八ツ淵の滝より武奈ヶ岳

山行日:2005年4月28日
天候:快晴
コース:ガリバー村⇒八淵の滝⇒スキー場⇒イブルキのコバ⇒武奈山頂
⇒北稜⇒スゲ原⇒広谷⇒八淵の滝⇒ガリバー村
メンバー:割り箸さん ノムさん ミーとマンさん 本人
(山の休日)

8時過ぎガリバー村の駐車場に車を止め、集金のおじさんに400円を払い登山準備をする。
天体観測のような建物の横を通り抜けて行くと登山者ポストがあり、八淵の滝への登山口となる。
登山者ガードがあるので必ず記入して投函しよう。

砂利道の平坦なコースをしばらく進むと八淵の滝案内板があり、ここで滝の位置関係を確認しておく、
本格的な登山コースはここより始まり、沢おとのを右下に聞きながら穏やかな道を5分程行くと
魚止めの滝 上部に着く。魚止めの滝へはクサリ場を20m程下ることになるので、帰りに余裕があれば
寄ることにし、さらに足を進めると大きな岩に過囲まれた大摺鉢である。
滝壺にある大きな岩に刻まれた文字が名前のいわれであるが私には読むことが出来ない。
登山口 八つ淵の滝案内板
大摺鉢 文字の刻まれた岩にて 小摺鉢の小橋
大摺鉢の左に付けられた大岩、小岩の道を足元に注意しながら
少し登ると小摺鉢に出、木の小橋を対岸に渡り屏風ヶ淵の沿い
を進む。道は少しづつ傾斜を増し、前方より大きな滝音が聞こえ
出すと貴船の滝左岸の急な登りになり
クサリ場も増えてくる。
滝手前で深く切れ込んだ谷をクサリをうまく利用して5m程急降下
し、岩に足場を見つけて急な流れを対岸へ渡る。さらに滝の右側
にある垂直の壁をクサリと岩の出っ張りをうまく使い、3点確保を
基本に10m程慎重に登ると滝の上部にで、ぐるりと廻りこんで滝を
上から覗くとすごい高度感である。

滝上部にある8畳敷きの岩で一服すると滝を登った満足感がメンバーの顔にも現われおり、今日の天気のように爽快な気分である。
休憩後、遭難碑に目礼し、沢沿いに付けられた道を軽快に進んで、V字谷手前で木で作られた小橋を渡り七編返しの淵右岸を登る最近はあまり人が通らないのか
わかりにくい部分もあるのでテープを確認しながら、左にバランスを崩さないようにして通過する。ここで八ツ淵の滝は終わりになるが、さらにこの先には幻の滝も存在
している。カラ岳への分岐を直進し、八雲ヶ原に向かう。途中に幻の滝への分岐があり、少し進んでみたが荒れて道が途切れており、滝からの水量も多いので 今回は
分岐戻り、石楠花の木で覆われた尾根道の急登をスキー場へと抜ける。
ロープウェイ、リフトの閉鎖で登山客やハイカーで賑わっていた八雲ヶ原も今は昔で、静かな湿原の戻り少しさびしいようなうれような変な感覚にとらわれてしまう。
七編返し淵右岸を登る 七編返し淵を行く 幻の滝への分岐 石楠花の登山道 スキー場跡
以前に何度も転んだスキー場横より武奈への登山道に入り、イブルキのコバ、コヤマノ岳への分岐を通過して、数年前に新設された最後の急な階段状の道を登り
山頂へ向かう。登山道の所々雪があるが、先週歩いた西南稜の残雪も少なくなり、山は緑に絨毯への衣替えが急激に進んでいるようだ。
快晴の山頂で、ご馳走のラーメンを食し、ゴールドブレンドでウム美味いと山の休日をみんなで味わう。
下山は北稜を下り、釣瓶岳への銃走路を細川超えで右に折れ、スゲ原へと進む。この付近には
大学の山荘やクラブの小屋などがあり、比良と最盛期にはこちらより武奈山頂を目指す人も多い。
湿地帯にに渡してあるも木道をリズムよく歩き、沢沿いのなだらかな道をだべりながら進むとやがて
ガリバー村方面とイブルキのコへの分岐広谷である。
広谷から道は斜面にトラバース気味についており、右に谷を見ながらの長い長い下りとなる。この道を
下ったり、登ったりする登山者は結構少ないので、静かな山歩きにはもってこいであるが、所々道が
わかりにくい場所もあり、マークを常に意識して進みたい。
雪の残る登山道 山頂にて 
長い下りを淡々と進み、このコースのシンボル的な大きな二股の杉を通過して、最後の急坂を下ると大摺鉢対岸でに出てくる。滝壺の流れにある岩を抱えるように
して渡り、朝残した課題である魚止の滝への下降をし、ちょっとしたスリルを楽しんだあと村に戻る。

帰路はいつも通り温泉行きでびわ湖畔にあるヤマトの湯で汗を流し男山に戻る。