村へ下山をはじめる。
天候は徐々に悪化し、夏道合流点まで下ってくると雪が舞いはじめ風がビュービューと音を奏ではじめてくる。

急ごうと冬道の下りに入ると突然両足の腿がつり出し前進困難に!
ストレッチや普段の運動不足がたたり登りのツボ脚歩行がこたえたようで脚が上がらない!
夏道の分岐まで騙し騙し下りようやく脚のピクピクがおさまり14時10分明王院に下山。

天候は徐々に悪化しガスが覆い出す 雪雲が接近 新雪で埋まるボブスレートレース
車に戻り奥さんに下山報告をしようと・・・携帯電話が無い! 
登りしなに地主神社前に落としていたようで先に下られた登山者の方が大津北警察署に
届けておいて下さり助かりました。ありがとうございます。