高島トレイル
栗原橋より三国岳を歩く

山行日:2010年5月6日
天候:晴れ雲
メンバー:ミーとマン氏 山休
コース:桑原橋(7:35)→峠茶跡(8:36 8:42)→ブナの巨木(9:29)→三国岳(9:33 10:29)
→岩谷分岐(10:36)→下谷林道(11:20)→桑原橋(11:37)


GWの仕事、仕事のパターンがようやく終わった6日、簡単な山歩きでストレスの解消を図ろうと思い、
雨男の相棒ミートマン氏を誘い高島トレイルの南の終点三国岳へと出かける。
いつものように湖西道路堅田より鯖街道に入り、坊村を通過して梅ノ木を左折、登山口のある桑原橋へ。
午前7時20分に登山口に到着し、お堂の横にある空き地に車を止めさせて頂き、トレイル用の立派なトイレで用を足して出発。

登山口の桑原橋 ムラサキサギゴケ キンポウゲ

川沿いを少し歩き対岸の杉林に続く登山道に入ってゆく。出だしからの急な登りで早速息切れが始まる。
登りはじめてすぐにあっと驚く『熊』に遭遇!  やばい!と思いきや木彫りの熊であった ホッ!
そう言えば前回ここに来た時は、地元の方に『熊に気をつけや』との忠告を頂いた事が頭をよぎる。
相棒があわてて携帯ラジオのボリュームを上げて歩きはじめる。

川沿いの少し歩く 杉林の急な登り あっ 熊 木彫りでした

杉林を抜けると自然林の林となり、足元には所々にオオイワカガミの赤やピンクがきれいである。パチリ!
綺麗な自然林の中に緩やかに登って行く尾根筋の登山道をしばらく行くと茶屋跡と呼ばれる開けた場所に着く。
昔の名残りはないが、ここは旧鯖街道の峠にあたり多くの旅人が一服したのであろう。
峠にて我々も昔を思いながら一服して、今日の目的地三国岳へと向かう。

オオイワカガミ
自然林の中を登る まだ元気なトクワカソウ 峠の茶屋跡

峠からは稜線伝いの道となり、、杉林、広葉樹の森をちょっとしたアップダウンを繰り返して進んで行く。
やがてこの山の守り神であるかのようなブナの巨木が立つ三叉路に到着し、ブナに1年半ぶりの挨拶を交わす。
ひさしぶりでんなあと見上げたあと、縦走路より少しハズレたところにある三国岳ピークへと足を向ける。


峠の茶屋跡から三国岳への縦走路 縦走路に咲くイワカガミ
まさしく自然の神秘樹齢何百年のブナの巨木 登山者が小さい

三国岳は京都府第3位の標高を持っているが、登るには交通の便がいまいちで訪れる人が少ない様である。
おわんをひっくりかえしたような頂は東方面がわずかに開けて比良山系を望むことが出来る。
この頂で昼食タイムを取り、少し飽きているなあと思いながらもいつものようにおにぎりと焼きぞばで腹を膨らませる。

高島トレイル最南端 三国岳山頂とマイザック 山頂より比良を望む

頂で結構ゆっくりとしたあとブナの巨木まで戻り、岩谷の分岐より下山道に入る。
下山コースの両脇にもオオイワカガミがたくさん咲いており、何度もシャツターを押しなが下っていると
先を行くミートマン氏がなにやら指をさして叫んでいるではないないか!
目を凝らして見るとピンクの大きな花をつけた石楠花である。
前回の比良堂満、御池T字尾根ではまだ早く、ここも咲いていないかなあと思っていたので思わずヤッター!


岩谷峠分岐 大好きな百里ヶ岳を望む(下山道より) 林道登山口に下山
ホンシャクナゲ

たくさんシャクナゲの木はあるが花をつけていたのはこの木だけであった。やはり裏年かなあと!
このあと順調に林道まで下り、桑原橋まで戻って、朽木てんくうの湯で汗を流し家路へ!

出合った花達
ニリンソウ ムシカリ ミヤマキケマン
スミレ マヌシグサ