霊仙山行より中4日、癒しの空間鎌倉山から峰床山を歩きたくなり黄葉も期待して、午前7時20分京都男山を出発。 湖西道路堅田より鯖街道に入り登山口である坊村に9時に到着。
速度違反の取締り準備をしている当局の方が声をかけて来られ、比良の登山道や遭難事故などについてお話をさせ手頂く。 普段はあまり仲良くしたくないと思っているのであるが、山好きのおまわりさん・・・会話が意外と弾む!
おまわりさんに見送られて御殿山登山口とは安曇川をはさんで反対側になる鎌倉山登山口へ!
川沿いを少し行くとモミジ平との分岐があり、右に折れて急な道を上ると城の鼻と呼ばれる鎌倉山への取り付きに出る。
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鎌倉山登山口 |
川沿いを少し行くと右に道がある |
城の鼻より急な登りとなる |
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城の鼻からは尾根筋の登りとなりタカノツメやネジキなどの落葉樹を楽しみながら作業林道へ出て向かいの階段へ。 穏やかな樹林帯の道をしばらくゆくと松、樅に囲まれた空間ぶな平に到着する。 ハウチハカエデが少し色つきを見せて迎えてくれ、ここで早速ひと休憩!
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作業林道を渡り階段を登る |
樹林帯に道が続く |
巨木に囲まれた空間 ぶな平 |
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少しづつ色を出しはじめた木々達 |
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ぶな平からは松、樅の巨木の立ち並ぶ道を気持よく進み、他を圧倒するように立つ老木に『まだリタイヤしたらアカンで』 と言葉をかけたあと杉の中を歩き、鎌倉山まで30分の標識に従い右へと大きく進路をとる。
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巨木の中を歩く |
頑張っている松の老木 |
中腹は杉林となる |
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杉の林を抜け出ると登山道は見事な樹林帯の中に続き、緩やかに高度を上げてゆく。石楠花の群生地を過ぎると やがて木々の背が低くなり、空が青く輝きだして癒しの空間鎌倉山へと到着する。
1時間程前に5人グループの登山者の方が鎌倉山へ向かわれたとのおまわりさんからの情報であったが 山頂には誰もおられず今日も山頂は静かなでゆっくりと時間が過ぎてゆく。
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石楠花群生地を通過 |
奇麗な森が続き標高が高くなると空が青く輝く |
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コーヒーを飲みながらゆっくりと休憩をし癒しの空間を楽しむ。 この山頂は武奈と違いいつも静かで倒木に腰掛けてボーとしていると自然に溶け込んでしましそうである。 |
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鎌倉山山頂と癒しの森・・・樹林の間からはブナの稜線も |
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鎌倉山からは美しい森の中、少々のアップダウンを繰り返し、大きなピーク毎に右へ右へと進路を取ってゆく。 途中に存在感を際立たせるように聳える千年杉に一年ぶりの挨拶をし、先行されていた4人グループの登山者の方をパスさせて頂き、 ホッとするブナ原生林を気持ちよく通過!・・・ウム気持ちよい!
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杉の植林地と自然林の間を歩き、展望の開けた尾根筋から樹林帯をゆっくりと下って行くとオグロ坂峠に到着する。 このオグロ坂峠は大正ロマンの雰囲気があり、ここに来ると何故かなつかしさがこみ上げてくるのが不思議で落ち着く場所でもある。 峠に鎮座するお地蔵さんに合掌し、ゆっくりと休憩を取る。
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唯一展望の開けた尾根 |
樹林帯を下るとブナの間にオグロ坂峠が! |
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懐かしさがこみ上げてくるオグロ坂峠ニ景 |
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休憩後は峰床山に向けて六尺道分岐より右に道を取り、斜面をトラバースするように歩き小さな尾根を抜けて行く。 最後の急な斜面をひと登りして大原の里10名山に数えられている峰床山にザックを下ろす。
途中で峰床山への道がわからず迷われていた4人グループの方に下山コースを尋ねられる。 どうやら地図を持っておられないので先程歩いて来たという六尺道からのコースを戻る事を進め、地図で概念を説明させて頂く。
老若男女多くの方が最近は山を歩かれるようになり大変喜ばしいことであるが、 地図を持たずに歩かれている方も結構多く気になるところである。
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六尺道分岐より峰床山へ続く道・・・ここも樹林がきれい |
峰床山山頂 |
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ひとり占めの山頂でお湯を沸かしどん衛兵でお腹を膨らして、定番のドリップコーヒーをゆっくりと楽しむ。 山頂からは久しく登っていない京都最高峰の皆子山君が『おい 俺も忘れるなよ』と言ってすねているので『また今度登るよ』と 変な一人会話を楽しんで下山へ!
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峰床山とどん衛兵と登山者 |
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花背の分岐よりクラガリ谷の黄葉を楽しみながら八丁平へと下り、高層湿原に敷かれた木道を快適に歩く。 ただ八丁平周辺はキクイムシの攻撃でナラ枯れがひどく、フノ坂分岐付近の見るも無残な姿に思わず涙がこぼれそうになる。 京の自然二百選の標柱も辛そう!・・・ただ回復を祈るばかり!
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花背分岐への道 |
クラガリ谷の黄葉 |
八丁平へクラガリ谷を下る |
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八丁平湿原に続く木道 |
フノ坂への分岐・・・荒れがひどい |
寂しそうに建つ京の自然二百選の標柱 |
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八丁平からは中村乗越に一度登り帰して杉林の九十九折から江賀谷右股の沢沿いを二股まで一気に下る。 二股で伊賀谷に架かる木橋を渡って江賀谷林道へと出、葛川中村へまで歩き鯖街道を坊村へ戻る。
江賀谷右股は何度か沢を渡る場所があるがルートはしっかりしており危険はない。 |
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江賀谷林道 |
下山は葛川中村中学前 |
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