雨男の相棒ミーとマン氏より大峰八経ヶ岳に(オオヤマレンゲを見に行きましょう)との誘いがあり、 膝の調子が今ひとつで躊躇していると決断を迫る決定的な言葉が(フヨフヨさんも参加です)・・・突然膝の痛みが引きもちろん参加に!
午前5時枚方のミーとマン宅に集合し、京阪奈道路、24号バイパスをひたすら登山口へと車を走らす。 途中のマクドでモーニング休憩、黒滝道の駅でトイレ休憩をし、みたらい渓谷を抜けて8時5分トンネル西口の登山口に到着。 枚方を出てから3時間強のロングドライブで寝起きの運転はさすがに辛い!ちなみに山休は助手席でした!
この時期の近畿最高峰は人気があり、登山口の駐車場は平日と言えど満車で一段下に車をキープ ゆっくりと支度をしたあとミーとマン氏を先頭に川原沿いを歩きはじめる。
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満車の登山口駐車場 |
登山口 |
登山口より川沿いの道を歩きはじめる |
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しばらく行くと木製の小橋があり、これを渡り大峰奥駆道出合に向けて急な登りに入って行く。 いつもは息切れを連発する急登であるが、娘よりも若い同行者にいいところを見せようと年甲斐もなく気合を入れて頑張る。
木の根の張り出した急な道をヨイショ、、エイコラと登り、頭上にシロヤシロ、サラサドウダンの緑が目立だすと ユネスコ世界自然遺産に登録されている奥駆道出合に到着。ここで一休憩!
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小橋から奥駆出合への登山道風景・・・整備されて危険な箇所は無いが急登が続く |
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八経・弥山への入り口 木製小橋 |
取り付きより急登が始まる |
木の根が張り出した急坂 |
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シロヤシロ・ドウダンの緑がまぶしい |
世界遺産奥駆道出合 |
元気なフヨフヨさんとお疲れの相棒 |
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弥山へ向かう奥駆道はアップダウンがほとんど無く、会話を楽しみながらの快適なトレッキングを続く。 登山道脇にはコナスビ、圧倒的な存在感を見せるバイケソウ、そして幼年期の遊び仲間カエル君も出迎えてくれる。
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石休の宿跡、美しい弁天の森を通過し、登山道よりはじめて八経の頂を見ることの出来るバテ沢テラスへと脚を進める。 テラスまで来ると雨男の相棒が一緒で想定していたこととは言え空からポツリポツリと雫が!残念ながら弥山、八経はガスの中!
*バテ沢テラス・・・当サークルのバテ君が八経を眺めて登れませんと弱音を吐いた場所で公的な地名ではありません!
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石休の宿跡 |
美しい森を行く |
バテ沢テラス…展望なし! |
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テラスより一旦鞍部へと下り、登山者の安全を見守るように鎮座する行者さんに久しぶりのご挨拶! 触れると雨になる伝説があるということなので降らせないでねと合掌・・・もう降ってますが!雨男氏の力は行者さん以上か!
ここからは弥山に向けて胸突き八丁のキツイ登りとなる。
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聖宝の宿(理源大師像)から弥山への登山道風景・・・胸突き八丁のキツイ登りが続く |
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女の子連れで不思議に元気な相棒をバイケソウが見つめる中、樹林帯の急な道をひたすら登る。 樹林の間より名峰大普賢、今も女人禁制を守る山上ヶ岳が望めるのであるが、今日はガスで展望は無し。
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やがて整備された木道となり鉄の梯子を登ると立ち枯れの向うに小屋が見えて弥山に到着。 |
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弥山小屋には立派はトイレが完備されており、女子には大変ありがたい小屋である。 小屋前のベンチにはたくさんの登山者が休憩をされており、我々老人二人と若い女性とのヘンテコグループもここで一息。
トイレ・・・自然保護の為有料 弥山小屋への宿泊は予約が必要 |
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ガスの中に建つ弥山小屋 |
弥山にてスリーショツト |
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小屋からは立ち枯れの森をしばらく下ると鹿避けネットがあり、扉を開けて入ると純白の花を咲かすオオヤマレンゲの群生地である。 緑のキャンパスに映えるその姿はまさしく天女のようであり、幻の花に会えて時間の経つを忘れて見とれてしまう。
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立ち枯れの森を行く |
鹿避けネットを抜けると天女の群生地 |
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群生地からは岩の道をひと登りして近畿最高峰、標高1914、9mの八経ヶ岳山頂に立つ。 生憎の天候で展望は無いものの、フヨフヨさんの笑顔に相棒のニヤケた顔が印象的な山頂となる。 日差しが無いもののなぜか山休もサングラスをはずせず!
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八経ヶ岳山頂にて! |
近畿最最高峰の表示 |
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山頂で納得の時を過ごしたあと食事は弥山で摂ることにし、トウヒの立ち枯れと苔の美しい国見八方覗に寄り道をして小屋へ! おにぎりとヤキゾバの昼食が今日はやけに旨い! 食後は弥山山頂に鎮座する天河神社の奥宮にお参りをし、山の安全を願って手を合わせる。
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さあ下山! 元来た道を下るのであるが、先程天河神社に手を合わせた効果が早速現われたのか空が次第に明るくなり、 全く姿を見せなかった大峰の巨人達が樹林の間より顔を見せはじめ、バテ沢テラスからは八経の頂も確認することが出来ようになる。
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下山開始 |
大日岳と稲村岳 |
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女人禁制山上ヶ岳と恐竜の背大普賢も顔を見せる |
バテ沢テラスでは八経が見送ってくれる |
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石休の宿付近ではたくさんの修験者の方とすれ違いここは修行の地、大峰奥駆道を実感させてくれる。 出合で最後の休憩をし、激下りを順調に消化してトンネル西口へと下山。
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人生を鍛える人達 |
奥駆道出合にて |
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オオヤマレンゲをはじめたくさんの花を咲かせてくれていた近畿最高峰八経ヶ岳に感謝し、 天の川温泉で汗を流して、至福の山旅を終え枚方へと戻る。
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バイケソウ |
オオヤマレンゲ |
カラマツソウ |
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ヤマトウバナ |
ニガナ |
ツルアジサイ |
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