大峰 釈迦ヶ岳(孔雀岳)
山行日:2005年6月13日
天候:快晴
メンバー:ミーとマンさん アイゼンノムさん 山の休日(本人)
コース:峠の登山口(9:30)⇒不動小屋登山口出合い(9:55 10:00)⇒古田の森(10:30)⇒千丈平⇒釈迦ヶ岳山頂(11:20)⇒孔雀岳(12:30 12:45)
⇒貝づりキレット(13:20 14:00)⇒釈迦ヶ岳(14:30 14:45)⇒不動小屋登山口出合い(15:40)
峠の登山口(16:10)

稲村ヶ岳、大普賢岳、山上ヶ岳、八経ヶ岳と大峰の山をいくつか登ってきたが展望第一の釈迦ヶ岳は未踏峰で
ぜひいつかは登ろうと思っていたところ、長老仲間のミーとマンさんよりお誘いがあり、二つ返事で参加の意思を伝える。
6月13日午前5時20分京都男山をさすがに大峰は遠いのでいつもより早めの出発をする。
京奈和自動車道、24号線を走り五条で168号線に入り登山口のある十津川村の旭ダムを目指す。
途中のコンビにでいつものように食料を調達しながらのロングドライブである。
168号線の旭橋からダムへの道に入ると道幅がグット狭くなり、ダムを過ぎてからの宇無川沿いは左が300m以上切れ落ちており
ガードレールのない部分もあり緊張をようするが慎重な安全運転で通過するとまもなく不動小屋登山口に到着する。
今回はさらに上部に新しくくつられた峠の登山口まで車を走らし、9時10分にようやく到着となる。
この登山口には10台程の駐車スペースとトイレがあり、登山準備を済まし9時30分分、階段状の登山コースへ入って行く。
峠の登山口
階段を登ると背丈程の笹の中に登山道が続き、20分程歩き続けると前方が開けブナの林の中の不動小屋からの出合いに着く。
ここから登山道はバイケソウとブナの新緑の中をゆるやかに進み
快晴の空の下さわやかなトレッキングとなる。
出合いより30分程進むともっこりとした丘に古田の森の標識があり、このあたりより眺める釈迦ヶ岳の山容はなんとも言えぬ美しさがある。
左に目を移せば七面山の大岩壁が樹林の間より垣間見れ、右に目を移せば太古の辻から続く奥駆道の稜線が大日岳をピークに続き、そして正面に
これから向かう釈迦ヶ岳のピークが青空の中に浮んでいる。この風景をみれただけでも遠くまで来た甲斐があったと思いながらさらに足を進める。
不動小屋登山道との出合い 左…七面山南壁と八強ヶ岳 空に浮ぶ釈迦ヶ岳 右…奥駆道稜線
古田の森から10分ほど進むとバイケソウの群落がきれいな千丈平に着く。
登山道のすぐ横に水場がありここでのどを潤し釈迦ヶ岳の最後の登りにそなえて少しの休憩をとる。

水場を少し登ると奥駆道に出合いさらにシロヤシロの花が咲く稜線を一気に登りお釈迦様の立つ山頂に11時20分時に到着。
山頂には1等三角点があり、360度の展望がすばらしく、孔雀、仏生の稜線を超えて関西最高峰の八経が七面山の大岩壁を従える
ようにそびえ、南は太古の辻へ続く奥駆道を眼下に見ることが出来る。
お釈迦様に手を合わせ登山の無事を祈り、先着の登山者の方に写真をお願いし、山頂の空気を十分に堪能した後、孔雀岳に
向けて、山頂からの急な道を100mほど下りる。


山頂のお釈迦様


七面山南壁の向こうに八経ヶ岳 神秘的な五百羅漢
釈迦ヶ岳から孔雀岳の稜線は奥駆道の難所の一つで、クサリ場や高度感のある岩場歩きがありアルプス気分を味わえる道となる。
鞍部より橡の鼻といわれる大きな岩を巻くようにして進
ピン付きの岩場を越してゆと左が数百m切れ落ちたすばらしい展望の岩場が現われる。
岩場からは目の前に恐竜の背のような岩壁が切れ落ちその向こうに七面山の南壁が屏風のようにそびえる姿を見ることが出来る。さらに尾根を進むと貝ずり
キレットに到着である。ここからの展望もすばらしいが足元に気をつけて通過し、岩の陰で山を守るようにに鎮座している仏像に手をあわせて孔雀岳に向かう。
緑の絨毯と倒木、枯れ木の道を快適に進み二つ程小さな峰を越すと、前方にこんもりとした樹林に囲まれた丘が現われる孔雀岳山頂である。
山頂は樹林に覆われ畳、三畳程で展望はあまりない。山頂を少し越えたところにちょつとした広がりがあり、足元より何百mの絶壁を覗くことが出来る。
こちらで少し休憩をとり食事は貝づりキレットで取ることにし、孔雀岳を後にする。


恐竜の背のような岩峰と七面山の南壁


孔雀岳への銃走路より帰り見た釈迦ヶ岳
孔雀岳への縦走路

前方に孔雀岳