比良武奈ヶ岳北稜
ダケ道よりスキー場経由武奈、北稜廻りスゲ原、金糞峠より下山

山行日:2011年2月22日
天候:晴れ 春の陽気
メンバー:単独
コース:イン谷口駐車スペース(9:30)→大山口(ダケ道)→北比良(11:20)→八雲ヶ原(11:35 11:40) →スキー場経由→コヤマノ岳分岐→
武奈山頂(13:10 13:57)→北稜経由→広谷(14:44)→イブルキのコバ→八雲ヶ原(15:03 15:08)
→金糞峠(15:49 15:55)→大山口→駐車スペース(16:50)


快晴の天気予報にこれは比良へ行かねばと仕事に行くよりも1時間も遅い7時40分に慌てて家を出発。
京都南より名神に入り東より湖西道路を快調に登山口のイン谷に向けて車を走らす。車窓から比良山系が予想通り綺麗な姿をみせてくれる。
正面谷を登るときに何時もいつも利用するトイレ前のスペースに車を停める。

車窓から見る比良山系…快晴 正面谷駐車スペース

今日はダケ道からスキー場跡経由で武奈に登り、北稜を歩いてのんびりと比良の雪景色を堪能する予定である。
ワカンとアイゼンをザックにくくり、前方上部の青空に向けて大山口へと向かう。
青ガレ方面との分岐より木の小橋を渡りダケ道へと入って行く。
ダケ道は下りには何度となく利用しているのであるが、登りになると20年ぶりくらいであろうか!。

正面谷に続く道を歩く 青ガレ方面との分岐大山口 上部に下山時に通る予定の金糞峠が

ダケ道は古くからの登山道で歩きやすく良く整備された道で危険なところもなく快適に歩ける。
今日は春のように暖かく上着を脱ぎ、手袋なしで順調に高度を稼いで行く、樹林の間からは堂満も姿を見せてくれる。
神璽谷への下降点合流で念の為アイゼンを装着し、北比良峠へと抜けて行く。
ダケ道登山道と樹林の間から見える堂満岳

元ロープウェイ乗場のあった北比良より武奈の頂を目線に捉えて八雲ヶ原に向けてしっかりと雪で化粧された遊歩道を下って行く。
5分程下ると八雲ヶ原湿原に到着し、白一面の世界が素晴らしいく元ベンチのあった場所でひと休憩。

北比良峠 元ロープウェイ乗場 これから登るスキー場コースと武奈を目線に捉える
白く化粧した八雲ヶ原の高層湿原 その昔良く遊んだゲレンデ跡

八雲ヶ原からは元スキー場Aコースの斜面をコヤマノ岳に向けてコツコツと登ってゆく、空が高く最高に気持ち良い。
立ち止まり振り替えると釈迦岳の向うに伊吹山と霊仙山がひょこりと顔を覗かせている。

青春時代の思い出スキー場Aコース
スキー場コースより振り返ると伊吹山と霊仙山が浮かんで見える 堂満もクッキリと

コヤマノ岳との分岐を右に方向をとりブナ林の中を快適に歩いてゆくと、西南稜からとは違った感じで雄大なブナ頂上稜線が姿を見せてくれる。
頂上への最後の急な登りを立ち休憩を繰り返して進み山頂に立つと今年二度目の武奈はすばらしい展望で迎くれる。

コヤマノ岳ブナ林より眺める武奈頂上稜線
2月はじめに歩いた西南稜 武奈山頂へ歩む
ツルベと蛇谷展望 伊吹と霊仙がポッカリ 登山者

山頂でラーメンを食し、コーヒーで至福の時間を過ごたあと武奈に別れを告げて北稜より下山をはじめる。
今年は雪が多く北稜にも見事な雪屁が作られており、細川越に向けて気持ち良く下って行く。
先日歩かれたネットつながりのヨネちゃんたちのトレースがあり
ラッセルをせずに楽に歩けて感謝である。
細川越へ稜線を下る 武奈北稜

細川越まで下ってくるとスゲ原への下降点がわからず、北稜を登り返してヨネちゃんたちが付けてくれたトレース
にしたがってスゲ原へ下降!
山荘を確認しながら小川沿いをテンポ良く歩いて広谷よりイブルキのコバへ谷筋を登り返して八雲ヶ原へ。
ここで一息入れて金糞峠へと道をとる。
スゲ原雪景色 イブルキのコバへの分岐

金糞峠からは雪の急斜面を慎重に下り、青ガレで雪と岩に脚を挟まれ動けなくなっている人を掘り起こす。
登山者の脚が大丈夫なのを確認し、駐車スペースまでゆっくりと戻り武奈周回登山を終える。
下山時間が少し遅くなったのを反省し、京都に戻る。
金糞からの急な下り 青ガレ