稲村ヶ岳


山行日:2001年9月27日
天候:ちょっと曇天
メンバー:ミートマンさん・どんぐり君・私
コース:母公堂⇒法力峠⇒稲村小屋⇒大日キレット⇒稲村山頂⇒稲村小屋⇒法力峠⇒母公堂

今回は稲村ヶ岳登山である。
10年ほど山歩きを続けているが大峰山系ははじめてであり、京都からのロングドライブも
まるで小学生の頃、遠足の前に感じたわくわく気分と同じで苦痛を感じない。
母公堂前の駐車場に車を置き、準備をしいよいよはじめての大峰山系入山である。
登山道は駐車場を少し戻った所より始まっており、登りはじめは鬱蒼とした樹林帯を歩く。
少し登るとすぐに 五代鍾乳洞との分岐に着く、通常はここを登ってくるようだ。
道はなだらかに続き休憩ポイントの法力峠までのんびりと歩くことが出来る。

母公堂
法力峠で小休止をし、稲村小屋を目指してさらに足を進める。道はよく整備されており歩き易く、さわやかな木々の間より
大日山の穂先が姿を見せ始めてくれる。ちょっと危険な場所には木製の橋や鎖があり安心してトレッキングを楽しめる。
高度が上がるにつれ道の両脇には笹が多くなり、高橋横手をすぎると稲村山荘のある山上ヶ辻だ。

五代鍾乳洞との分岐 大日の穂先 鎖場 安心感のある木の橋
山上ヶ辻には稲村ヶ岳への道と山上ヶ岳への道があり大峰登山の要所となっており
最盛期には大勢の登山者で賑わうそうだ。
ここで我々も休憩を取り、ちょっとした山の休日を楽しむ。
山上ヶ辻より稲村山頂まではおよそ40分ほどで、糸笹の道を気持ちよく歩き、岩峰を
巻くように進むと大日キレットに到着だ。
ミートマンさんもどんぐり君も大日キレットの迫力に圧倒されているようで、目が点になっている。
自然は我々が考えられないようなすばらしい感動を与えてくれる。

キレットからはちょっと急登になり足元に気をつけながら、石楠花の木々の間を進むと平坦地に出
そこより5分程で待望の稲村ヶ岳山頂である。
山頂は1725.9mで展望台があり、大峰の山々を一望することできる。
山頂でお会いした単独の登山者の方の話だと昨日はガスでなにも見えなかったそうであるが、
今日は弥山も大普賢も山上ヶ岳も私達に最高の笑顔をプレゼントしてくれているようだ。

稲村ヶ岳山荘
大普賢岳 山上ヶ岳 弥山
山頂での記念写真
山頂の展望台でダイナミックな展望を堪能し、次は大普賢に登る話で大いに盛り上がる。
時間が許すなら何時間、何日もここに居たいという衝動にかられ後髪を引かれる思いで下山をはじめる。
元来た道を山上ヶ辻まで戻り、山荘の前で簡単な昼食を取りながら再び山の話で盛り上がる。
山で山の友達と山の会話を楽しむ、これぞ私にとって最高の贅沢である。
母公堂までのんびりと下山し、洞川で会員の取り決めである温泉に入り京都に戻る。


はじめての大峰山行は天候にも恵まれ、いい山の休日を味わうことが出来た、最高!