南鈴鹿 綿向山

山行日:2006年4月3日
天候:曇り&強風
メンバー:ミーとマン氏 山の休日

コース:駐車場(9:30)→登山口(9:50)→あざみ小舎(10:25 10:35)→五合目小屋(10:47)→行者コバ(11:00)→
八合目水無北尾根コース分岐(11:10)→綿向山頂(11:25 11:30)
珍形木(11:38)雨乞分岐(11:42)→食事ポイント(12:18 12:58)→鉄塔(13:20)
竜王山山頂(13:30 13:40)→駐車場(14:20)

春山本番をひかえ鈴鹿山系の偵察がてら鎌ヶ岳に向けてミーとマン氏を誘い男山を午前7時20分に出発する。
第二京阪の八幡入口より高速に入り京滋、名神と乗り継いで竜王インターから477号線を湯ノ山方面に車を走らす。
ブルーメの丘を過ぎて、左に綿向山を見ながら旧鈴鹿スカイラインまで来ると通行止めが解除されておらず
登山口である武平峠に進めることができず事前のチェック不足を痛感する。
相棒と相談し急遽近隣の綿向山を目的地にして車をUターンさし、9時20分に登山口である西明寺口に到着する。
第二京阪が出来てより鈴鹿は非常に近くなり1時間30分のノンストップドライブで来れるのであるが、
計画他人任せの老兵二人のチェック不足より30分以上のロスを発生させてしまう。
綿向山駐車場
8年程前に一度この山に登っているのであるが、団体登山だった為か今一つ印象が薄く忘れかけていた山であり、今日登らなければ
2度目の山頂に立つことは無かっただろうなあと思いながら支度をする。駐車場より畑の中に通されたじぁやり道をしばらく進み川沿いの道を
登ってゆくとと立派な小屋のある登山道の取り付き点に着く、ここからは水無北尾根コースも出ているのであるが、今日は表登山道を選んで

小屋前の橋を渡り杉林に入ってゆくと山頂まで3720mと書かれた一合目の標識が迎えてくれる。山頂まで4キロもと思いながらジグザグに続く
登山道を2合目まで登ると傾斜が少し緩やかになり、幅の広い整備された道は杉の落ち葉のクッションが効き快適に歩ける。
川沿いの道とと砂防ダム 取り付き点の小屋 杉林に続く快適な登山道 一合目の標識
40分弱登ると『あざみと』なずけられた小屋のある休憩ポイントに着き、ここで一息入れ、さらに杉林の中をもくもくと登り続けると鐘の音が聞こえだし、
なんだろうなあと前方に眼をやると、木々が刈り込まれた空間の中にまるでハイジに出てくるようなメルヘンチックな赤い屋根を持つ小屋の出現である。
この小屋はちょうど五合目にあり、夢咲の鐘と名づけられた鐘を玄関に吊り下げている。

写真撮影したあとさらに足を進め6合目を通過してゆくとまだ新芽をつけていない落葉樹が少しづつ多くなり始めたころ行者コバに着く。
ここには神秘的な社が建立されており、登山の無事と天候の回復をミーとマン氏と手を合わせる・・・これで今年はだいじゅうぶかな!
コバからは、冬道と夏道が分かれており冬道の直登コースの方が早く山頂につけるかなあと思いながらも夏道を選んで右の斜面沿いを進む      
あざみ小屋休憩ポイント 五合目小屋 日野綿向行者尊 七合目行者コバ
コバより10分程足を進めると八合目の水無北尾根コースとの分岐に出合い、今明水の標識を過ぎると谷筋に残雪が目立ち始めてくる。
山頂への斜面をトラバースするように付けられている登山道にもまだ雪の張り付いているところもあり、水分を含んですべりやすくなっている粘土質の
道に足をとられないようにして進むと道の両側に熊笹が多くなり、山頂が近づいてくるのがわかる。
9合目の標識を過ぎて熊笹の中、天に向かって一本線のように付けられている急な階段を登り切ると大きなケルンのある山頂に到着である。
                                
水無尾根コースとの分岐 少し下ると分明水 ガスの中に9合目標識 山頂への階段
1110mの頂からは目の前に雨乞岳、右に鈴鹿の鋭鋒鎌ヶ岳がよく見えるのであるが、今日はあいにくの曇天とガスの為その山容を望むことが出来ない。
山頂広場で食事の予定をしていたのであるが風が強く断念し、頂上稜線を竜王岳方面に向けて進むことに。
ケルンと分かれて雑木林と熊笹の穏やかな稜線をしばらく進むと雪の重みでドーナツ形の輪を作っているブナの珍変木と出合う。
このブナの輪をくぐれば幸福になれるそうである。
山頂から稜線沿いにある幸福のブナ くぐると幸せが!
珍変木より稜線を少し進むと竜王と雨乞への分岐に着き
左に道をとって急な下りを滑らないように慎重に下る。
雑木林を下ってゆくと両側には石楠花の木々が目立ち
はじめやがて暗部を通過すると再び杉と松の混じりあった
登りに入り、途中の展望のよい場所で待望の昼食タイムをとる。
          

山頂からの稜線 雨乞岳と分岐 稜線からの長い下り
昼食後、雑木林の中を917mのピークまでまず登りそこから緩やかなアップダウンを繰りかしてゆくと大きな鉄塔のある明るい稜線に出る、谷を越えて表登山道の
五合目小屋の赤い屋根を望むことが出来る。鉄塔を超えてまもなく826.6mの竜王山山頂到着する。
山頂から本日歩いてきた道を振り返り満足感にひたりながら一服し、西明寺に下る。
竜王山より高い手前のピーク 表コースの五合目小屋を望む 鉄塔を超えて進む 竜王山山頂

帰路はいつものように十二坊温泉のうららの湯につかり栗東より高速で京都男山に戻る