年明けより比良へ比良へと思う気持ちと、休みと天候が合わずぜんぜん行けずに悶々とした日々を過ごした1月も終わり 2月に入ってようやく天候が安定しだした4日、うまく休みが取れ待望の比良へと車を走らす。
前日に正面谷よりコヤマノ岳を歩いた山仲間の5gさんより比良も登山口までスムーズに車が入れるとの情報を頂き、 それではと坊村からの入山に決め、湖西道路堅田より鯖街道に入り、道路凍結に遭遇することも無く、登山口の明王院に8時40分に到着。
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地主神社には相当な積雪があり、 今日はワカンよりスノーシューがいいかなあ とザックにくくり付ける。
アイゼンを10本にするか6本にするか 悩んだあげく履替えに便利で簡単に装着できる ワンタッチの6本をザックに放りんで ようやく準備完了。
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地主神社前 |
坊村明王院 |
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いつものごとく準備に少し手間取ったあと9時05分明王院の赤い橋を渡って登山口へと向う。 境内を抜けた所にある御殿山コースは取り付きより真っ白になっており、出だしの急な登りで早速ズテーン! アイゼンなしでも十分に登れそうであるが、杉林に続く急な登りに張り付いた雪がところどころでアイスバーンとなっており頂を踏む前に トラブルで断念するようなことになれば再び冬山禁止の通達が奥さんより出そうでアイゼンの装着となる。
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明王院の赤い橋を渡る |
境内を抜けると御殿山コース登山口 |
杉林に続く急な登り |
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さすがに人気の比良、登山道は先人がしっかりとトレースを付けてくれており、踏み固まれたコースはアイゼンが利き快適に歩く事ができる。 広葉樹の森を直登気味に登り、いつも休憩する御殿山との鞍部にある腰掛石あたりまでくると額にうっすらと汗がにじみ出してくる。 登山道に鎮座している腰掛イスはまだ目覚めていないのか雪に眠ったままである。
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広葉樹の中を登る |
鞍部 道の中にある腰掛椅子は埋もれている |
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鞍部からは御殿山からの支尾根北側をトラバース気味に進み尾根筋へと登って行く 尾根筋に上がると緩やかな登りが続き、しっかり積った雪がサクサクと気持ちの良い音を奏でてくれる。
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緩やかな尾根筋 |
分岐・・・左が冬道 |
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冬道分岐で道を左に取りアイゼンを利かせて一歩一歩l高度を稼ぎ左へ大きくカーブして雪屁の張り出したミニ尾根を通過。 秋にはトリカブトが群生する1枚斜面を直登して夏道との合流点に到着し北山の展望を得る。 |
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ミニ尾根を渡る |
1枚斜面を直登 |
スズメ蜂の巣を思わせる雪のオブジェ |
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夏道合流点の雪の壁 |
北山展望 |
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合流点より背丈の低くなりだした木々の間を抜けてしばらく行くと御殿山の頂となり、西南稜が見事な姿を見せてくれる。 |
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御殿山より西南稜の展望 |
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御殿山からは一度わさび峠に下り、深い雪で膝までもぐる急な斜面を青空をめざして登り返し西南稜取り付きの一つ目のピークに立つ。 標識は雪の中に埋もれておりく1m以上の積雪であろうと思われる。 この一つ目のピークからは西南稜が白竜を思わせるように山頂に向けて伸びる姿を目にすることが出来、何度来ても感動する場所である。
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ワサビ峠より一つ目のピークへ |
ピーク手前の急斜面 |
雪に埋もれる標識とサンマイ北尾根 |
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一つ目のピークからは白竜が天に昇るようにみえる西南稜 |
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温かさで少し緩み気味の雪面を一歩一歩雪の感触を楽しむようにして歩く。 今日は天が高く春のような天気でトレースを追いかけてアイゼンだけで歩くのはもったいなく、 二つ目のピーク手前で担いできたスノーシューに履き替え、山頂に向けて新しいトレースをつけて雪と会話を楽しむ。
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雪屁の張り出した白竜の背中を歩く |
歩いて来た西南稜を振り返る |
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スノーシューを付けたまま三つ目のピークの広大な斜面を登り、雪に埋もれた岩場を通過して頂上稜線より頂に立つ。
気温が高く少しガスがかかった感じで遠望はきかないが10月以来の山頂は春の陽気で温かくむかえてくれる。
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大斜面を自在に歩く |
雪で埋もれた岩場を通過 |
頂上稜線 |
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山頂で昼ごはんを作り、コーヒーを片手に蛇谷・釈迦・コヤマノ岳と会話を交わして三歩のように1時間以上も至福の時を過ごす。
何人かの登山者の方を見送ったあとようやく腰を上げ下山へとザックを担ぐ。
アイゼンを着けて西南稜を快適に下って行き、途中次回予定のサンマイ谷北尾根の下降点を確認し第一ピークへ。
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北稜よりツルベ・蛇谷を望む |
釈迦とカラ岳を望む |
登山者 |
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第一ピークからは逆光に輝くワサビ峠の雪屁に感激しながら御殿山へと登り返し、冬道より坊村に下山 この日の山行で武奈の頂は54回目となるがまた新たな感動を貰ったようであり、武奈はやはり最高!!。 |
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第一ピークより御殿山展望 |
ワサビ峠より御殿山の雪屁 |
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