鈴鹿2弾はお気に入りの鎌ヶ岳へと6時40分京都男山を出発し、草津PAでモーニング休憩をしたあと 新名神土山インターより青戸ダムを経由し登山口のある鈴鹿スカイライン稲ヶ谷に8時20分に到着。
今日のコースをロクロ谷をつめて鎌尾根に上がり山頂で展望を楽しんだあと、西鎌尾根かニゴリ谷を下る予定で 落石に備えてヘルメットをザックにくくりつけ8時35分東芝山岳会のプレートのあるガードレールを跨ぎ野洲川へ下りてゆく。
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雨乞岳稲ヶ谷登山口 |
駐車スペースより舗装道路を少し戻ると東芝山岳会のプレートがある |
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川に下りて右岸の旧道沿いをしばらく歩き、砂防ダムを過ぎたところで川原に下りると前方に二股が確認できる。
真中の堤がルートであるが前面が崩れているので松尾川から回り込んで堤に上がり、テープマークにそって進み再び沢に下り行く。 この沢が松山谷であり横切って進むとニゴリ谷の流れに出合う。
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左岸の旧道を歩く |
松尾川とニゴリ谷の二股 |
松山谷の沢を横切る |
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ニゴリ谷に入るとはじめはテープマークに従い左岸沿いの樹林を歩き、やがて左にガレが見え出して谷筋へ下りる。 すぐに小滝があり右岸沿いをひょいと登り左岸へとルート変更。 明確なルートは無いので前方を確認しながら浮石に気をつけて進むとやがてロクロ谷との二股に着く。
この二股より鎌尾根に突き上げるロクロ谷は良く歩かれているニゴリ谷とは異なり、 テープマークはもちろん踏み跡も無いバリエーションであり、靴紐を締め直し、もしもに備えてヘルメットを装着すると 不安と期待感で胸が徐々に高まってくるのを覚える。 ウム!久しぶりの緊張感!
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小滝を右岸より登り左岸へ |
きれいな流れが続く |
左ニゴリ谷 右ロクロ谷 |
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ロクロ谷に入ると小滝が連続し、スタンスとホールドを確保しちょっとした沢登りの雰囲気となってくる。 右に逃げたり、左に逃げたり、少し戻ったりを繰り返しルートを探りながら高度を上げてゆくと脆く崩れそうになっている滝に突き当たる。 なんとか登れそうであるが、ここで滑落すると嫁の小言を聞くこともチラシの準備ができないなあと左から高巻を決める。
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釜のきれいな小滝…スタンスはしっかり取れる |
悩んだ末高巻いた滝 |
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上部に出るとすぐに10m程の垂直の滝が谷筋を防ぎ再び行き詰まる。 この滝を登るのはどうやら力量不足であると地図を広げてルートを探ると左の急な尾根と枝沢が上部で合流しており、 どちらを登っても本流に戻れるなと思案していると、枝沢に突き出た木に古びた白いテープがポツリ!
ロクロ谷ではじめて見るテープが方向を教えてくれたようで枝沢へと足を向ける。
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10mの程の滝・・・越えられず |
本流左の枝沢に道を取る |
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登りはじめはスイスイの感じであったが上に行くにつれ傾斜が増し、 足元がスラブ状に変りうまくスタンスが取れず苦戦!四つん這い、力任せでなんとか通過し尾根との合流点に到着。 雨が降ればここは遠慮したい場所で尾根の方が無難であろう。
尾根合流点からは10m程下に見えるロクロ谷に向けて斜面をトラバースして谷筋に再び下り立つ。
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枝沢の上部はツルツル |
尾根合流点からは斜面をトラバース |
ロクロ谷に戻る |
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ロクロ谷に戻って小滝、なめ滝を二つ程越えてゆくと前方上部が明るくなり鎌尾根が近いことがわかる。 足元に苔むした釜跡があり、こんな所で炭焼きとは昔の人はすごいなとあらためてビックリ!
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小滝、ナメ滝を連続して越えてゆく |
上部は岩が目立つ枯れ沢となる |
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谷もやがて岩が重なりあう枯れ沢となり、左上部に衝立岩が見え出してくると鎌尾根を歩く人を確認出来るようになる。 最後の急斜面を這うようにして衝立岩手前の縦走路に飛び出し登山者をびっくりさせてしまい・・・ゴメンナサイ!
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樹林の間より鎌尾根衝立岩 |
最後の急斜面 |
衝立岩直下に飛び出す |
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鎌尾根縦走路は先ほどとは違いスカイラインが開通したのと日曜日の為か登山者が多い! 衝立岩でヘルメットを脱ぎ、コーヒーを点ててロクロ谷のV字を眺めると
稲ヶ谷の登山口を出て2時間、滝やルート探しに時間をとられながらも鎌尾根に出られた満足感が湧いてくる。
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鎌尾根縦走を楽しむ登山者の方達 |
衝立岩よりロクロ谷を眺める |
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20分程コーヒータイムを取ったあと鎌ヶ岳に向けて鎌尾根をノンビリと歩く! 空は快晴! 鎌が天を突く! 気分は最高! 岳峠からは団体さんの後について鎌の頂に11度目の踏み後を残す。
山頂はさすがに登山者が多くゆっくりと休憩する場所も無いくらいの混雑で展望写真を何枚かパチリとしたあと 10分程の滞在で逃げるようにして岳峠へと下る。
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鎌尾根からの鎌ヶ岳・・・見事な三角錘が天を突く |
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岳峠標識:裏にニゴリ谷へのルーとあり |
鎌山頂ケルン |
雨乞とイブネ展望 |
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岳峠からは標識まで戻らず本峰直下のザレ場を下り、大岩がゴロゴロしているガレを横切ってニゴリ谷へと入る。 ニゴリ谷の上部は広い枯沢となっており踏み後は不明瞭であるが、テープマークとケルンを目印に左岸よりを足元に注意しながら下る。
ここからは鎌が鎌らしくもっとも荒々しい姿を見せてくれる。やっぱりあなたは最高です!
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今日は本峰直下よりニゴリ谷へ |
前方にV字がニゴリ谷 |
ニゴリ谷上部 |
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ニゴリ谷からみ上げる鎌ニ景 |
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二股を過ぎて左に一筋の滝が見え出すと谷は次第に狭まりゴーロ状になってくる。
ロクロ谷では黄葉を楽しむ余裕がなかったのであるが、木々が紅や黄色に染まる美しい風景に心を奪われることしかり! 押すだけカメラではこの美しさの表現は無理かなあと思いながらもパチリ、パチリ! 嫁に言わせるとカメラではなく腕が相当悪いとの事であるが!。
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一筋の滝・・・ここまでほとんど左岸を歩く |
鈴鹿名物の釜跡 |
岩、岩の谷を下る |
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ニゴリ谷の黄葉 |
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さらに谷を下りロクロ谷分岐で山頂でとれなかった食事タイムをとる。 最近は山の定番になりつつあるどん衛兵のきつねそばを食べながらロクロ谷でドクロにならなかったことに感謝! コーヒーを飲んだ後、分岐からは朝に来た道をノンビりと稲ヶ谷へと戻る。
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ニゴリ谷の小滝 |
下っ来たニゴリ谷 |
分岐で食事タイム |
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