ネット友人のchikaさんが歩かれてブナ林がすばらしいとの情報を頂いた若狭駒ヶ岳と昨年登れずにいた百里ヶ岳も
歩いてみようと渋滞を避けるようにして6時10分久しぶりの早立ちで八幡男山を出発し国道1号線を名神南へ。
名神南インターから東に走り湖西道路を経由して堅田より鯖街道に入る、比良登山口の坊村を通過してさらに北上をする。
朽木のコンビニで食料を調達し三石より小浜朽木高島線をひた走り8時20分登山口の木地山に到着。
快適なドライブ途中より降りだした雨が止まず車の中で雨宿り時間をとるが止む気配がなく午後より晴れるの予想を信じて
8時40分過ぎにバス停前より麻生川に架かる橋を渡り獣避けネットをくぐらせて頂き登山道へ。 |
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橋を渡ると沢沿いに登山道が続きすぐに出合う西尾根との分岐を右に進み南の尾根筋より駒に向かう
杉林を抜けて新緑がきれいな道を行くと左下に滝が見えはじめ少し寄り道をして滝に挨拶。
再び登山道に戻り右岸を巻くようにして滝を通過すると駒ヶ越への尾根道と沢道とに道が分かれており今日は沢道を選ぶ。
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沢横の道を歩いてゆくと前方の空間を緑で埋め尽くす大木がchikaさんのページ拝見していたカツラの木である
長竹の森と名づけられたこの巨木はこのあたりの神様のような雰囲気を持っているようである。
駒ヶ岳まで2.4kmの標識を確認し静かな谷筋をさらに進み1.9km標識を過ぎてからは尾根筋の登りとなる。
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カツラの大木(長竹の森) |
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山頂までの標識が親切 |
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沢沿いの明るい道 |
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新緑の登山道 |
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尾根道の急登に入るとガスが濃くなり視界がだんだんと閉ざされて先行きが不安になるが標高が上がるにつれて
ガスのなかより浮かび上がるブナの森が幻想的で不安な時間を忘れさせてくれ、気づくといつの間にか県境尾根に登り着いている。 |
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ブナ林にガスが湧き幻想的 |
池原山分岐 |
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池原山の分岐からは県境になる尾根道を駒ヶ岳に向けて歩く。
晴れていれば新緑がまぶしいブナ林快の適な尾根歩きだろうなあと思いながら今にもガスの中から森の妖怪が
話しかけてきそうな幻想的な雰囲気の中をひとり静かに歩いてゆく。
歩いて来た道を振り返ると何かがうしろから付いててきているように感じて少し怖い。 |
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池原山分岐から駒ヶ岳に続く県境尾根の見事なブナ林…ガスに浮かび上がるブナが幻想的である。少し負け惜しみかな! |
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稜線途中の駒ヶ越を過ぎると山頂への標識があり尾根を少しはずれて駒ヶ岳山頂へと到着。
山頂は展望は無いものの岩が露出したちょっとした空間を持っておりいい雰囲気である。
山頂の小岩に腰掛て地図を確認し、まだ止まぬ空を見上げながら行くか戻るかと悩み取りあえず与助谷山へと腰を上げる。 |
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山頂より尾根筋に戻り少しゆくと木地山小屋へ下る道があり、心を揺らされるが踏ん張ってさらに濃くなってきたガスと
日本海からこれでもかと思うほどに吹く強風の中を与助谷山へと向かう。
細い尾根を通過し、ブナの変形木を過ぎて標識がなければ山頂とわからない平な頂に着く。 |
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木地山小屋へ下る道 |
日本海からの風が強い細い尾根 |
与助谷山 754m |
ブナ変形木 |
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標識の横に座って下るか行くかを再び悩む、なかなかこの山域にはすぐに来れないだろうと
そして雨が止むことを信じてここから約2.8k離れた木地山峠に向けて尾根道を歩きだす。
高島トレイルで道は整備されていて歩きやすいが落葉が登山道を隠しているところが多くあり、何度か立ち止まっては方向を確認する。
765mのピークを通過し、825mの桜谷山へ一度登り直してから急激に下るとお地蔵さんのある木地山峠に到着となる。
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さらに続くブナ林 |
765mピーク付近 |
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桜谷山は縦走路中の最高峰 |
木地山峠 |
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木地山峠のお地蔵さんになんとか晴れにして下さいと手を合わせてここまで来たら迷うことなく百里ヶ岳へと向かう。
百里ヶ岳まではおよそ2k程の距離であろうと峠より緩やかな道を登りはじめる、やがて杉林の中に続く急な坂が現われて何度か
立ち休憩をしながら抜けて行くと再び見事なブナ林がに出合い百里ヶ岳山頂へと道が続く。
ブナ林を抜けると一等三角点があり昨年からの課題にしていた
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ブナ林を抜けると一等三角点があり昨年からの課題にしていた頂に12時52足跡を残す。
雨もようやく止んだようであり山頂標識の横にシートを敷き待望の昼食をとる。
今日のランチは焼きそばと味噌汁そして魚の缶詰であるが気温が低くラーメンにしなかったことをちょい後悔。
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開けた百里ヶ岳山頂 |
百里ヶ岳931.3m |
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いよいよ下山…山頂からの急な道を県道小谷峠と根来坂峠の分岐まで下り百里新道に道をとる。
シチクレ峠で百里新道とわかれて南谷へと下降して行く。
シチクレ峠よりしばらく下ると道が荒れて不明瞭になり、テープマークと踏み跡を見失ってしまう。
地図を確認すると谷筋には滝が無く南谷まで下れると判断しそのまま下降。
何度もこけてパンツをドロドロにしながらも谷を下ってゆくとようやく林道が下に見えてほっと一息。これで帰れる! |
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山頂からの下り |
小谷峠と根来坂峠 |
シチクレ峠 |
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下ってきた谷筋 |
南谷林道終点に左岸より着地 |
林道脇に咲いていた花でフー |
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南谷の沢景色と滝をのんびりと楽しみながら長い林道を歩いて木地山のバス停へ戻る。
紅葉の季節に再度この県境の尾根道を歩いてみよと思いながら車を京都へと走らす。
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沢沿い続く林道 |
沢の水は透き通るように奇麗 |
所々に滝が見れる |
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