西穂高岳

山行日:2003年10月4日
天候:晴れ
メンバー:ミーとマンさん・割り箸さん・自称カイチョウ本人
コース:新穂高温泉→西穂高山荘→独票→西穂高岳→西穂高山荘→新穂高温泉

副会長ミーとマンさんのリクエストより、今回の山行は7月に雨とガスで独票で撤退した西穂に決定し
午前13時30分に京都を出発する。登山専用車ミーとマン号は順調に距離を稼ぎ、高山経由で午前7時過ぎに
新穂高ロープウェイに到着する。槍の穂先をはるかに眺めることのできるすばらしい朝で迎えてくれたようである。


8時45分の始発に乗り、上の駅に向かう。窓からは笠から双六岳、穂高連峰、焼岳と見渡す事ができ
箱の中はまるで甲子園のアルプススタンドの賑わいのようである。
7分少々で穂高口に着く、気温は5℃程で あるがあまり寒さは感じない。駅付近は森林公園になって
おり、山に登らなくても北アルプス気分を味わうことができるようである。
公園の中に付けられた遊歩道を行くと西穂高の峰を背景に小屋がある、ここで登山計画を提出し
小屋横の登山道に入る。

穂高口駅から笠ヶ岳
山荘までは、ちょっとした登り下りを繰り返し約40分程で到着予定であるが、昨日不眠不休状態で車を飛ばしてきたせいか20分程歩くと
息切れ状態である。若い割り箸さんのみ元気で、ミーとマンさんも辛そうである。
オオシラビソとブナの樹林の間から見える穂高の峰や笠の勇士に励まされながらちょっとバテ気味で山荘に到着
西穂高の峰々 山荘への登山道 バテ気味で到着の西穂山荘
西穂山荘は年間営業の山小屋で、ここより上高地に下る人や焼岳、奥穂に縦走する人の重要な情報交換の場にもなっているようだ。
休憩をとった後、、小屋前から続く大石の登山道へと足を進める
白く大きい石と青空のコントラストが気持ちよく体も軽快である。
大石を登り切ると登山道は平坦になり、右に上高地、左に笠を見ながらのトレッキングなり前方にはこれから向かう西穂の峰が大きく
壁のように迫ってくる。
小屋前の大石の登山道 前方に西穂の峰々 眼下に上高地 まぶしい笠の稜線
独票への登りに入ると道はガレ場が多くなり、足元に気を配りながら進むことになる。ピークの手前では3点確保の部分も一部あり
油断は禁物である。快晴の下で到着した独票は空中庭園のように居心地がよく
前回の苦い思い出がうそのようである。


独票で満足のポーズ
空中に浮ぶ独票 奥穂へ続く峰
ピラミッドピーク 上高地、焼岳、乗鞍を望む
独票から西穂高へはけわしい岩場の道が続くき、足元に注意しながら進む。
まず独票からの急な岩場を慎重に下り、馬の背状の尾根道を3点確保しながらピラミッドピークに足を進める。先程の
独票までとは
道は大きく変わりのんびりと景色を味わう余裕はなく、目線は足元中心である。ミーとマンさんも、割り箸さんも慎重なペースである。
ピラミッドピークもすばらしい展望で、さらに前に進む勇気を与えてくれているようだ。
結構きつい岩場の登り 独票からの岩場を進むミーとマンさんと割り箸さん
ピークからは岩道を登り下りし、長い岩場を登り切ると目の前に奥穂の勇士が・・・西穂高山頂である。
槍、笠、吊尾根、眼下に上高地とすばらしい展望である。山頂で一服しながら今登って来た道を振り返るときの充実感はなんとも

言えないものがあるミーとマンさんも割り箸さんも山頂で味わう山の休日の大満足のようである
山頂にて槍をバックに 登ってきた道 はるかに槍の穂先 奥穂と前穂
山頂で今年最後の北アルプスの頂を堪能し、西穂高山荘まで一気に下る。山荘で名物のラーメンを腹に詰め込み最終のゴンドラで
新穂高温泉へ。