2012年度の初歩きをここ3年恒例にしている綿向山幸福のブナへの初詣にと午前6時45分男山の自宅を出発。 京滋バイパスから名神に入り、菩提樹PAで休憩をしたあと竜王インターよりすでに車の流れのある三井アウトレットパークを通過し、 午前8時45分幸い道路の凍結も無く御幸橋駐車場に無事に到着。
まだ松の内であるが駐車場には十数台の車があり、登山準備をしている人も多く見られ、さすがに 冬山入門として人気の高い綿向山であるとあらためて思う。 |
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ザックにワカンを括りつけ、6本の軽アイゼンを放り込んで9時5分登山口のあるヒミズ谷出合へと歩き始める。 川沿いに仲良く立つ夫婦松に新年の挨拶をし、砂防ダム左岸の階段を登り北畑林道に出て、天然記念物の接触変質地帯を 右に見ながらしばらく行くと取り付き点のあるヒズミ谷出合へと着く。
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小屋からはヒミズ谷に架かる鉄の橋を渡り杉林にツヅラ折りに続く登山道に入る。 ニ合目標識を過ぎた辺りより積雪が目立ちはじめて登山道は次第にホワイトロードへと変化して行く。 一度作業林道に出て再び登山道に入るとあざみ休憩小屋に着く。 |
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鉄の橋を渡る |
二合目標識 |
登山道は次第にホワイトロードに |
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気温は低いものの風が無く、愛社精神を発揮して自店で購入した肌着が暖かく 汗がじわじわと湧いてくる・・・汗を掻き過ぎヤバイ! 小屋で上着をザックに仕舞い込む。
小屋を過ぎ標高が上がると雪が締まり足元のシリオ君がキュキュと心地よい音色を奏でだす。 四合目の標識を通過し、杉林が途切れると展望が開けて赤い屋根がメルヘンチックな五合目小屋へと到着する。
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あずみ休憩小屋 |
四合目付近より雪がしまりだす |
五合目小屋 |
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小屋にはたくさんの登山者の方がおられお弁当を食べたり、お茶を飲んだりと思い思いの時間を過ごされている様子。 休憩後ここでアイゼンを装着し、ダブルストックにして七合目のブナ原生林へと向かう。
五合目の小屋からはゆるやかな傾斜の道となり六合目標識を過ぎると 木々の霧氷が目立はじめて何度も立ち止まっては押すだけカメラのシャツターをカシャカシャカシャ!
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五合目からは穏やかな道に |
六合目標識付近 |
木々に霧氷が目立つ |
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ほどなく七合目のブナ原生林に着くと娘よりプレゼントされたデジ一眼レフを車に忘れてきたことが 悔やまれるすばらしい霧氷に出会う。 ウム・・・残念の押すだけカメラ!
七合目に鎮座する日野綿向行者尊に今年もここにこれたお礼の合掌をし、冬道より山頂稜線へ!
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七合目ブナ原生林の霧氷・・・押すだけカメラでは表現できず |
日野綿向行者尊 |
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冬道は急登の連続であるが、アイゼンが良くききグイグイと高度を上げて山頂稜線への分岐へと飛び出す。 分岐より北へは幸福のぶな、竜王山へと続き、南へ行くと綿向山頂である。
竜王山へ続く稜線はトレースが無く幸福のぶなへ訪れる登山者はおられないようで ひとまず山休も霧氷のトンネルをくぐり山頂へと足を進め今年はじめての頂きに踏み跡を残す。
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幸福のブナへはトレースなし |
山頂に続く霧氷のトンネル |
綿向山山頂と登山者 |
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生憎の天候で頂からの展望は全くないが記念の写真を一枚撮り、目的地の幸福のぶなに向けてワカンを装着。 冬道分岐まで戻りトレースのない稜線へと踏み出す。雪質がや柔らかくワカンを着けていても膝までもぐりラッセルを繰り返す。 東側が切れ落ちた痩せ尾根を転落をしなしように慎重に通過すると『一番福』のようでブナが微笑んでくれる。
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くぐると幸せを呼ぶと言うブナ・・・4年連続の初詣を無事済ます。 |
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今年の山歩き安全祈願を済ませ自分で付けたトレースを忠実に戻り、分岐でワカンを外し五合目小屋でどん衛兵をと ダブルストックでバランスを取りながら五合目まで一気に下る。
15分程で下り着いた五合目の小屋に入るとなんと満員御礼で座る場所がない・・・ガク!! ここでの立ち食いうどんは避けたく下の小屋まで下ることに! |
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ブナよりトレースを忠実に戻る |
満員御礼であった五合目小屋 |
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あずみ休憩小屋でアイゼンを外し、小屋裏でゴメンナサイをして3、2,1合目と通過して12時40分ヒズミ小屋到着。 小屋を借りて待望のどん衛兵を作りお腹を膨らす、食後はもちろんドリップコーヒーで・・・ああ満足!
夫婦松にまた1年後に会いましょうと別れの挨拶をして初詣登山を終える。 |
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ヒズミ小屋・・登山届けポストあり |
夫婦松に別れの挨拶 |
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