坊村から武奈ヶ岳

山行日:2005年12月1日
天候:曇り時々晴れ
メンバー:ミーとマン氏、山の休日

コース:坊村登山口明王院(9:30)→御殿山(11:00 11:10)→西南稜→武奈山頂(11:50 12:50)→西南稜→御殿山(13:20)→登山口(14:30)

当初予定していた三峰山から行き先を武奈に変更し、7時男山を登山専用車ミーとマン号で出発する。
名神南インター手前のマクドでモーニングをし、東インターより無料になった湖西道路を北上して花折峠より
鯖街道に入る。 9時20分登山口である坊村の明王院に到着。 ここには20台程の駐車スペースがあり、
料金300円を箱に入れて車を止める。 先にミーとマン氏が入れておりなんと600円を支払った事に!

バス停でトイレを借りした後、比良山荘の横を通り紅葉の残る明王院の境内を抜け登山口にでる。
取り付きより鬱蒼とした杉林の中につづら折の登山道が続き、比良でも一番と思われる急な登りに入って行く。
杉の落ち葉でクッションの効いた道は見た目より歩きやすくどんどん高度を稼ぐことが出来き、30分程黙々と
登ると目の前によく来たねと話かけるようにきれいな紅葉が迎えてくれる。

無人駐車場 料金は300円
登山口は境内を抜けてゆく 御殿山登山口 杉林に続く登山道 途中の紅葉

さらに登ると道は広葉樹の落ち葉で敷き詰められた絨毯の上を歩く感じになってくる
吹き溜まりはくるぶしを超える落ち葉で埋まり足元が
見えず木の根や石につまずかないように慎重に歩くことになり先ほどの急登よりスピードが鈍りぎみになる。 相棒のミーとマン氏が何度も
つまずいて隠れた木の根や石を教えてくれるので後ろを歩いている自分は大変楽である。  道の真ん中に座り込んだ石を通過すると道は
平坦になり、御殿山から派生している尾根を廻りこむように進むとV字の枯れ沢状出合う。 ゆうるやかなV字を登り再び廻り込むように進むと
御殿山への尾根道でる。 道の両脇にはちらほらと雪が目立ち始め、木々の背が目線に近くになると山頂が近くなるのを感じる。
御殿山山頂はこんもりとした感じで、これから向かう西南稜の展望がすばらしい。
落ち葉の絨毯 登山道の真ん中に座る石 御殿山山頂1092m 西南稜の展望

ちょいと休憩を取った後、西南稜に向けて一旦下降を始める
。 湿って滑りやすい粘土質の道をコケナイように5分程下るとわさび峠に着き、樹林の
中を抜けて再び西南稜への登りに入って行く。この登りをクリアし一つ目のピークに立つと両側が明るく開けた草原状のすばらしい尾根が目の前に
現れる。関西の山好きに根強い良い人気を誇る西南稜である。私の山のスタートは毎年ここからであり、今年の山歩きもここよりスタートしている。
少し雪化粧をしはじめた草原を歩き出すとひんやりとした風が頬に気持ちよく、鯖街道の向こうに延々と続く北山の山並みを眺めながらの快適な
トレッキングとなる。もう30回近くここを歩いているが何度来ても飽きないのはこの風を感じることが出来るからであろうか!
ケルンのある二つ目のピークを過ぎると広い斜面の登りになり、上部の小さな岩場を越えると前方左に武奈山頂のポールが確認できる。
八雲ヶ原からの道と合流するピークを通過し、11時50分1214.4mのピークに立つ。
             

わさび峠 西南稜を行く 西南稜上部の広大な斜面 山頂付近の霧氷の赤ちゃん
武奈山頂は、半年久しぶりに訪れた私たちの為にどんよりとした雲を飛ばしてくれたかのようにひと時の展望を見せてくれている。
ラーメンで腹を満たし、コーヒーを飲みながら他の登山者の方と会話を楽しんだ後、再び西南稜を渉りわさび峠より御殿山に登り返して坊村へ下る。