比良白滝谷 

山行日:2007年6月12日
天候:そこそこ晴れ
メンバー:単独
コース:坊村地主神社(9:25)→伊藤新道出合(9:54)→白滝山頂(11:10 11:20)→打見山分岐(11:43→夫婦滝→分岐11:55)
→白髪淵(12:14 12:20)→スベリ石(12:25 12:32)→牛コバ(13:00 13:16)→三ノ滝(13:29 13:39)→坊村地主神社(13:59)


明日より梅雨に入るかもしない12日は嵐の前の静けさのように天候も良くぶらっと比良に出かける。
どこに登るかも決めておらずとりあえず裏比良方面に向けて車を走らし、鯖街道の坊村地主神社に車を止める。

20年近く比良に通っているが、白滝山にはまだ登っていないなあと地図で確認し、行き先を白滝山に決め明王谷を歩き始める。

アスファルトのジグザグ道をコトコトと抜け砂利の敷かれた道を行くとすぐに不動明王出現伝説の三ノ滝への分岐に出合う。、
ここは帰りに寄ることにしさらに足をすすめる。
坊村地主神社前 三ノ滝への分岐 伊藤新道出合い

三ノ滝への分岐を過ぎて林道の右手にある伊藤新道の取り付き点より沢沿いに続く急な登りに入る。
想像していたよりもきつい登りで得意?の立ち休憩を連発しながら、地図に記載のあるわさび大滝まで頑張ろうと黙々と
登り続けているといつの間にか滝をみすごして通り過ぎてしまい小休止のタイミングを逸してしまう。

エーイ山頂まで一気にと杉林と新緑のきれいな樹林に続く急な道をひたすら登り続けて11時10分ようやく山頂に到着する。
残念ながら展望が無く、稜線に埋もれてうっかりすると通り過ごしてしまいそうになる山頂で、小鳥の声を聞きながら
ちょいお疲れぎみの身体にエネルギーの補給を行う。
伊藤新道沢沿いの登り 杉林に続く道 白滝山山頂

山頂をあとに5、6分程斜面を下ると樹林の中にぽっかりとした水面を見せるオトワ池に着き、
池を背にするように進んで谷筋を下だり打見山方面への分岐にでる。
この分岐には立派な休憩小屋があり、夫婦滝を見学する人で休日などはけっこうな人で賑わことだろうと思いながら
小屋前より出ている夫婦滝への道を下り、展望台より2本に分けて落ちる滝を眺める。

ちょっとだけ滝つぼ付近まで降りて下から仲の良い夫婦滝を見上げて分岐に戻る。
(滝つぼへは危険なので降りない方がいいと思います)
オトワ池 打見山への分岐 休憩小屋
滝展望台より夫婦滝を眺める 滝壺からはさらに熱い滝

滝上部の沢に架かる木製の橋を渡り、比良岳の裾を少し登り返して再び下降すると白滝谷沿いに続く登山道にでる。
左手に白滝谷の流れを見ながら気持ちよく下って行くと白髪淵となずけれてきれいな渓流沿いに着き、
下へ降りてザブザブと水面を奥に少し歩くと登山道からは見えないが立派な滝を見ることができる。
夫婦滝上部にかかる橋 白髪淵 白髪淵の滝

登山道に戻り一服した後再び沢沿いの道を下ってゆくとすべり石の標識を見つけ興味津々で谷に下りて行く。
途中で道が途切れているのであるが、真近で見たく木の枝を支えに谷まで下ると大きな石が削られてその中を
水が急流すべりのように流れておりなるほどすべり石と納得する。

スベリ石への下降 スベリ石 スベリ石を真上から

すべり石を過ぎると登山道は谷斜面をトラバースするように続き、岩肌に駆けられた木道をちょっとした高度感を味わいながら進む。
左下に白滝の流れを見ながら木道を歩いていると規模は違うが昔歩いた黒部の水平道を思いだし、なんとなくうれしくなる。
トラバース気味に続く登山道 木製の梯子や橋でガード

途中の沢上部にチラと見えるナメ滝を見に苔むした岩を登るが不安定な足場が連続して危険な為ここは断念し牛コバへ向う。
ゴロゴロした道を下り白滝谷にかかる大きな橋を二度渡り林道にでて牛コバの分岐に到着。

滝や沢に気ばかりいってしまい昼ごはんを食べていなかったのでここで簡単な食事をつくり腹に入れて坊村に向う。
枝沢上部のナメ滝 この橋を渡るとまもなく牛コバ 牛コバ
途中シラクラの壁を見上げて林道を進み、三ノ滝に寄り道をして地主神社に戻る
シラクラの壁 不動明王出現伝説の三ノ滝
山で出逢った花達
タニウツギ ギンリョウソウ コアジサイ