名神の工事渋滞を避けて山行を延期していた湖北の横山岳へ相棒二人を伴い6時10分八幡市を出発。
いつものように草津のサービスエリアでモーニングをし、しっかりとトイレタイムを取るノム氏をまだかまだかと待って再び北上。
北陸道の木の本インターより303号線に下りて杉野農協前より網谷林道に入り8時30分白谷登山口に車を停める。 |
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支度を整え案内板を確認して駐車場横の登山口より歩きはじめるとすぐにオドリコソウの出迎えを受ける。
少し花の季節には遅いかなあと思いながら運転してきたのであるがさすがに花の横山岳である
すぐに押すだけデジカメの登場となりパチリ、パチリとカメラマンに。 |
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オドリコソウ |
ミヤマハコベ |
林道を離れて右に登山道 |
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登山口より林道をしばらく行くと右に横山岳の案内板があり登山道へと入って行く。
林道を直進すると太鼓橋への近道らしいが荒れているとのことで地図にあるコースの道を順当に選ぶ。
登山道に入ると植林の急な道となり、相棒二人に遅れないように頑張って登るが、年齢差か、それとも普段の仕事量の差か
徐々に差が開き5分程遅れて広域林道に飛び出し、太鼓橋へと足を向ける。
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植林の中きつい登りが続く |
太鼓橋に続く広域林道 |
太鼓橋 |
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太鼓橋からはV字の谷に続く道を足元に注意しながら少しづつ高度上げて行く。
足元には多くの花が咲き何度もなんどもカメラのシャッターを押して進むと目線の先に見事な滝が姿を見せはじめる。
17mの高さからナメ滝状に豊富な水を落とす経の滝である。
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谷沿いを気持ち良く歩く |
前方に経の滝が姿を見せる |
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経の滝でマイナスイオンをたっぷりと貰ったあと右岸を高巻き滝上部の沢にでて天狗岩を見ながら小滝を越えてゆくと
緑の中にまるで昇り竜のような姿を想像させる五銚子の滝へと到着する
相棒二人もこの滝には相当感激したのか何枚も何枚もカメラにその姿を収めているようである。 |
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滝からの取り付きはまるで草スベリ |
ちょっとした岩道も |
急な登りの連続 |
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300mは良し頑張ろう |
200mはえ! まだ |
100mに八つ当たり |
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滝を眺めて十分な休憩タイムを取ったあと滝左側の草付き急斜面を登って行く
想像以上の急斜面で何度も立ち止まり、コースにつけてあるロープに助けてもらいながらのフーフー登りである。
上部のブナ林に入っても急登が続き、『あと300mがんばれ標識』に励まされて
『あと200mがんばれ標識』に笑われて、『あと100mがんばれ標識』に『えいかげんのせい』と文句をたれながら
息も絶え絶えに1132mの横山岳西峰に立つ。西峰さん花の横山から急登の横山へ変更を希望します!
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山頂からの展望と三人組 |
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タニウツギ |
ヘビイチゴ |
ウツギ |
コナスビ |
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キンポウゲ |
ヒメレンゲ |
ミヤマキケマン |
エンゴサク |
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クルマムグラ |
シライトソウ |
キイチゴと蝶 |
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2等三角点のある山頂でしっかりとランチを摂り、我々と同じく今は昔の娘さんたちとそして仲の良いご夫婦の方と山の会話を楽しむ。
食後はミーとマン氏ご自慢のインスタントコーヒーを味わったあと展望を楽しみに東峰へと足を向ける。
西峰から続く樹林帯を抜けると視界の開けた尾根道となり右に白倉岳、金糞岳を左に三周ヶ岳、能郷白山を望みながらの快適山歩となる。
足元には可憐なユキザサとチゴユリ、まだ咲いてくれているイワカガミ、そして頭上にはスノキとウスギヨウラクと
朝の急な登りなどすっかり忘れて最高の気分で東峰にザックを下ろす。
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横山岳西峰の2等三角点 |
東峰への稜線は視界良 |
東峰にて山の勉強 |
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金糞岳の向うに伊吹山がひょっこり手前の赤はノム山(さん) |
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能郷白山方面を遠望する |
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ユキザサ |
チゴユリ |
イワカガミ |
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スノキ |
ウスギヨウラク |
ミヤマシキミ |
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華麗な滝、激登り、可憐な花、目に焼きついた展望をお土産にしていよいよ下山。
東峰より尾根を下りブナの原生林に入って行く、ブナの緑は気持ちが良くどんどんと高度を下げてゆく。
葉だけが残るイワウチワの群生地を過ぎると登山道のあちこちにギョリンソウが咲き始めてその白い存在感をアピールしてくる。
そえれに応えるようにしてなんどもシャッターを押しながらジグザグを下ってゆくとやがて林道に着く。
東峰から1時間弱程の下りであり、登りとはえらい違いであると道端にすわりほっと一息。 |
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東尾根の下り |
ブナの原生林を行く 緑が目にやさしい |
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思っていたよりもたくさんの花に出逢ったなあと思いながら林道を白谷登山口にゆっくり下って行くとこれでもかとばかりに
道の両脇にシャガの群生とムラサキサギゴケが咲き乱れている。時々忘れては困るとばかりにアザミとナワシロイチゴがダメを押してくる。
横山さん先ほどのイヤミを返上します。やはりあなたは花の横山しゃーんです、どうも参りました。
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東尾根登山口 |
夜這橋を左に 直進は太鼓橋へ |
一路白谷登山口へ |
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駐車場に戻り帰路は湖西周りで高速代を節約し、マキノ白谷温泉八王子荘のこじんまりとした湯船で汗を流し京都八幡に戻る。
花と滝、そして南岳新道を思わせる急な登りが印象に残る山であった。
花の名前は!! |
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