比良武奈ヶ岳
正面谷より西南稜経由山頂


山行日:2021年10月24日
天候;晴れ時々曇り
メンバー:単独 山頂よりヨネちゃん同行

ルート:イン谷口トイレ前P(7:14)→青ガレ(7:53 7:56)→金糞峠(8:39 8:45)→ヨキトウゲ谷→中峠(9:37 9:45)→
ワサビ峠(10:17)→西南稜→山頂(10:59 11:27)→パノラマコース→八雲ヶ原(12:13 12:28)→ゲレンデ跡散策→北比良峠(13:07)
→大山口(14:29)→トイレ前P(14:38)
行動時間7時間24分 歩行距離12.0km

今年50回目の節目となる山歩きはやはり比良にしょうと午前6時に我が家を発進。
国道一号線、名神、湖西道路を順調に走り、イン谷口トイレ前駐車場に7時過ぎに到着。
すでに12.3台車が駐車しているものの余裕で場所を確保。


今日の目的は紅葉のチェツクとリンドウを再度愛でること!

準備を済ませてイロナモミジのトンネル、大山口を順調に通過! 
気温は高くないものの水場あたりで汗が吹き出だしはじめパーカーを脱いてTシャツになる。


トイレ前駐車スペース イロハモミジのトンネル 大山口

天空に青空が広がっているもののお日様からの攻撃はなく、前期高齢者の山休にしては順調な歩みが続く。
かくれ滝分岐、堂満ルンゼ分岐を過ぎ、得意の立休憩をすることもなく名物青ガレに到着。ここで一息。


堂満ルンぜ取り付きを左に見る 青ガレへと続く登山道 青ガレ

以前のようにスラスラとは登れないので、スタンス、ホールドをしっかり確認して三点支持の基本を守って高度を上げる。
途中のテラスからはひかり輝くマザーレイクを望める。


パチリとする花もほとんどなく、金糞峠へと続くガレ場を黙々を登る。
前方上部のV字に青空が切れ込むのが見えるようになるとまもなく金糞峠である。

駐車場を出てより1時間25分、最近の山休にしてはあっ驚くタイムかな!
青ガレ マザーレイク 金糞峠への登り
青い切れ込みが金黒峠 金糞峠 まだ咲いていたキッコウハグマ

金糞峠からは奥の深谷へ下降し、沢沿いの道を歩き牛コバへの分岐よりヨキトウゲ谷方面に足を向ける。
今日はコヤマノ岳南尾根コースを使用せず、中峠、ワサビ峠、西南稜を巡る予定で南尾根への小橋を右に見て通過。


今日のルートば武奈登山の王道と呼ばれており、30年程前に家族登山ではじめて武奈に登った思い出のルートでもある。
最近は南尾根ルートが一般化されるとともに、体力の衰えで年に1回か2回歩く程度になっている。

奥の深谷・・・分岐 牛コバ・ヨキトウゲ谷分岐 南尾根への小橋

沢沿いに続く道を小滝を楽しみながら緩やかに標高を上げてゆく。
歩く距離は長くなるが、南尾根ルートような辛い登りが無いので、腰に不安のある我が身には適しているかも!

最近は歩く方も少なくなっており、道は少し荒れぎみであるが、危険な場所は無い。
標高が高くなるとブナ林が美しく広がり、山シダの間を抜けると中峠となる。

ヨキトウゲ谷ルートは沢沿いの道を小滝を楽しみながら歩く
ブナ林の広がり シダの中をゆく 中峠

中峠付近の色付きは少し遅いようであると言うより急激な冷え込みで葉を落としているブナが多く心配である。
ワサビ平へ下降してゆくとようやく色付きはじめた木々が多くなりパチリ!でもまだまだかな!

もう少しグラデーションが欲しい ワサビ平

ワサビ谷をゆっくりと峠に向かって登り返してゆく。この谷は両岸が素晴らしい紅葉を見せてくれるのであるが・・・もう少し先のよう!
Y字の突き当りで左股のロープ場をエイコラと登るとワサビ峠となる。

流石に坊村からのメインルートとなり登山者の方が多く賑やかとなる。

美しい谷 ロープ場を登る ワサビ峠

リンドウを探しながら老眼と近視の目を左右に向けながら一つ目のピークへ登ってゆくも花は無し(蕾が少し)
登山道からそれて脇道を少し探してみるもミサイルのような蕾が少しあるのみ・・・残念!

気を取り直して一つ目のピークへ登り着くと、青空に浮かぶ西南稜がバッチリで久しぶりの姿に思わず声がでる。

二年ぶり歩く西南稜

久しぶりに歩く西南稜に気持ちの高ぶり抑えながら二つ目のピーク、大斜面を登ってゆく。
リンドウは先週のK先生のお話の通りに不作であるが、ここを歩けているだけでなんだか最高の気分である。

三つ目のピークで歩いてきた西南稜を振り返り・・・満足!満足!余は満足である。

快適な西南稜 大斜面を登る 西南稜を振り返る

山頂に着くとなんとヨネちゃんとバッタリ! 展望とランチをご一緒して後記念撮影。
秋冬対応で今回よりランチはカップ麺にしているのであるが、なんと箸を忘れているではないか・・・まだボケるのは早いで!
ヨネちゃんにお借りして一件落着・・・昼抜きにならずにありがとうです。

武奈山頂 釈迦岳と琵琶湖を望む 記念撮影

30分程滞在した後、コヤマノ岳ブナ原生林よりパノラマコースで八雲ヶ原へと降る。

ブナの原生林 元スキー場パノラマコース ちょつとだけ紅葉

八雲ヶ原はリンドウの見頃が続いており、西南稜での鬱憤を晴らすようにパチリ、パチリを繰り返す。
ゲレンデを散策していると、ななんと滋賀の花好き小春さんとバッタリ、金勝AP、正面谷に続いて3度目の遭遇となる。

山で知り合い、山で再会する・・・これも山の楽しみの一つである。

八雲ヶ原 石テーブル ここもちょつとだけ! 激写される小春さん
八雲ヶ原でで出会った花・・・リンドウ・ワレモコソウ・アカモノ・ヤマラッキョ・センブリ

北比良峠で先に降られる小春さんを見送ってマザーレイクと武奈をパチリ! 
今日は時間的に余裕があり、退屈なダケ道を色々な話をしながらのんびりと大山口へと下山。

ヨネちゃん、小春さん今日はありがとうございました。

マザーレイク 武奈ヶ岳 アリ地獄とラバース道にて

*PS・・・ヨネちゃんより写真を頂きましたので一部紹介させてもらいます。

◎ヨネちゃんの部屋へ
麓より比良ブルー コヤマノクラウン 快晴の武奈
北山AP白倉連峰 フクオクソウ 紅葉