比良武奈ヶ岳紅葉ハイク
坊村より御殿山・西南稜・山頂・正面谷を巡る

山域:比良
登頂回数88回

山行日:2019年11月10日
   天候:晴れ(快晴)
メンバー:単独
ルート:坊村(9:17)→モミジのコバ(10:02 10:11)→御殿山(11:14 11:25)→西南稜→山頂(12:09 12:40)→八雲ヶ原(13:29 13:38)
→奥の深谷→金糞峠(14:12 14:18)→大山口(15:01)→イン谷口(15:16)    


紅葉・黄葉が見ごろを迎えているだろうと比良武ヶ岳へと向かう。
帰路の渋滞が恐ろしくて(先々週は帰宅に3時間を要する)二十数年ぶりにアクセスに電車・バスを使うことに。
7時45分発のバスに乗る為、自宅を早朝に出発。京阪電車で出町柳へと向かう。

バス停に着くと大勢の方がすでに並んでおられ行列の最後尾へと着地。
臨時バスが出るも座れず、ゆらりゆられてること約1時間登山口の坊村へと着く。
登山前の儀式を済ませるべくトイレに向かうも、ここにも大行列ができており出だしより20分以上のロスとなる。

明王院 曙橋がスタート 境内…修復炭で美しい 御殿山登山口

明王院の境内を抜け登山口より急斜面に続く登山道をゆっくりと登ってゆく。
無雪期にここを登るのは久しぶりでぺースが上手くつかめず、モミジのコバまでは我慢の登りが続く。
樹林の間に紅葉・黄葉が目立ちはじめて足の重さとは逆にテンションは上がり出す。


杉林の急坂 見上げると錦絵が 樹林の間に紅葉

御殿山登山口を出ておよそ45分、最初の休憩ポイントモミジのコバへと着く。
この辺りの紅葉は素晴らしく足も重くなっているので休憩がてらに撮影タイム・・・なんとキタヤマブシも咲いているではないか!

ここは山仲間の先輩木村先生が名付け親でまさしくの感じであると感心!
またCHIKAさんは日本庭園と呼ばれており苔むした石を眺めるとなにかホッとする気分になる。
自分は登山道に鎮座した石から腰掛石ポイントと呼んでいたのがセンスなしと冷汗!


モミジのコバ紅葉 日本庭園 トリカブト(キタヤマブシ)

御殿山支尾根北側斜面に続くとラバ―ス道を団体さんの後に続いて通過し、斜面をジグザグに登り尾根筋へと出る。
ここからは傾斜も緩くなり快適な道が冬道との分岐へ続く。途中の紅葉もきれいで少し登山道を外れてパチリ!

時間短縮の為、分岐より冬道を選んで少し登るも北側は日が当たらず紅葉は期待できないと思い直し夏道へ戻る。


尾根筋と広がる紅葉 冬道・夏道分岐

これが正解だったようで夏道に入ると紅葉・黄葉が広がり、時間を忘れてパチリの連続。
枯れ沢はまるで別世界のような空間になっており、絵本の中に入ったような錯覚にとらわれる…美しい!

青空のキャンパスに映える夏道の紅葉・黄葉
まるで絵本の世界…枯れ沢

たっぷりと色のグラデーションを満喫し、急坂をエイコラと登り冬道との合流点北山展望所に飛び出して一息。
北山連山をパチリとして樹林帯に続く登山道を抜け出て西南稜展望台の御殿山へと到着。

早出で朝食を抜いていたのでお腹がぺコリとなり10分間の行動タイムを取る


夏道・冬道合流点 北山展望 御殿山より望む西南稜

御殿山からは一度ワサビ峠へと下り、西南稜一つ目のピークへと登ってゆく。
ここからが坊村コースのメインエベントであり、天高く草原広がる快適トレッキングである。

足は少々バテ気味であるものの心は軽く気持ちよく歩いていると、なんと山の友人chikaさんと遭遇。
いつも素敵な笑顔で挨拶をして頂き感謝です。

ワサビ峠 西南稜 リンドウもにっこり

三つ目のピーク大斜面を何度も立休憩をしやっとこさでクリア。遭難碑に手を合わせて吊尾根を渡り武奈山頂に立つ。
快晴の山頂は360度の展望が広がり、北山、琵琶湖を越えて鈴鹿連山はもちろん遥か北東には老眼、近視の目では山座同定できないものの
白山から中アルプス、御嶽山まで望めているようだ…至福の山頂である。

大斜面 賑わう山頂 釈迦岳と鈴鹿連山

ランチタイムの主役はカップヌードル、脇役は最高の展望。食後は暖かいドリップコーヒーで至福の時間。
30分程山頂で過ごした後、コヤマノ岳との鞍部より武奈に別れを告げて紅葉の期待できるイブルキのコバへと下ってゆく。

鞍部からの武奈ヶ岳 コヤマノ岳分岐 冬を待つブナと登山道

イブルキのコバ沢ルートまで下ってくると予想通りに木々が見事なコントラストを絵がいてくる。
カメラ片手に何度もパチリを繰り返しイブルキのこコバを通過して八雲ヶ原石テーブルで小休止。

イブルキのコバルートの紅黄葉

女性登山者の方にイン谷のバス時間をお訪ねると15時25分が一番早い便ですよと教えて頂く。
このままダケ道を下ると早く着きすぎてしまうのでもったいなく奥の深谷を巡り、金糞峠経由、正面谷から下山することに!

八雲ヶ原 ゲレンデ跡 高層湿原

高層湿原に寄り道をしてから沢沿いの道を行くと先生やヨネちゃんの情報通りに見事な紅葉、黄葉の連続となる。
降り注ぐ西陽に木々が幻想的なグラデ―ションを奏でてくれる。 こちら廻って正解正解と自己満足で自然に顔がほころぶ!
なんと…この沢沿いのコースだけで50回程シャッターを押したようである。

奥ノ深谷沿いの紅黄葉

金糞峠で一息入れたあと青ガレまで一気に下り、金糞滝と隠れ滝に寄り道をして大山口に下山。
イン谷口15時25分のバスに乗り比良駅のHSでコーヒータイム。


数分前まで山仲間のヨネちゃんおられたとのことで会えず残念! 16時23分の電車に乗り紅葉登山を終える。

金糞峠 正面谷を下る 青ガレ
金糞滝 隠れ滝 大山口