比良武奈ヶ岳
武奈ブルーと秋の花を求めて神璽谷より頂きへ

山行日:2021年10月3日
天候:快晴
メンバー:単独
ルート:大津WP(7:33)→神璽谷→三角岩(9:24)→北比良(10:12)→八雲ヶ原(10:24 10:32)→イブルキルート→
武奈山頂(11:58 ランチ 12:32) →八雲ヶ原(13:13 散策 13:47)→奥の深谷→金糞峠(14:17 14:21)
→青ガレ→大山口(15:29)→大津WP(15:53)
行動時間:8時間20分 歩行距離13.2km

宣言の解除、台風一過の快晴、これは山に出かけなければと比良に出動。
武奈ブルーと二週連続で不発に終わっているダイモンジソウを求めて我が家を6時過ぎに発進。
名神、湖西道路を順調に走り、7時20分過ぎに大津ワンゲルPに到着。


準備をし、何時ものようにカマブロの滝に入山の挨拶。
腰と膝に抱えている爆弾が破裂しないように手を合わせる・・・よろしく!
沢沿いの道より釈迦岳分岐、神璽の滝下降点を順調に通過して渡渉点で小休止。

カマブロの滝 釈迦岳への分岐 神璽谷下降点

渡渉して右岸沿いの緩やかな道を前期高齢者のゆっくりぺースでいくつかの砂防ダムを越えてゆく。
突き当りの砂防ダムを再び渡渉しなおすと白ガレへと着きトラバース気味に通過。

*白ガレは勝手に命名している名前で正式名ではない。

渡渉点 再び渡渉 白ガレ

小さなロープ場より一度川原にでて、左岸の壁をヘルツように付けられいるルートを進むと比良明神の赤い鳥居に着く。
小さなロープ場 比良明神へ続く道 比良明神跡

比良明神からは神璽谷の核心部になる。
谷筋の右岸側に付けられた迂回ルートを進むと砂防ダムのロープ場となる。

以前は簡単に高度を上げられたが、今はロープに助けられててヨイショ!ヨイショ!登り切り小橋を慎重に渡る。
砂防ダム上部に出てさらに左岸を高巻いてゆく。


神璽谷本流・・・ここからが核心部 砂防ダム横のロープ場 小橋

再び本流へと戻り、北比良への道標三角岩へ岩の道を登りはじめると・・・
おぉ!今年初めて遭遇するダイモンジソウを見つけてテンションが一気に上がり始める。

これはアケボノソウも咲いているのではと目線をあちこちに配りながら登るも二頭は得られず。

再び本流 岩の間を登ってゆく 道標の三角岩

三角岩で休憩もそこそこに北比良への枝沢に入ると・・・両壁にダイモンジソウのオンパレード。
谷筋ルートの下の滝、上の二段滝廻りは白いてんこ盛りの花盛りである。
ここ数年では一番の咲き具合とザックより花用のカメラを出して撮影タイム。


40枚程撮影するも、帰宅後確認するとほとんどがピンボケであった・・・ガク! やっぱカメラより腕やで!

神璽谷を白く染めるダイモンジソウ

北比良へは谷筋ルートを遡上せず安全ルートの尾根筋を選択。
谷筋ルートに比べると危険な箇所は無いものの急登が連続し、前期高齢者、体力不足の我が身には結構きつい。
今日は得意の立ち休憩をせずに登り切るぞと気合を入れるも、休憩の誘惑に負けて何度も繰り返す。

ダケ道分岐までフウフウ、心臓ドキドキでなんとか登り切ってバッタン!

