鈴鹿鎌ヶ岳 

山行日:2007年5月8日(火)
天候:晴れ
メンバー:バテくん、ノムさん、ツルちゃん、底なし君、山休
コース:宮妻峡駐車場(9:35)→水沢峠分岐(10:07)→水沢峠(11:15 11:25)→水沢岳(11:46 11:54)
→鎌尾根第一ピーク(12:39)→岳峠(13:20 14:13)→山頂(14:24 15:00)→武平峠(15:27)→トンネル登山口(15:31) 

夏の北アルプス遠征に向けての体力つくりとサークルの若手研修、新メンバーの歓迎登山を兼ねて
鈴鹿の鎌ヶ岳に向けて車2台、総勢5人で八幡男山を5時40分に出発する。
名神草津で朝食を採ったあと、竜王インターより471号線に入り鈴鹿スカイラインの武平峠に車を1台キープして
鎌ヶ岳の三重側登山口である宮妻峡に向う。三重の名湯湯の山温泉を抜け9時30分、GWはさぞ賑わったと思われる
宮妻峡の渓谷沿いに作られた無料駐車場に車を止める。この宮妻峡の登山口は入道ヶ岳への登山口にもなっており
今日も5、6台の車がすでに駐車してあり鎌や入道に登っている方がおられるのであろう。
駐車場
わいわいガヤガヤと支度をしたあと鎌尾根への取り付きである水沢岳の登山口に向けて林道を歩き始める。
歩き始めてすぐにカズラ谷からの登山口があり、それを右に見てコンクリートが敷かれた林道を鎌尾根の裾を巻くように黙々と歩き続け続ける。
不動の滝の標識を過ぎてシャリガ谷と中谷に掛かる橋を渡り駐車場からおよそ30分程かけて水沢峠への取り付き点に到着する。
まいどのことながら林道歩きは退屈で辛い、林道がなければ登山口までが大変であるのだが!
カズラ谷からの鎌への道 樹林の上に鎌の先が! 水沢峠への登山口
一息ついたあと林道からの急な坂をひと登りし、新芽の吹きはじめた樹林の中に続く登山道を順調に進む。
沢音を左下に聞きながら穏やかに続く道をしばらく行き、崩壊地を越えて枯れ沢を渡ると今度は杉の中に登山道続く。
先を歩く4名は一人が20台後半、3名が30台前半と自分より20歳以上も若く、夏日のように暑い中さすがについて行くのがきつい。
暑さを避けるようにして杉の陰で水分補給をしたあと谷沿いをトラバース気味に進みV字谷に下りガレ場を浮石に気をつけて登って行くと
前方右に大きな垂直の1枚岩が目に入ってくる。岩をつたう水が少なく滝には見えないが水量が多い時はすごい滝になるだるうなあと
思いながら上部を眺める。登山道はここより急激に傾斜を増し一歩一歩身体を引き上げるようにして水沢峠に到着する。
杉の中に続く登山道 枯れ沢を行く 迫力の1枚岩
ここち良い風が吹き抜ける峠で休憩をとると額の汗がスーとひき気持ちよく、鬼瓦のような風貌のバテ君、風小僧のようにすばやいノムさん、
水車のように止まらない底なし君、 少年探偵団のツルちゃんもみんな笑顔がさわやかである。
水沢峠 峠より入道を望む 若いメンバー達
峠からは雑木と笹の中に続く急な道を枝につかまりながら登ってゆくと開けたザレ場に出、目の前の入道から仙ヶ岳の展望がすばらしい。
水沢岳へは細くなり始めた尾根上に続く道を樹林の間から見える南鈴鹿の展望を楽しみながら進む。
すこし暑いが中天には雲ひとつ無く快適な山歩きが続き到着した水沢岳の頂きからは鎌のてっぺんが樹林の上にその存在感を見せている。
峠よりつづいた急激な登りはこの頂でひとまず終わりいよいよここから先が待望の鎌尾根である。
ぎざぎざのアップダウンを繰り返す鎌尾根を前に水分補給の休憩をとり、しんがりから先頭に代わり鎌に足を向ける。
入道ヶ岳とイワクラ尾根…水沢岳への登りより 樹林の上に鎌の頂き…水沢岳山頂より
山頂からはしばらく樹林に続く穏やかな道を進むと突然風化した露岩とザレの急な下り斜面があらわれ、滑って前方の鎌に笑われないように
慎重に下ってゆく。 ふりかえるとバテ君のへっぴり腰と露岩のマッチングが何とも言えず微笑ましい。  全員が下りきったのを確認し、
前方に鎌の頂を見ながら笹原を登り返してゆくと鎌尾根核心部が目に入るようになり近くなるにつれてそのギザギザがなんとも頼もしく見える。
登山道脇にはハルリンドウが時々顔だし、青空の中に新緑の緑とアカヤシロのピンクがまぶしい。
露岩とザレの急な下り 鎌に向けて笹原を登る 目の前に姿をあらわした鎌尾根核心部
   
アカヤシオ ハルリンドウ