ホームページ開設10年の区切りとして山休の山の原点である武奈を歩こうと6時50分八幡市を出発。 名神南インターより高速に入り、東インターから湖西道路を経由し堅田より鯖街道若狭路へと抜けて、下山予定栃生へ。 野街道バス停近くの空き地に秘密兵器の折りたたみ自転車をキープして坊村へ戻る。 地主神社前に車を駐車させて頂き仕度をして明王院の境内を抜け登山口へ。
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地主神社 |
御殿山コース登山口 |
杉林の中急な登りが続く |
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いつものように杉林に続く急な登りが歓迎してくれる。何回登ってもここはきついなあと思いながら 息切れ、立ち休憩の連発を繰り返し杉林を抜けて広葉樹の斜面を登り登山道の真中に鎮座する腰掛石で一本。
*ちなみに名前は勝ってにつけたもの。
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広葉樹の森を行く |
登山道真中に腰掛石 |
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腰掛石からは御殿山より派生している支尾根の北側をトラバースするように進み尾根筋へと出る。 しばらく尾根筋を進むと冬道との分岐に出合い、久しく歩いていない夏道に足を向ける。 |
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北斜面をトラバース |
尾根筋の明るい道 |
冬道との分岐 |
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逆時計周りのトラバース道が終わるとU字の枯沢をしばらく進み、右の尾根に取り付いて高度を上げると冬道との合流。 ここからは北山方面の展望がよく一息入れるのにちょうどいい。 秋になるとここから冬道にかけてトリカブトの群生が見事な場所でもある。
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樹林が美しいトラバース道 |
明るいU字の涸沢に続く夏道 |
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夏冬道合流点から北山を展望する…鎌倉から峰床の稜線が美しい |
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合流点からは樹林帯の中に続く緩やかな道を15分程登り西南稜展望台の御殿山に到着。 百里方面の空が黒くなっているのがいやな感じであるが、西南稜、蓬莱山にはすばらしく夏空が広っている。 |
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御殿山山頂 |
蓬莱山も夏の日差しで輝いている |
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夏の装いを見せる我が山歩きの原点西南稜 |
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御殿山からは一度ワサビ峠に下降し、西南稜の一つ目のピークへと登り返してゆく。 最近は冬しかここを通っていないのでワサビ峠標識の全身を見るのは久しぶりで思わず帽子を取り一礼。 また途中にはたくさんとは言えないがベニドウダンが赤い姿を見せてくれる。
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西南稜の一つ目のピークに登り着くといつものすばらしい風景が広がり『ここはやっぱりいいなあ』と独り言! 相変わらず百里方面の雲が少し気になるが気持ちの良いトレッキングのはじまりである。 登山道脇に咲くレンゲツツジやミツバツチグリ、アカモノをカメラに納めながら武奈山頂へとゆっくり歩いてゆく。
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西南稜第一ピーク |
何度見ても歩いても飽きることのない私の山の原点 |
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山頂手前の大三角をよいしょヨイショと登り小さな岩場をヒョコと乗り越えると目の前に山頂が、 振り返ると今歩いて来た西南稜が竜の背中のように奇麗な姿を惜しげもなく見せてくれる。 山頂を左に見ながらミニ尾根を渡ると八雲ヶ原からの合流点。
ここで釈迦岳の撮影をしていると『会長』と大きな声が山頂の方から聞こえてくる。 なんと4年前に剣岳に一緒に登った初期のサークルメンバー『割り箸さん』で久しぶりの再会に思わずびっくり!
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この旧友は当サークルNO1の健脚で朝槍ヶ岳を立ち夕方には今は閉鎖中の岳沢ヒッツテまで歩いたつわものである。 ここ2年程山に遠ざかっていたようで夏の北アルプスに向けて比良で鍛えているとの事。 山頂でなつかしの山談議をしながら夏は北アルプスへ一緒行こうと約束し、正面谷に下る旧友を見送る。
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久しぶりの武奈山頂でもう少しのんびりと思っていたのであるが、いつの間にか北山方面を覆っていた黒い雲が頭上に! 大粒の雨とともにドーンゴロゴロと恐ろしいサプライズが・・・落ちる心配はないようであるがあわてて北稜を駆け下り細川越へ。 ブナの木の下でしばらく雨宿りをし、レインウェアを羽織る。山のカミナリはその音が腹に響くほどにおそろしい! 雨は止みそうにないがカミナリの音が小さくなってきたので釣瓶へと再び足を向ける。
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細川越 |
釣瓶へ向かう登山道 |
雨にうたれてアカモノが光る |
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久しぶりにカッパを着ての山歩きで、暗い樹林帯を登り返してゆくと大きな杉の木が立つ釣瓶山頂にでる。 この山頂に立つのは20年ぶりくらいでなつかしいよりもはじめて訪れた感覚である。 |
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釣瓶稜線より武奈…まだ雷雲が! |
釣瓶岳山頂 |
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山頂からは緩やかな下りとなり前方に北部の盟主蛇谷ヶ峰をみながらのトレッキングとなる 蛇谷の姿が徐々に大きくなりだすとイワタニ峠へと到着する。 このあたりよりデジカメの電源がなくなりが写真は撮れずじまいとなり、仕方なく一気にコメカイ道を栃生に下る。 野街道バス付近にプールしていた折りたたみ自転車でコロコロ、ころころと坊村へ。
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前方に蛇谷を見ながら |
縦走路は整備もしっかりとされている |
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