鈴鹿 御池岳
山行日:2007年4月2日
メンバー:ノムさん バテ沢君 山休
天候:曇天&あられ
コース:鞍掛トンネル(9:55)→鞍掛峠(10:14)→鈴北岳(11:08 11:15)→高層草原→御池山頂(11:54 12:40)
→ボタンブチ(12:52 13:00)→カタクリ峠(13:45 13:50)→コグルミ谷→国道出合い(14:30)→トンネル西駐車場(15:05)
雑用や病院通いで一月程山歩きを自重していたのであるが、心の方が我慢できなくなりボード遊びを終えたサークルの若手を誘い 鈴鹿へと向う。いつものように京滋バイパスから名神に入り、竜王インターから雨乞登山口の武平峠を目指す予定であったのであるが 草津でスカイラインがまだ閉鎖中の情報が入り、急遽行き先を三池岳に変更し石博峠に車を向ける。 もちろん運転は若手メンバーで山休は後部座席でまだ余裕のウトウト! 八日市インターで高速を降りてから次第に黒い雲が低くたれだし先行きが不安だなあと思っていると工事で石暮峠への道も通行止めになっており ガックと気合が抜ける。山がそこにあると若手に再び気合を入れ直して、鞍掛峠より比較的短時間で頂を踏める御池へと行き先を再々変更。 |
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なんやかんやで鞍掛峠西駐車場到着が10時前と今日は大きく出遅れ気味のスタートになる。 早々に支度をし若手バテ沢君を先頭に杉林を登り始める。 余談であるがバテ沢君の名誉の為に一言、 バテのニックネームは中央アルプスの宝剣に始めて登った時に びっくりするぐらい早くバテてしまった事がサークル内でのニックネームになった経緯があり、 今は山休を置いてゆくくらいの健脚である。 本人はニックネームの変更を希望しているのであるが、 山休が気にっており変更は今後一切ないであろう。 |
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鞍掛トンネル西駐車場 | |||||||||||||||||
昔、胸突き八丁と言われえた鞍掛峠まではさすがの急登で前をゆく若手二人に置いて行かれることしばしばで息切れを繰り返しながら フーという感じで峠に到着。峠からは葉を落とした樹林帯の穏やかな道に変わり、木々の間より鈴鹿の山々が顔をだしはじめ快適な山歩きになる。 樹林を抜けると北鈴鹿独特の笹が登山道の周りを覆いだし、その上を走る風が少し冷たいが気持ちよい、前方に見え始めた鈴北岳の斜面には 寒の戻りの影響か霧氷も張り付いているようである。 |
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ちょつとした霧氷のトンネルを抜け鈴北への最後の急な登りをクリアして1189mの頂に立つと眼前には桜が満開になっているのではと見間違うほどの 霧氷が高層草原の日本庭園から丸山の斜面に広がっているではないか! 先着した若い二人がポカンと口を開けてその景色に見入っており、ザックを降ろすのを忘れて水墨画のような幻想的な雰囲気の中に溶け込んでゆく。 |
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『御池に来てよかったですね』のノムさんの声にうなずき霊仙、伊吹山の展望を楽しんだあと日本庭園へと下ってゆく。 草原の中に小さな池とオブジェが点在する高層草原の日本庭園はミニ雲の平らのような感じであり、歩いていてとてもさわやかな気分になれる。 鼻唄を口ずさみながら草原を抜けると真の谷からの分岐に着き、ここで道を右にとり御池山頂へと向う。 |
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樹林の中をしばらく登ると登山道の周りにカレンフェルトが目立ちはじめ、木々が次第に低くなりだして1247mの頂をもつ鈴鹿最高峰に到着する。 展望は今一つであるが、露岩とポツンと立つ古びた標識がよく似合っており山休お気に入りの頂の一つである。 ここで昼食を採ることにし得意のラーメンを作って食べ、コーヒーで乾杯をして少し寒いがのんびりと山の休日を楽しむ。 |
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今回より山休のお供をするあたらしいミニザックの記念撮影をしたあと前回寄れなかったボタンブチへと足を向ける。 樹林の中コグルミ谷への道を左に見て山頂稜線をしばらく進むと樹林が途切れ笹原のなだらかな斜面が姿を現す。その笹原を下ってゆくと 前方が大きく開けた小高い丘が眼に入る…ボタンブチである。 ボタンブチに立つと足元がスパット切れ落ちた奥の平の向こうに竜ヶ、釈迦、雨乞、御在所などの鈴鹿の連山が見渡せ感無量となる。 風が強く、あられが舞い始めてきた為、ゆっくりできすにボタンブチをあとにするがしっかりとその景色を眼に焼き付ける。 |
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強風とあられで体が冷える中急いで分岐まで戻り風を避けるようにしてカタクリ峠に向けて下山を開始する。 下り始めてすぐに残雪があり、足元に気をくばりながら9合目、8合目と下りベンチの設置されている6合目のカタクリ峠で休憩をとりホット一息。 この6合目の峠はその名前通りカタクリの花が咲いているのであるが今日はまだ眠っているようだ。 もう少し下えれば会えるかなあと思いながらコグルミ谷に入ってゆくがカタクリには会えずタテ谷を過ぎて国道に飛び出す。 コグルミ谷の出合いから一般道を鞍掛トンネルに登り返し、薄暗いトンネルを通り西口駐車場に戻る。 帰路は彦根のかんぽの湯に浸かり京都へ。 |
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