快晴の天気予報のもと稜線歩きを満喫したく、アルプスの雰囲気を味わえる霊仙山南西尾根に向けて車のハンドルをにぎる。 6時30分男山を出発し、京滋バイパスから名神に入り草津で朝食休憩と飲料を手配したあと彦根インターより登山口である落合へ。 8時30分、廃村になり今は使用されていない集会所前の空き地に車を駐車させて頂く。
ゆっくりと支度をし、村の中を抜けて林道を少し戻った所にある登山口より、その昔今畑の人々が使われていた生活道を登りはじめる。 10分程登ると廃村の今畑に着き、今もポツン取り残されたように建つお寺に合掌。
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廃村より杉林を抜けてゆくと道は広葉樹の中に続き、登山道まわりのブナはまだ葉を落さずに残り黄葉を楽しませてくれる。 杉の回廊のような場所を通過し、次第に高度を上げ行くと登山道にはカレンフェルトが目立ちはじめて 南西尾根の広大な斜面が木々の間より姿を見せはじめる
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登山道を彩るブナの黄葉 |
杉の回廊 |
登山道脇にはカレンフェルト |
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黄葉の登山道 |
木々の間より南西尾根斜面 |
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苔むしたカレンフェルトの目立つ登山道より少し下降すると笹峠に着き、杉の中を左折するように登ってゆくと立ち枯れが美しい風景に出会う。 南西尾根の広大な斜面をバックにした立ち枯れの森は大台ヶ原を思わせる神秘的な雰囲気で思わず【おおっ】の声がでる。
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カレンフェルトが目立つ登山道 |
杉林の中にある笹峠 |
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立ち枯れと大斜面 |
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南西尾根尾根の門のようにそびえる2本の杉の間を通り、大斜面のキツイ登りに備えて取り付き点で一本。 大斜面は近江展望台と呼ばれるポイントまで一気の登りとなり、いつものように息切れを連発しながら立ち休憩を繰り返して ゆっくりと高度を上げてゆく。背中からは御池丸山が笑いながら後押しをしてくれているようでもある。
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南西尾根入り口に立つ杉 |
急な登りが続く |
御池岳が! |
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今日の近江展望台は近江平野は勿論、これから向う南西尾根稜線全体を惜しげもなく見せてくれる最高のパフォーマンスで迎えてくれたようだ。 ここから眺める南西尾根はアルプスの雰囲気があり,春には福寿草がいたるところに咲き乱れる関西一級の稜線で 南の鎌尾根と共にお気に入りの一つである。
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近江展望台 |
最高点まで続く稜線 |
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青空の下霊仙最高点まで延びる尾根筋は真に美しく、逸る気持ちを抑えるようにしてゆっくりと歩いてゆく。 足元のシリオ君も久しぶりのアルプスの雰囲気にリズム感よくこたえてくれているようである。
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左霊仙山 正面に最高点 |
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稜線右側は御池と藤原岳が常に |
アルプスの雰囲気が漂う南西尾根 |
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左前方に霊仙と最高点を、右に御池丸山の展望を見ながら鹿の親子に挨拶して稜線上の笹原まで進んでひと休憩! ここで先に霊仙山の頂を踏み最高点へ逆廻りしようと谷へと脚を進める。 登山道は無いものの獣道を谷までくだり、霊仙の南斜面を這い上がって頂に到着。
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谷へ下り左ピーク霊仙山へ登り返す |
登山道逆より霊仙山頂へ |
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霊仙山山頂はさすがに日曜日で人が多く、大勢の登山者の方々が伊吹山を眺めながらお弁当を食べたり、お茶タイムをしたりと楽しんでおられる。 登山道と違うところより登ってきた小生に不思議そうな目を向ける方にちょこっと頭を下げて最高点に脚を向ける。 遮るもののない美しい稜線をひと歩きして最高点にザックを降ろす。
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霊仙山山頂 |
最高点へ向け伸びる登山道 |
経塚山へ伸びる道と伊吹山 |
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伊吹山とその向うにかすかな山容を見せる白山をみながらランチタイムへ! 新潟よりはるばる遠征されてきた素敵なご夫婦の方と懇意になり、勝手に関西を代表するかのように鈴鹿の山々についてお話をさせて頂く。 南西尾根に向われるご夫婦の後姿にほのぼのとした暖かさを感じながらゆっくりとした時間を過ごす。 |
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最高点より伊吹山を眺める |
最高点と霊仙山 |
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霊仙最高点 |
新潟からの素敵なご夫婦 |
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展望を楽しんだあとご夫婦の後を追うように南西尾根に向い近江展望台より笹峠へと下り、今畑のお寺で休憩して落合に下山。 |
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今畑登山道ブナの黄葉 |
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