リトル比良縦走

山行日:2007年10月23日(火)
天候:薄く曇り
メンバー:単独

コース:JR北小松(8:00)→ヤマモモの雌滝(8:28 8:36))→涼峠(9:05 9:10)→寒風峠(9:31 9:38)→
阿砂利山(10:35 10:40) →オウム岩(11:20 11:41)→岳山(12:08)→白坂(12:30 12:45)→JR近江高島(13:25)
行動時間:5時間25分(歩行時間4時間24分 休憩1時間1分)


比良に登りはじめて20年近くたつも未だに歩いていないリトル比良を歩いてみようと午前6時20分男山を早出する。
国道1号線を北上し、南インターから高速を東インターまでちょこと走り、今は無料の湖西道路を快調に登山口である北小松に向う。

JR北小松の駅前駐車場に車をデポし、夕方に散髪という重要な用件を抱えているので14時には下山をしたく
途中のコンビ二で仕入れた朝ご飯を車内で食べたあと8時丁度、山休にとってはいつもより早めの一歩を踏み出す。
駅前よりアスファルトの道をしばらく進み比良の元気村を右に見て通りすぎると登山センターとヤマモモの滝への案内版がある。

登山口へ向かう 広大な比良元気村 ヤマモモの滝案内板

七年ぶりにヤマモモの雌滝を見学したあと雄滝は同性なのでまあいいかと滝坪の前を渡り第一展望台へ道を取る。
東屋のある第一展望台からは樹林の中に落ちる雄滝にとりあえず挨拶だけして石ごろの急な道を登って行き、
深くえぐれた側溝のような部分を通過し涼峠に到着する。

楊梅の雌滝 展望台より雄滝を眺める
第一展望台 涼峠手前の側溝のような登山道 涼峠

涼峠はヤケ山へ続く大石道との三叉路になっており今日はリトル比良に向けて獅子ヶ谷に下ってゆく。
谷沿いに続く穏やかな道を気持ちよく歩き、何度か沢を渉って湿地帯の中を抜けて行くと明るく開けた寒風峠に着き一息入れる。

獅子ヶ谷を右に見てのんびりと 何度か小さな沢を渡る ホッとした雰囲気の寒風峠

寒風峠からは樹林帯を黙々と登り続けると滝山の標識に出合い、
左折している登山道を少しだけまっすぐ突き抜けて頂きに到着する。

滝山の頂は樹林の中で展望は無く、踏み跡だけ残して分岐に戻り縦走路を下ってゆくと檜の植林地に入り、
ひよこひょこと登り返えして嘉嶺ヶ岳の横を通過し、再び樹林帯を前方の蛇谷ヶ峰を目線に捕らえながら下ってゆくと
突然目の前にアスファルトの道が現われる。林道鵜川村井腺である。
寒風峠より樹林帯を登る 展望のない滝山 檜の植林地を下る
嘉嶺ヶ岳から樹林帯を下る 前方にはかすかに蛇谷ヶ峰が 林道を越えると鵜川越

鵜川越からはゆるやかな道をすこし登って岩阿砂利山に到着する。
寒風峠より岩阿砂利山まで2時間の行程と地図にあるが歩き易い道が続き思っていた程の時間がかからずここで一本取る。

ここからも樹林帯の道が続き鳥越峰が近づくと巨岩が目立ちはじめる尾根上を通過、693m標識を過ぎて
オウム岩と見張山への分岐に到着し、見張山方面へ少し進んで縦走路最高峰の鳥越峰の頂きを踏む。
岩阿砂利山山頂にて 鳥越峰に近づくと登山道は露岩が 樹林に中に大岩が目立つ
693mのピーク オウム岩と見張山の分岐 縦走路最高点鳥越峰

分岐よりすこし下ると縦走路のメインオウム岩着きザックを下ろして岩の上に寝転ぶ。
あいにくのガスですばらしい展望とはいかないが目の前にどっしりと蛇谷ヶ峰が、左方向には岩阿砂利山を越えて釣瓶岳と
武奈もかすかに見えており、武奈は高いなあと一人で感心、右に目を転じると琵琶湖もその視界に入り爽快な気分を味わう。

まだお腹がすいていないのでいつものラーメンは作らずバナナとみかん、ビスケットで簡単なエネルギー補給を行う。
岩に足を投げしながら眼下を眺めてもう少しすれば紅葉の絨毯がすばらしいだろうと思う。
オウム岩から目の前に蛇谷ヶ峰 岩阿砂利山を超えてかすかに釣瓶と武奈
オウム岩からの高度感 岳山と琵琶湖 オウム岩にてリンドウ

オウム岩を後にし石作観音の祠がある岳山を通過すると登山道を取り巻く風景が一変し、
風化した花崗岩のザレ場とシダで覆われた道を下って行くと登山道脇に白い露岩帯か砂山に見える場所があり、
思わず寄り道をして誰もいないので砂のぼりや砂スベリを歳を忘れて遊んでしまう。
岳山 風化した花崗岩帯 シダにおおわれた登山道
白坂1 白坂2
登山道に戻ると天敵のすずめバチと遭遇し、走るようにして大炊神社に下山。
ホッと一息入れ地元の親切なおばさんに駅への道を教えてもらい巨大なガリバー像のあるJR近江高島から北小松に戻る。