1月に二度登ったきりご無沙汰となっている武奈の頂を踏みたく少し遅めであるが
8時00分国道1号線を南インターに向けて北上する。
通勤の渋滞に重なり坊村には9時40分の到着で、地主神社の駐車場はすでに満杯で明王院の駐車場に300円を払い車を止める。
修理中の明王院の境内を抜けたところにある取り付きより御殿山に向けて一歩を踏み出す。
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明王院駐車場 300円 |
紅葉の残る明王院境内を抜けて行く |
御殿山コース登山口 |
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両手では足りないくらい登っている道であるがここの取り付きからの急坂は何度来てもきついと思う。
杉林の中に続くつづら折りを得意の立ち休憩を何度も繰り返しながらエイコラと登り、ポッカリと現われる広葉樹の森を抜けてゆくと
登山道の真ん中にデーンと鎮座した腰掛石に到着する。
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登山口からの急登 |
広葉樹の森 |
穏やかな日差しと腰掛石 |
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いつものように腰をかけて水分補給の休憩を取ったあと御殿山からの尾根の北側をトラバースするように登ってゆき途中より
落葉で埋まったジグザグの道を尾根筋へと上がるとほっと一息の穏やかな道へと変化する。
葉を落とした木々の間からは暖かい陽が差し上着を腰に巻き直して気持ちよく歩いてゆくとやがて冬道と夏道との分岐に到着。
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尾根の北側を巻くように登る |
尾根筋は穏やかな道に |
冬道との分岐 |
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冬道を選んで直登をするが落葉と雪で足元がすべり易くアイスバーンよりも厄介である。
何度かズルっとすべりながら登り、高度を上げてゆくと廻りの木々にはようやく霧氷が目立ちはじめてくる。
急坂を登りきり細い尾根筋を渡るように通過すると真冬は積雪で1枚バーンになる斜面にでてくる。
積雪が多ければ直登できるのであるが今日はまばらな雪の為、左の谷沿いから登って行き展望の良い夏道との合流へ抜ける。
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冬道を登る |
積雪が多い時は雪屁のできるミニ尾根 |
1月15日に撮影した同じミニ尾根 |
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合流点より後を振り返ると北山の展望がすばらしく、幾重にも重なりあった山々が延々と続き山の大きさと広さを実感させてくれる。
右方向に太陽の光りで輝く蓬莱山を見て、少し溶け始めている雪の華のトンネルをくぐるようにして御殿山の山頂を目指す。
天候が良く頭上よりポトリと落ちてくる霧氷のしずくを背中に感じなが進み樹林の間より西南稜が見えだして1097mの頂に到着する。
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夏道の合流点より北山を望む |
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御殿山山頂からは武奈西南稜が見事な姿を見せてくれ 『おお西南稜』と思わず叫びたくなる風景である。
西南稜に負けじとコヤマノ岳もそのうつくしい曲線を誇らしげに今日は見せてくれており、
前回11月初めに来たときはガスと雨で展望がなくこの頂きより撤退してているのでまさしくほぼ1年ぶりの再会である。
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西南稜 |
コヤマノ岳 |
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御殿山からは雪と粘土ですべり易くなっている急坂をわさび峠に一旦下降し、
わさび峠の標識を通過して西南稜一つ目のピークを登る。
積雪が多ければ見事なホワイトロードになる西南稜も今日はほんわか天気の下でこれからの本格的な冬を待っているように
静かなたたずまいを見せ、足元は雪解けでたよりないが
青空の中にポッカリ浮かぶような武奈山頂をめざして歩く稜線は気持ちが良い。
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わさび峠への下降 |
わさび峠 |
1月15日撮影のわさび峠 |
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西南稜 |
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北山の山並と白倉岳を見ながら快適に歩き最後の急な斜面を登って小さな岩場を超えて行くと霧氷の上に武奈の頂が顔を出す。
山頂付近には赤や黄色などの色とりどりの原色があり先行の登山者の方がおだやかな天候の下でくつろいでいるのがよくわかる。
ミニ尾根を渡りイブルキ方面からの合流点を過ぎて琵琶湖を右下に見ながら約1年ぶりの山頂に立つ。
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西南稜最後の大斜面 |
霧氷の上に武奈山頂 |
山頂でくつろぐ登山者 |
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山頂では山休定番のラーメンを作り360度の展望をおかずにご機嫌な一時を過ごす。
北稜で休憩されていた方が頂に戻って来られホームページにお邪魔しているiwahigeさんご夫妻と良く似ておられるなあと
思いながらもまさかと挨拶だけをし下山を見送ったあとコーヒーを沸かして単独の登山者の方と雑談を交わす。
その後下山時の御殿山でコヤマノ岳を廻ってこられるご主人をお待ちのご婦人とお話をしてiwahigeさんの奥様と
わかるが夕方に京田辺に所用があり残念ながら下山。
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山頂より釣瓶、蛇谷方面 |
山頂標識と蓬莱山 |
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御殿山でiwahigeさんの奥様とお話をした後、冬道を駆けるようにして下り2度ばかり転んで服と靴をドロドロにして坊村に下山。
明王院の残り紅葉を写真に撮り、靴を洗って京田辺に向う。
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