鯖街道 白倉連峰
山行日:2006年11月17日
天候:晴れ時々雲

メンバー:山休
コース:栃尾登山口(9:45)→南岳(11:10 11:15))→中岳(11:27 11:38)→白倉岳(11:45)→烏帽子岳(12:02 12:10)→
村井登山口(13:05)→栃尾登山口(13:33)

ドイツより1年ぶりに帰国した娘の為17日は休みにしていたのであるがなんと公的な用事があるとのことでうれしいかな、悲しいかな突然フリーになり、
下界ですることが無くなり山行きを決定する。午前8時10分自宅を出発し、国道1号線の渋滞に巻き込まれながらも南インターから東インター経由で
湖西道路に入り、途中より鯖街道を一路登山口を目指して車を走らす。9時分35栃尾の登山口に到着し、コンビニで購入した食料をザックに詰めて
9時45分まず南岳を目指す。鯖街道沿いの山独特の取り付きからの急登がこの山も案の定であり、登りだしてすぐに息切れが始まる。
蜂の巣注意の看板を右に避けて登り続けるが急な道はまだまだ続き、得意の立ち休憩の連続である。ときどき針葉樹の間より姿をみせる
紅葉(黄葉)が勇気づけてくれるのであるが、きつい・・・!これはきついの独り言が思わずでてしまう。    栃尾登山口駐車スペース
白倉岳登山口 取り付きからの急な登り 蜂の巣注意の看板
樹林の間より黄葉が! 赤く染まる木
杉林にたてられた道しるべを過ぎると次第に道は穏やかになり周りもうつくしい広葉樹の森に変化し、足取りもようやく軽やかになってくる。
振り返ると樹林の間より比良山系の山々が良く見える。広葉樹の森をしばらく進むと小山に到着しここが南岳と思い小休止を取る
小山から少し下って登り返すと南岳の標識を目にし、先程は単なるひとつのピークでここが南岳であることを知り自分の早とちりを笑う。

南岳からの道も穏やかで落葉のクッションが良く効き、長年の友人である古びたモンベルの登山靴も先程と比べると樂そうに前へ前へと
進んでくれる、やがて前方に中岳の丸い山容が見えてくると周りに大きな杉が目立ちはじめる。
丁寧な道しるべ 美しい森と登山道 武奈北方稜線 南岳山頂
中岳山頂には頂きよりも大きな杉が中心に鎮座して中天を覆いなかなかお日様の光が届かないようである。
この杉を一目見ようとこの白倉連峰に登る人も多いと聞くが、見てはじめてその理由がわかったような気がする。
二股に分かれた杉に登り下を見ると天狗になったような気分になり、関西地区専用の元奥さんのザックにもこの気分を味あわせてやろうと
二股の上に座らして写真をパチリ。 何度も振り返りながらすごい杉だなあと思いながら中岳をあとにし本峰へと足を向ける。
中岳 落葉のクッションが気持ちよい
武奈を望む 鎮座する大杉
大杉登るザック
中岳からは10分程きれいな樹林帯を進むと杉に囲まれた949.9mの頂を持つ主峰の白倉岳に到着する。
ここでお昼にと考えたがまだお腹が求めておらず杉の間からの展望を楽しんだあと烏帽子岳へと向かう。
一度鞍部に下り小さなピークを超えてゆくと蛇谷ヶ峰の展望がすばらしい場所に出合い、何枚か写真を撮り、烏帽子峠を西村井方面に進むと
登山道上にある烏帽子ののピークに到着である。定番のラーメンでもと思ったのであるが落葉が多くガスを使うのが少し気になり、軽食で
お腹をごまかす。烏帽子岳からは長い下りになり、杉林や紅葉を楽しみながら村井の登山口まで一気に下り、舗装道路を栃生へと戻る。
                    帰路坊村の明王院と地主神社に寄り紅葉を見て京都八幡へ・・・帰宅。

         
白倉岳山頂 山頂より武奈北方稜線を望む 烏帽子峠手前より 烏帽子峠