高島トレイル 百里ヶ岳 

山行日:2009年10月20日
天候:薄曇!
メンバー:単独

コース:新道登山口(9:10)→805ピーク(10:05)→シチクレ峠(10:18 10:25)→根来坂峠分岐→百里ヶ岳(10:53 11:25)
→根来坂峠分岐→白石山(11:57)→根来坂峠(12:00 12:05)→焼尾地蔵(12:27)→小入谷バス停(13:15)→新道登山口(13:26)
駐車スペース 新道登山口に10台程度あり


この秋の高島トレイル第3弾は春に雨とガスの中駒ケ岳より縦走した百里ヶ岳の頂に晴れの日に立ちたく
京都八幡男山を少しだけ早立ちし、8時50分小入谷越の新道登山口に到着して道路脇の駐車スペースに車を止める。
堅田のコンビニで仕入れてきた朝食を採ったあと取り付きの急な道を登り始める。

新道登山口と駐車スペース 杉林の急登 急登を抜けると穏やかな道が!
取り付きからの杉の急登を抜けてゆくと道は穏やかになり黄葉し始めた森を快適に歩く。
小さな尾根道と小さな斜面をゆっくりと森林浴を楽しむように小1時間程登ると805ピークに到着する。
このあたりよりブナが奇麗な黄葉をはじめおり、目線が次第に上になってゆく。

黄葉の森が続く 805ピーク
ひと休憩しさらに黄葉の森を進むと一旦樹林が切れて今日の目的地百里ヶ岳が姿を見せてくれる。
足元を見ると小さく可憐なシコクママナコがこちらを見つめているではないか!
パチリ一枚デジカメに収めるとすぐにシチクレ峠に到着。
この春はガスの中ここより南谷に下降し、えらい目にあった想い出の峠である。

百里ヶ岳が姿を見せる シコクママナコ シチクレ峠
シチクレ峠より杉林を少し登ると県境尾根出合になり、ここからはブナの巨木が並び
道は急坂になるが目に映る黄葉がすばらしく気持ち良く登ることが出来る。

杉林の中にある県境尾根出合い ロープの付けられた急な登り 山頂へは錦の中をゆく
ブナの巨木達 まるで癒しの森のよう!
黄葉を楽しみながら巨木の森を抜け出ると百里ヶ岳山頂である。
小さな広場のような山頂で一等三角点に春以来の挨拶をし、簡単な食事をする。
山名の由来のように百里四方の展望は望めないが、まぶたの中で百里の展望を楽しむのもまた楽し。
百里ヶ岳山頂 一等三角点 二度目は少しだけ晴れ
下山は県境尾根出合まで一度下り、白石山へ登り帰して根来坂峠へと抜けてゆく。
白石山へのコースもブナ林の黄葉がすばらしく飽きることなく歩くことが出来る。
山頂より30分程で到着する根来坂峠にはお地蔵さんとブナの古木があり歴史を感じさせてくれる。

白石山もブナ林がきれい! 根来坂峠のお地蔵さん ブナの古木が今も昔も旅人見つめる
根来坂峠で今は昔、わびさびの雰囲気にゆったりと浸ったあと焼尾地蔵尊に向けて樹林帯に続く良く整備された道を下ってゆく
右下に未舗装の林道を見ながらしばらく歩くと樹林が途切れて北山方面の展望が良くなり林道へ飛び出してゆく。
いつもは苦手な林道歩きであるがここの林道は明るく退屈なところがなく結構気分よく歩ける。

北山方面展望 林道との合流 左が下って来た道 山を巻くように林道が続く
林道をのんびりと下り道路脇に鎮座する焼尾地蔵尊に手を合わせたあと、
10分程下ってカーブミラー下に取り付けてある鯖街道方面の小さな標識より再び森の中の道へ入って行く
溝状に続く旧鯖街道を下り切ると大倉谷出合に着き、そこから杉林をしばらく進みコンクリでガードされた沢を渡って小入谷の村落へ到着。
ここから旧鯖街道へ 大倉谷出合を右折して小入谷村落へ 水の流れるコンクリ堤を渡る
昔来たようななつかしい風景の中を歩きながらバス停手前の橋を渡って新道登山口へ戻る。
4時間程であったが美しいブナ林と黄葉、歴史ある峠、なつかしい風景と出会う充実の山歩きであった。
朽木学童舎となつかしい風景! バス停手前の橋を渡り新道登山口へ