サークルの健脚自慢強力5gさんと雪の西南稜を歩く予定で八幡市を6時40分に出発。
市内在住の5gさんをJR堅田駅で拾い登山口の坊村に7時50分に到着。
ちなみにこの5gさんはサークル登山時に2gペットボトル3本を常に担ぎ上げてくれる頼もしい若者である。
地主神社の前に車を駐車し支度をしているとその間にも2組のグループが先発をされて行く。
アイゼンをザックに入れスノーシューをくくりつけていざ出発。 |
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明王院の境内を抜けて行く |
御殿山登山口 |
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登山口には全く雪がなく、いつもきついなあと思う出だしの杉林をひたすら登る。
腰掛椅子と名づけている鞍部まで登るとようやく登山道に雪が現われ始めて冬山らしさがでてくる。
デジカメ電池容量不足の為前半の写真はカットして進む(準備不足が情けない!)
小鞍部より御殿山から派生する尾根をトラバースするように進むと道が凍てつきはじめ足元注意で歩行!
冬道分岐まで来ると雪も次第に深くなり急斜面に備えて念の為アイゼンを装着。
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トラバース道は少しアイスバーン気味 |
尾根に上がると雪質も安定 |
冬道分岐付近を行く相棒 |
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冬道に入り最初の急な斜面を通過して、この時期には例年大きな雪屁の出来るミニ尾根を渉って行く。
今年は雪屁がほとんど無く少し期待はずれの感じでもある。
秋口にはトリカブトの群生が美しい一枚斜面を登り、夏道との合流に9時56分に到着。
あいにくの天候で北山の展望はグレーキャンバスの中。
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ミニ尾根を渉る相棒5gさん |
夏道との合流点はガスの中 |
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夏道合流点からは木々に張り付き出した霧氷の中を天候は今ひとつであるがトレースをたどり気持良く歩く。
相棒の5gさんはさすがに強くどんどんと先を進み時々立ち止まっては老体を労わってくれる。
少し遅れて小生の半分の年齢がとてもうらやましい5gさんの待つ御殿山山頂に到着。 |
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全く展望の無い御殿山で一本立てたあとワサビ峠へと急降下してゆく。
このワサビ峠と御殿山付近の霧氷はなんとも言えずすばらしく思わずウォーの声が相棒からも聞こえてくる。
真冬なのに体の上半身をしっかりと露出した標識にタッチして第一ピークへと向かう。
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御殿山の霧氷 |
ワサビ峠も雪は少なく |
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第一ピークに登り着くと目の前に長大な西南稜が姿を現わす筈なのであるが何も無い、あるのはガスのみ。
グレーのガスの中に薄っすらと続くトレースを追って中に入ってゆく、今日は気温が低く雪質が良く歩きやすいのであるが
日本海よりビュービューと吹く冷たい風で頬が刺されるように痛い。
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第一ピークより西南稜! |
第二ピークへ向かう |
大斜面を登る |
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第二ピークを通過し、風に飛ばされないように大斜面と小さな岩場を越えてコヤマノ岳からの道と合流して山頂に立つ。
この天候の中でも山頂には3組程の先客がおられさすがに人気の武奈ヶ岳と感心。
あいにくの天候で即下山だなあと思っていると、にわかに空が明るくなり視界が広がるではないか!
蛇谷・釈迦・白倉・コヤマノ岳・そして今歩いて来た西南稜が顔を見せてくれ51回目の頂を祝ってくれる。
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武奈ヶ岳山頂1214mからの展望 |
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北稜から釣瓶岳と蛇谷ヶ岳へ |
カラ岳から釈迦岳縦走路と琵琶湖 |
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霧氷と白倉連峰 雲が切れると百里も |
コヤマノ岳のブナ林が圧巻 |
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感激の撮影タイムを過ごした後、ランチは風を避けてワサビ峠ですることにし、その長大なそして優雅な姿を現わした
西南稜を下り始める。第二ピークを少し過ぎたところより出ている昨年下ったサンマイ谷北尾根を覗くが今年は雪が少なく下降は厳しそう!
無理をせずに右に北山の連山、左にコヤマノ岳からシャクシコバの頭、前方に蓬莱山を見ながら第一ピークへと向かう。
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雪が少なくてもホワイトラインが見事な西南稜 |
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振り返ると武奈への稜線がくっきり |
第一ピークへ西南稜を歩く |
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第一ピークより西南稜 左奥のラインがサンマイ谷北尾根 |
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第一ピークより御殿山と蓬莱山 真ん中手前の窪みがワサビ峠 |
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第一ピークからワサビ峠に下降し到着後さあ昼ごはんと準備をしガスに火をつけると火力が弱い・・・ああなんたることガス不足!
デジカメ電池と同じく準備不足で今日二度目の失態! 相棒に火は無く結局お湯が沸かず冷えたおにぎりを腹に入れるのみ。
ちょつとさびしい昼ご飯のあと御殿山に登り帰して、西南稜と蓬莱山にサヨナラをし坊村へ下山。
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下山後坊村のレストランにて山菜そばでお腹をいっぱいにし、登山終了。お風呂は琵琶湖畔の大和の湯へ!
教訓@…事前準備はしっかりと! 当日にしない。
A精密機械やガスもしっかりチェツクを!
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