ほんま気合だけ、口だけのなにわのおっさんやで!いやおじんやで!
谷筋取り付きの滝 尾根ルート ダケ道分岐への急登

さあ!次は八雲ヶ原へとアリ地獄上部をトラバースして北比良よりくまさん道を降る。
山頂まで行けるかと腰と膝に相談すると『行けるんちゃうか知らんけど』と無責任な返事、ほな行くわと
花散策と湿原へは復路で寄ることにして石テーブルでストレッチ。


廻りに咲くセンブリとリンドウ、アキノキリンソウをパチリとしてイブルキノコバルートへ
トラバース道・・・ちょっとだけ近道 北比良峠・・・青空が広がる 八雲ヶ原
センブリ リンドウ アキノキリンソウ

イブルキノコバまでは山腹を巻くように水平道が続き快適に歩ける。
コバを過ぎると沢沿いの道となり、徐々に標高を上げてゆくが、この時期は花もほとんどなく我慢の登りが続く。

冬道分岐を過ぎるとブナ林が広がりを見せてホッとした気分にさせてくれコヤマノ岳との分岐に着く。


イブルキノコバ 沢沿いに続く道 ブナ原生林を歩く

今日の目的の一つである武奈ブルーは? 鞍部より見上げると青空のキャンバスに描かれた山頂稜線が!
これぞ期待していた武奈ブルーである。パチリ!

次は山頂を踏むのみと冬道を登りはじめると山仲間のかおりさん、そしてCuさんとバッタり遭遇!
久しぶりの再会に立ち話も弾む。お二人ともランチを八雲ヶ原でされるとのことで一旦別れて山頂へ。

コヤマノ岳への分岐(パノラマコース) 武奈ブルー 冬道最後の登り

二週間ぶりの山頂は雲ひとつない快晴! 展望写真をパチリ、パチリしていると山仲間のヨネちゃんが登って来られる。
グットタイミングの遭遇でランチをご一緒して至福の時間を過ごす。

記念撮影後、金糞峠から正面谷を下山されるヨネちゃんと別れて八雲ヶ原へ

記念撮影にはヤマレコのYさんもご一緒いただきました。
ヨネちゃん同様に比良の達人さんで、今回も広谷からバリルートで登って来られました。

武奈山頂 釈迦岳・琵琶湖展望 記念撮影

八雲ヶ原へはコヤマノ岳ブナ原生林より元スキー場Aコース跡のパノラマコースを降ることに。
秘密の場所に咲くエゾリンドウをパチリとして40分程で八雲ヶ原へ降るとかおりさん、Cuさんがのんびりされておられ一緒に花散策。


鞍部より武奈とお別れ エゾリンドウ パノラマコース
八雲ヶ原、湿原に咲くリンドウ・センブリ・ウメバチソウ

アケボノソウがどうしても気になり、神璽谷を降られるCuさん、ダケ道を降られるかおりさんとここでお別れして奥の深谷へ。
二ヵ所程橋が流されている場所があるももの沢沿いの快適コースであり、30分程で金糞峠へと着く。

JR小屋前のキタヤマブシもまだ元気に咲いておりビックリ!もう一ヶ月近く咲いており凄い頑張りだと感心!

快適な奥の深谷ルート 金糞峠 キタヤマブシ

5分程水分補給をして正面谷のガレ場を降り始めるとステーン、コロンを二度も尻もちをついてしまう。
下りは以前程の自信は無いもののまだまだ捨てたものではないと思っていたのであるが、身体は正直であった。
長い距離を歩いた後は相当バランスが悪くなっているようで急激にペースダウン!

無事アケボノソウをゲットできたものの
青ガレをへっぴり腰でソロリ、ソロリと通過し、大山口まで1時間以上かかってしまう。

正面谷上部のガレ場 青ガレ 大山口
正面谷に咲いていた花・・・ヤマトウバナ・アケボノソウ・アキチォウジ

先に下山されていたかおりさんとHSに向かう。
HSにはヨネちゃん、しーちゃんご夫妻もおられカキ氷を食しながら山談義の花が咲く。

山行中は腰の不安をそれ程感じなかったのであるが、翌朝は腰が重く起きれず。
次は短い距離、短時間の山行しか無理かな! 完