サークルの若手に誘われ昨日の忘年会の酒抜きを目的に鈴鹿セブンの一つ竜ヶ岳に向う。
石昏峠より簡単に山頂に立てるこの山は酒抜きには持って来いの山であると8時八幡を助手席に座り込んで出発する。
10時20分簡単登山口の石榑峠に到着し、大型車通行禁止のコンクリート塀に沿うように車を止める。
|
|
|
国道421号線より眺める竜ヶ岳 |
大型車通行止の石榑峠 |
|
山休の体調がよければ静ヶ岳か宇賀渓谷を周回することにし、10時31分滋賀と三重の県境にあたる取り付き点より登り始める。
登りはじめてすぐのガレの鎖場をよいしょと登り、溝状の道と樹林帯を通過すると前方が開けて
広大な竜ヶ岳の山容が目の前に姿を現す。
|
|
|
|
取り付きからすぐのガレ場 |
溝状の登山道 |
前方に竜の全容 |
|
登山道はその広大な山容の左側に向けて伸びており、
少々急な道とロープ場を昨夜の酒を汗に変えながら登ってゆくと重ね岩と呼ばれる奇岩に出合う。
|
|
|
|
左側稜線に向かう |
スベリ易いに部分にはロープが |
重ね岩 |
|
この奇岩の上に立つと高度感がすばらしく、眼下に広がる紅葉の絨毯に思わず飛び出してしましそうに気持ちが良く、
昨夜の酒もいっぺんにに抜けたようである。
重ね岩からは尾根状の登りになりしばらくすると登山道の周りに笹が目立ちはじめ、
山頂稜線に出ると目線からすべての木々の消え一面の笹原が迎えてくれる。
北に御池岳と藤原岳その間から伊吹山が顔を出し、南には釈迦ヶ岳を越えて御在所、独特のイブネの稜線から続く雨乞岳を
展望しながらのすばらしい稜線山歩である。
|
|
|
|
重ね岩高度感がすばらしい |
山頂稜線への登り |
笹原の山頂稜線 |
|
|
北の展望 御池と藤原の間に伊吹山 |
|
南の展望 釈迦ヶ岳 御在所岳から雨乞岳 |
何度も立ち止まりながら山々を眺めては写真を撮り、登った山々を思い出しながら
小さな笹の丘を越えるように進んで山頂に到着する。
山頂は広場のように平坦で高度感は無いが360度の展望が開け、まさしく鈴鹿の展望台と言える。 |
|
|
笹の見事な山頂稜線 |
|
空気が澄んでいれば御嶽、乗鞍、南アルプスまでも展望できるなあと思いながらはるか北に目を向けると
白山と御嶽が見えているではないか!
本日同行の相棒は10月に一緒に登った白山が見えていることが感激なのか何枚も携帯で写真を撮っている様子。
鈴鹿上空は曇天で遠望をあきらめていたのであるが…ラッキー!
|
|
竜ヶ岳山頂と展望…残念ながら白山、御嶽山はうまく捉えられず |
山頂で昼食を楽しんだあと静ヶ岳は次回にし、元の稜線を今度は比良山系をかすかに見ながら登山口に戻る。
帰路に滋賀県の紅葉の名所永源寺による予定であったがあまりにも人が多くパスし、定番の温泉十二坊で温まり八幡へ。
酒抜きにはもってこいのミニ登山であった。
|
|