先週に歩く予定が名神の工事で延期になっていた横山岳に登るべく早朝八幡市を出発! 運が良ければヤマシャクと遭遇できるのではと期待感を抱いて第二京阪、名神、北陸道とハンドルを握る。 木之本インターで高速を下りて登山口の杉野に7時20分に到着。 さすがに人気の山、すでに多くの車が止まっており、もう登られているのであろう。 仕度を済まし太鼓橋に向けて林道を歩きはじめる。 |
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駐車スペース この他にも多数 |
横山岳の紹介 |
駐車場横からの林道 |
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林道に入るとすぐにオドリコソウ、キンホウゲ、カキオドが出迎えてくれ早速撮影タイムとなる。 これはなかなか前に進まないぞ・・・と思いながらも次々に現われる花達に押すだけカメラのレンズを向ける。 あとから登ってくる人達にドンドン抜かれてようやく登山口へと到着。
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このまま林道を真っ直ぐに進んでも太鼓橋に着くようであるが、通行止めの標識に従い斜面に付けられいる道を登りはじめる。 これが結構な急登でフーフー、ハアーハアーと息切れを連発して広域林道に飛び出す。 この広域林道を少し下るような感じで800m程歩いて取り付き点の太鼓橋にザックを下ろす。 |
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林道に咲いていた花達 |
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クサイチゴ |
タニウツギ |
藤の花房…短ければ |
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太鼓橋で一本取ったあと白谷左岸沿いの道を歩きはじめると・・・すぐにラショウモンカズラが顔を見せてくれる。 さらに沢沿いを登りつめて行くと前方に大きなスベリ台のような滝が姿を現わす。 近づくと水量も豊富で飛び交うしぶきがほてりはじめた身体にとても気持ち良い。ウー最高の気分! |
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沢沿いの道…シャクがいっぱい |
程なく前方に滝が! |
ラショウモンカズラ |
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水量たっぷりの経の滝 |
岩に張り付くヒメレンゲ |
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マイナスイオンをたっぷりもらった後、滝を左から巻くように登り上部の沢へと抜けて行く。 途中の岩場にはヒメレンゲが張り付くようにさいて群落を作っており、パチり!
それから程なくして登山道沿いにはニリンソが目立ち始めて再びパチリタイムへ! 先日の御池ではあまり元気のなかった ニリンソウがここではまだまだ元気でさすがに花の横山岳と変に感動! |
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ニリンソウが咲く登山道 |
美人のニリンソウ |
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さらに沢沿いを進むと右の斜面に大きく白い花が・・・イチリンソウである。 こんなにたくさん咲いているのを見るのははじめてで思わず『おお すご!』と叫んでしまう。 体調の悪いのを忘れさせてくれる純白の美しい花である。 |
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清楚なイチリンソウ |
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イチリンソウの写真を30カット程撮影し、目にその清楚な姿を焼きつけて五銚子の滝へと続く明るい谷筋へと足を進める。 緩やかな傾斜の続く少し崩れ気味の道を足元に注意して登って行くと水の落ちる音が聞こえ出し上部に滝が現われる、五銚子の滝である。 登山道には場面、場面ごとにヤマルリソウやエンゴサクなどのあたらしい花達が顔を出し飽きることがない。
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五銚子の滝への谷筋で向かえてくれた花達 |
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ヤマルリソウ |
ヤマエンゴサク |
ミヤマキケマン |
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少し熱っぽい身体はさすがにバテがきだしており、五銚子の滝で大休憩をとりこれからの急な登りに備える。 その間にも3組程の団体さんが登って行かれる。 水分補給をたっぷりしたあと北岳の草スベリのような斜面をゆっくりと登り始める。・・・これからの期待はメインのヤマシャク!
登りだしより急な斜面ですぐに息切れが始まりペースが全然上がらない! 何度も立ち止まっては大きくため息をつき、ようやくあと300mの標識までの登り着く。さあここからがメインの登場とばかりに あたりを探すがなかなか真打は登場せず、ようやく見つけるもすでに花を落としており今年も見逃してしまったと これから山頂までの急な登りを思うと心が折れかけてゆくのを覚える。 しばらく岩棚に腰を下ろし、来年もこの山に来る楽しみが出来たんだと気持ちを一生懸命切かえる。
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急な登りのはじまり(昨年の写真使用) |
樹林帯の登り |
あとちょっと まだ300mもと複雑 |
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五銚子からの急登りで元気に咲いていた花達 |
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ユキザキ |
チゴユリ |
フデリンドウ |
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ザックを背負い直し、あと200m あと100mの標識にま『だつかないのか』とぶつぶつあたりながら 急な登りを一歩一歩消化してゆくとやがてブナの巨木が立ち並ぶ平坦地に出て横山岳山頂へバテバテで到着。 山頂にはたくさんの方がおられ挨拶を交わしたあと食事休憩は東峰の方がいいかなあと三角点に一礼をしてもうひと踏ん張り。
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あと200m地点 |
まだまだ続く急な登り |
あと100m地点・・・ガンバレ |
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まもなく山頂 |
山頂…奥は展望台 |
山頂より金糞方面の展望 |
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東峰への道はゆるやかな尾根筋で歩きやすく、樹林を抜けると開けた稜線となり展望もよく爽快な気分で歩ける! 30分程で東峰に到着し、三周や金糞の展望を楽しみながら待望の食事タイムへ。
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歩き易い稜線の道 |
今踏んで来た主峰 西峰 |
東峰山頂・・・展望良し |
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本日のおかず展望 |
東峰でくつろぐ登山者 |
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さあ! いよいよ下山! 下山道の楽しみは近江一とも言われるブナの原生林歩きである。 東峰より急な道を一気に下ってゆくとブナ林になり、膝は少しガクガクとするもブナと会話を交わしながらの下山がまた楽しい。 そして長いブナ林が終わると杉が目立ち出し、前方下に林道が見え出して東峰登山口へと下山。
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東登山口への案内標識 |
ここを下ると広域林道 |
東尾根コース登山口 |
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東尾根コースに咲いていた花達 |
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イワカガミ |
イワナシ |
ウスギヨウラク |
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ユキグニミツバツツジ |
ヤマブキ |
ミツバツチグリ |
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ここから林道を少し歩いて『夜這いの水』と呼ばれる山休にはまるで縁のないうらやましい名前の水場でカラカラの喉を潤す。 ここで3度目のTシァツを着替えて長い林道を駐車場へと戻る。 この林道脇にはシャガやムラサキサキゴケ、ミヤマハコベが群生し最後まで飽きさせない演出で横山は見送ってくれる。 体調が今ひとつで横山の急な登りにバテ、ヤマシャクには間に合わず残念であったが、それを補って余りある
たくさんの花達と出会ういい山旅であったなあと…ハンドルをにぎりながら満足感がいっぱいで京に帰る。
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夜這いの水 |
白谷登山口 |
駐車場に設置されている案内板 |
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